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法要を執り行う。施主が進めるべき7つの準備とは

法要を執り行う。施主が進めるべき7つの準備とは
法要を執り行うと言っても、初めての施主となれば戸惑いますよね。普段の会食などとは違い、冠婚葬祭でも重要な法事では、マナーも軽視する訳にはいきません。

 

法要と言えば、故人が亡くなって間もない初七日や四十九日の他、一周忌や三回忌などの年忌法要などもあります。この際、多くの法要のなかには家族のみでひっそりと行うものもありますが、親族や知人友人、大勢で執り行うものも数多いもの。

 

気心知れた家族のみの法要では、電話などで打ち合わせをしたりと、割とスムーズに事が進みやすい側面もあるのですが、大きな法要となれば人数が多いだけに、段取り良く進めることが大切。

 

初めての法要なら、準備の流れと段取りを知り、スムーズに進めたいですよね。そこで今回は法要を執り行う時の、事前準備を時系列でお伝えします。

 



 

法要を執り行う。
施主が進めるべき5つの準備とは

 

法要の準備、始める時期


法要や法事の準備を施主が進めるなら、2ヶ月前から始めると余裕もありスムーズ。初めての法要であれば、時系列でやらなければならない事をチェックすると、漏れがありません。

 

【 法要の準備、2ヶ月前 】

・ 日程と場所を決める(会食まで配慮して決定)
・ 寺院と連絡(読経や会場もお願いするなら、その相談)
・ 招待客をまとめ、案内状を作る
・ 献杯が必要なら、お願いする

 

…これが一連の法要の進め方ですが、納骨などの法要であれば、納骨室の扉であるカロートの開閉のために、石材店にも相談すると安心です。

 

 

日程の決め方


法要の日程決めですが、基本的には一周忌などの決められた日取りに執り行うのが理想的。ただし法要時に集まるには、集まりやすい週末などが良いものです。

 

【 法要の日程決め 】

■ 全国的な法要の日程は、決められた日取りよりも前の週末が一般的。ただし沖縄では、その日取りより後の週末が良いとされています。

 

とは言え、現在では故人を偲ぶ親族や知人・友人が集まりやすい日取りを最優先に選ぶケースが増えていますので、ここは親族や家族、寺院と相談しながら、皆で決めて行くのも一案かもしれません。

 

 

寺院に読経の相談をする


日程が決まったら、まず寺院に読経の相談をしてください。霊園などであれば、施設に相談すると僧侶を紹介してくれることも多いです。

 

【 僧侶と日程を調整する 】

■ 僧侶に読経の依頼をし、会食を寺院で行いたい場合には、お部屋の確認も一緒にしてください。僧侶には会食の参加の可否も確認しておきます。

 

 

会食の会場を確保する


前項でも少し触れましたが、会食の会場は早めに確保しておくと安心。自宅であれば仕出しなど、料理をどうするかもここで決めてしまうとスムーズです。

 

【 会場を確保する 】

■ 参加者が確定するまでは大まかな人数になりますが、寺院や斎場、ホテルなど、大人数であれば尚更、早めに大きな個室を確保できると安心。この時、法要後の会食であることも伝えると、料理に配慮したメニューを準備してくれます。

 

沖縄では御三味二段重ね(沖縄の重箱料理)など、細やかな決まり事のある手料理を準備する風習もありますが、最近では仕出し料理を準備するケースも増えてきました。

 

 

法要の準備、一ヶ月前


法要の一ヶ月前になったら、参列いただきたい親族や知人友人へ案内状を送ります。ある程度大きな法要の場合には、案内状が便利ですが、少ない人数で行うなら電話でも大丈夫です。特に沖縄では電話での確認が多いのが特徴。

 

【 法要一ヶ月前の準備 】

・ 案内状を送付して人数を確認
・ 人数が決まったら、会食会場や仕出し料理店へ最終決定を伝える
・ 引き出物を準備

 

ホテルなどの会場で会食を行う場合、人数が溢れてしまうのが一番問題。そのため数人多く予約を取る方法もありますが、「最終的には何日前までの変更が可能か?」確認しておくと安心です。

 

引き出物も同じく、多めに準備をすると当日人数が増えても困りません。

 

 

お墓前で会食を行う場合


お墓前で会食を行う場合、シートを敷いて正座での法事も多くありますが、状況によってはパイプ椅子やテントの手配も必要。お供え用の長テーブルを準備することも多いので、外での準備も早くからの準備は不可欠です。

 

【 お墓前での会食準備 】

・ 長テーブル(お供え用)、パイプ椅子、テントの手配
・ 仕出し料理の場合には、料理の注文

 

シートを準備して正座する場合にも、親族のなかには膝が悪い方々がいることも…。当日の法要の様子を伝えて、正座が難しいかどうかを確認したら、いくつかの椅子を多めに準備しておくと配慮が行き届きます。

 

 

法要前日の準備


法要前日には当日持って行く物と、当日の流れの最終チェックをしておきたいところ。施主の挨拶があるなら、簡単でもその文面を紙に書いておくと、慌てずに挨拶ができます。

 

【 法要前日の準備 】

■ 持ち物チェック

・ 主な持ち物は僧侶へ渡すお布施、供え花、お供え物の他、位牌や遺影、引き出物などがあります。

 

前日には改めて人数の最終チェックを行い、丁寧な方は僧侶や献杯をお願いする方へひと言挨拶の電話を入れることも…。相手との関係性で決めてください。

 

 

いかがでしたでしょうか、法要に参列することは多くても、施主として初めて法要を進めるとなると、何だか複雑で気も重くなりがちです。そんな時にはまず、やらなければならない事をリスト化し、時系列で並べるとイメージも付きやすくなるはず。

 

ただでも忙しい昨今、特に四十九日など、まだまだ故人が亡くなって日が浅いうちは、「何が何だか分からないまま…。」法要の準備を進めることもしばしばあるもの。

 

お墓を建てた場合には霊園などの施設、菩提寺があればその住職さん、親族や隣組などのご近所さん、などなど…。少し冷静になって視野を広げれば、相談に乗ってくれたり、アドバイスしてくれる方々は案外たくさんいます。

 

一人で抱え込まず、素直に相談しながら、ひとつひとつの法要をこなしてください。

 

まとめ

施主が行う法要の準備

・法要の二ヶ月前から準備を始める
・日程は参列者が集まりやすい日取りが多い
・一ヶ月前になったら人数をある程度確定する
・お墓前での会食でも、テントやシートの手配が必要
・法要前日は、挨拶と持ち物チェックをする

 

 



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