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ジューハチヤ(十八夜)☆観音様への御願の仕方【2019年2月16日更新】

ジューハチヤ(十八夜)☆観音様への御願の仕方【2019年2月16日更新】
「ジューハチヤ(十八夜)」は、観音様とご縁のある「縁日」に行う観音様への拝み行事です。観音様は子どもの守り神様とされ、現代でもこのジューハチヤ(十八夜)に拝む家庭は多いですよね。

 

特に沖縄では「正五九月」と呼ばれる、一月・五月・九月は忌むべき月とされ、お祓いの意味合いもあります。

 

「縁日」の御願と言えば、関帝への御願行事である「ジューサンヤ(十三夜)」もジューハチヤ(十八夜)と並んで馴染み深いです。関帝は商売繁盛など、金銭面での御利益があるとされてきました。それぞれ床の間に祀る家々では、ジューサンヤ(十三夜)やジューハチヤ(十八夜)に御願を行います。

 

子どもの健康を祈るために行う家庭の多いジューハチヤ(十八夜)の御願、親心としても、ぜひ丁寧に風習に倣って行いたいですよね。そこで今回は、子どもの健康を祈る、観音様への十八夜拝みでの、お供え物や拝み方をお伝えします。

 



 

【沖縄の御願】十八夜拝みは観音様への感謝☆
基本の拝み方

 

十八夜拝みは全ての家ではない


ジューサンヤ(十三夜)が「関帝」様を祀った家の風習であるように、ジューハチヤ(十八夜)もまた、清明祭や旧正月のような、沖縄のほとんどの家々で行われるものではありません

 

【 ジューハチヤ(十八夜)の御願をする家とは 】

 

① 床の間に観音様を仕立てている家庭では、一月・五月・九月のジューハチヤ(十八夜)は、日ごろの感謝を込めてお供え物をし拝みます。元々は門中を守護している神様が観音様であったために、床の間に観音様を祀っていました。

 

② また、関帝がジングトゥ(金銭)の神様として信仰されるように、観音様は子育ての神様として信仰されています。そのため、現代でも病弱な子どもが元気になるために、御願をする家庭も多いです。

 

③ 「子年」に子どもが生まれた家は、観音様を祀ると良い、とされています。

 

また、沖縄の神様と通信ができるとされる「ユタ」の方々も、天から指導をされる「チヂ」の導きにより、自分の観音様を仕立てるケースがあります。

 

 

一月・五月・九月(旧暦)は厄払い


ジューハチヤ(十八夜)やジューサンヤ(十三夜)の御願は、特に「正五九月」に丁寧な御願をします。これは、正月(一月)・五月・九月は禍(=災い)を避ける月とされてきたためです。

 

厄払いのために床の間に祀る神様へ御願をするのですが、実は日にちによってさまざまな神様が割り当てられています。そのなかで十八日が縁日に当たるのが観音様となり、ジューハチヤ(十八夜)の御願をします。沖縄では観音様がポピュラーなのですね。

 

【 ジューハチヤ(十八夜)の拝み 】

 

★ 家に祀っている観音様を拝むのが一般的ですが、子どもが病気であったり、相談したいことがある家は、この時期に地域の観音堂へ、観音拝みをしに行くことがあります。

 

・ 全国的に最も有名な沖縄の観音堂と言えば、那覇市首里にあります首里観音堂(慈眼院)です。また、あまり一般的ではありませんが、観音巡りをすることもあります。今では特に観光客の方などが巡ることも多いです。

 

観音巡りでは沖縄には観音堂がさまざまありますが、那覇市首里の「首里観音堂(慈眼院)」の他、沖縄県南部は斎場御嶽もある南城市、奥武島の「奥武観音堂」、北部では名護市久志の「久志の観音堂」などなどがあります。
 
子どもの様子が気になる方は、手を合わせるだけでも良いので訪れてみてはいかがでしょうか。
 
本格的な御願方法や沖縄の観音堂のお話になると、お伝えすることがたくさんあります。
 
また別記事「観音巡りで子どもに御加護を☆沖縄にある観音堂」や「観音巡りで子どもを守る☆観音様の特徴や拝み方」でお伝えします。

 

 

ジューハチヤ(十八夜)で供える、ウサギムン(お供え物)


