ハーレー大会は昔ながらの沖縄の漁船、「サバニ」に12人前後の乗組員が「カイ（貝）」で力を合わせて漕ぎながら、その速さを競う伝統競技ですよね。

沖縄県各地で一大行事になっているだけではなく、那覇ハーリーなどは全国イベントとしても定着しています。

那覇ハーリーは観光行事にもなっていて、新暦に合わせているため、毎年GW中の新暦5月3日～5日前後で行われますが、その他の地域ではこれからです！

そこで今日は、新暦では6月以降、沖縄県各地で行われるハーレー（ハーリー）大会について、スケジュールと共にお伝えします♪

2019年ハーレー大会スケジュール☆
地元行事を楽しむ

ハーレー（ハーリー）大会はユッカヌヒー

冒頭でお伝えしたように、那覇ハーリーは観光客向けに変化していることもあり、新暦5月3日～5日に掛けて行われますが、現代も地域に根付いている他地域では、伝統的な旧暦行事です。

本来は旧暦5月4日、「ユッカヌヒー（四日の日）」に行われる「海神祭」で、海の神様へ向けて漁師や町の人々が、一年の安全な航海を祈願するために行います。

本来はユッカヌヒーの7日前に当たる、旧暦4月27日（新暦2019年では5月31日）の「ハーレー鉦」が鳴り響くまで、「海ドゥミ」が行われるために、この後から大会へ向けた練習が始まります。

ただ現代では、それぞれの家庭のスケジュール調整も難しいために、5月下旬頃から、沖縄の各港で練習が盛んです。

地域のハーリー大会で有名な「糸満ハーレー」

沖縄県の漁師町と言えば、糸満ですよね。今は新しく生まれ変わる計画があるために閑散としていますが、糸満漁港に広がる「糸満公設市場」も、観光名所のひとつでした。

漁師町糸満では旧正月の二日には今でも、伝統的な旧暦行事、「フナウクシ（船起こし）」が行われることでも知られています。

漁港近くでは伝統的なハーレーの歌、「ハーレー歌大会」も毎年行われ、休憩時間には毎年、スイカとガチョウが漁港に放たれます♪

すると、見学者が次々と海へダイブ！スイカやガチョウを捕まえ、家に持ち帰るのですが、「ガチョウ？」と驚く方もいますよね…。

ガチョウは丘に上がった後、引き取ってくれる業者もいるので、どうぞ安心して、思う存分（笑）捕まえてください。

奥武島のハーリーは、飛び込みスタート！

サバニの速さだけではなく、「クンケーラーシー（サバニをわざとひっくり返し、元に戻してまた走る）」など、あらゆるハーリー（ハーレー）競技を見ることができる地域が、奥武島の海神祭です。

橋の上から飛び込むところから始まる競技など、地域の人々のハーリー（ハーレー）は一見の価値アリ♪

奥武島は島ですので、東西の2チームに分かれて競います。

7種目の競技が行われるハーリー（ハーレー）の他、有志のチーム同士で競う（仕事仲間や友達など）職域ハーリーも行われます。

週末開催♪相撲も行う港川ハーレー

糸満ハーレーと共に良く知られているのが、港川ハーレー♪港川ハーレーも例年旧暦5月4日のユッカヌヒーに行われてきましたが、昨年から日にちをずらして行うようになりました。

ですので、糸満ハーレーや奥武島ハーリー（ハーレー）を見る、参加した後でも、両方の大会を楽しむことができますね(*^_^*)

港川ハーレーの特徴は「角力大会」…、相撲大会が行われる点ではないでしょうか。

昔ながらの沖縄の人々の娯楽には、先日お伝えした「牛オーラセー（闘牛）」やこの「ハーレー」の他に、角力大会（相撲大会）も、良く行われてきました。

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦5月4日のユッカヌヒー、新暦2019年では6月6日（木）に控えたハーレー（ハーリー）大会のスケジュールを、豆知識とともにお伝えしました。

ちなみに「ハーレー」と「ハーリー」は同じ意味合いで、「ハーリー」は地域性が強い呼び名です。

今回は良く知られるハーレー（ハーリー）大会を三つ、お伝えしましたが、この他にも沖縄県各地の海岸でハーレー大会が行われます。

海の安全祈願のためのハーレー（御願バーリー）は旧暦5月4日に行っても、ハーリー大会は後日行う地域も多く、浜比嘉島では浜漁港が6月23日、比嘉漁港が30日の開催です。

6月は各地のハーレー（ハーリー）大会を楽しんでみてはいかがでしょうか(*^_^*)

まとめ