ジューハチヤ(十八夜)でも、従来の沖縄の御願同様、お供え物(ウサギムン)が必要です。

 

【 ジューハチヤ(十八夜)でのウサギムン(お供え物) 】

 

・ お酒
・ 花米(生米=洗っていないお米)を、左右に一対
・ 洗い米(生米を七回すすいだお米)を、花米の中央に一皿
・ 果物(りんごやバナナなどを盛り付ける)

 

ヒラウコー(沖縄線香)はタヒラ半(二枚半=日本線香12本と3本)を拝してください。また、地域の観音堂へ出向いて御願をする時にも、ウサギムン(お供え物)を持って行きます。
 

【 観音堂でのウサギムン(お供え物) 】

 
☆ 屋外の神様への御願になるため、ビンシー(瓶子)を用いる家庭が多いです。
 
《 ビンシー 》
 
・ お酒(奥側の左右に徳利のお酒、中央に盃のお酒)
・ 花米(生米=洗っていないお米)を、左右に一対
・ 洗い米(生米を七回すすいだお米)を、花米の中央に一皿
 
《 その他のウサギムン(お供え物) 》
 
・ 果物の盛り合わせ(りんごやバナナなどを盛り付ける)
・ ウブク(炊いたご飯)
・ まんじゅう

…など。

 
…とは言え、観音堂によってウサギムン(お供え物)が違うこともあります。家庭での御願であれば、「ビンシーと饅頭」「ビンシーと果物の盛り合わせ」などと決めても良いのかもしれません。最も多いのはビンシーと果物の盛り合わせです。

 

 

沖縄での御願、ちょっとした勘違い


昔から沖縄の御願に慣れ親しんだ方々なら当たり前のことですが、例えば、本州出身の方など、沖縄の御願に詳しくない方々に多い「ちょっとした勘違い」もありますので、少し触れておきます。

 

【 ジューハチヤ(十八夜)と御先祖様への御願の違い  】

 

★ 沖縄の信仰として、ヒヌカン信仰と言われるいわゆる「八百万の神様」の存在と、先祖崇拝のふたつがあります。

 

・ お盆などご先祖様に拝む際には、天国のお金「ウチカビ(打ち紙)」が燃やされますが(煙にして天国へお金を届ける意)、神様には必要ありません。神様へ送るお金は、半紙を三枚重ねて縦半分に折り、横四つに千切った「シルカビ(白紙)」を用いてください。

 

 
またヒラウコー(沖縄線香)を供える本数ですが、人や地域、さらには拝所(うがんじゅ)や御願の目的によってさまざまあるために、一概に決まっていないのですが、覚えやすいひとつの目安があります。それは、「神様へはタヒラ半(二枚半)、御先祖様へはタヒラ(二枚)」です。
 
特に家庭でヒヌカンやお仏壇へ御願をする時には、この本数が多いので、覚えるための目安として、役立ててください。

 
 
 
いかがでしたでしょうか、今回は「正五九月」、一月・五月・九月の十八日に行われる観音様への拝み、「ジューハチヤ(十八夜)」について、少しお伝えしました。最近は観音堂巡りのツアーを行う方もしばしば見受けます。
 
沖縄では観音様にまつわるお話も多く伝えられ、「観音様は星から生まれた」と言う方も少なくありません。先手観音様、正観音様など、「自分の観音様」を祀る方もいることは、沖縄らしいのではないでしょうか。
 
「ジューハチヤ(十八夜)」と本文中ではお伝えしてきましたが、「十八夜祭り」と言う家もあり、月が昇る頃に沖縄では御願を始めることから、「星拝み」と伝える方も見受けます。
 
ぜひ、ジューハチヤ(十八夜)では果物をお供えして、キレイな星空を拝んでみてはいかがでしょうか。子育てや家族の健康に不安があれば、観音堂巡りも良いかもしれません。観音様を前にして、惹きこまれる方々は意外に多いです。

 

 

まとめ

ジューハチヤの観音様拝みのポイント

・主に観音様を祀っている家で行われる
・観音様は子どもの守護神としても信仰が厚い
・「正五九月」(一・五・九月)の十八日に行う
・地域の観音堂へ拝む家庭もある
・観音堂によってウサギムン(お供え物)が違う
・多くは花米、洗い米と果物の盛り合わせを供える
・子どもの特別な祈願事があると観音堂巡りもする

 



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