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お墓を永代供養にして思い出の地に…。遠方に建てる選択

お墓を永代供養にして思い出の地に…。遠方に建てる選択
お墓の永代供養が広まるようになり、選択肢も多様に増えてきましたよね。お墓の永代供養とは、子や孫に代わり墓地管理者が、遺骨を永代に渡り供養してくれる制度(サービス)を差しています。

 

墓地管理者が永代に渡り供養をしてくれるので、無縁墓になる心配がありません。そのため、少子化などで深刻化している継承問題の、ひとつの解決策にもなっています。

 

ただ、お墓も永代供養を付加できる霊園があることは、あまり知られていません。世間ではまだまだ「永代供養」と言えば合祀供養をイメージする方も多いですよね。

 

そこで今回は、お墓の永代供養の基礎知識とともに、思い出の地に永代供養墓を建てた体験談をいくつかお伝えします。お墓の永代供養で、選択肢も広がるかもしれません。

 



 

お墓を永代供養にして思い出の地に…。
遠方に建てる選択

 

お墓の永代供養とは


冒頭でお伝えしたように、現在世間で広がっている「永代供養」のイメージは、遺骨を合祀墓などに合祀供養を行うイメージが強いですよね。実際に合祀供養をして、他の遺骨とともに供養をすることを差す墓地もあります。

 

けれども現在では、お墓に永代供養の「サービス」を付加したものもあり、これを「永代供養墓」と言う墓地も多いです。最近の民間霊園などでは、「全てのお墓が永代供養墓」と言うケースも多いのではないでしょうか。

 

【 お墓の永代供養 】

 

★ もともと継承者がいない永代供養墓の場合、十五回忌・三十三回忌・五十年など、契約時に年数が定められ、その年数が過ぎると合祀墓に合祀供養される霊園が多いです。

 

・ また、先祖代々墓や門中墓(沖縄)などの累系墓(お墓)にも永代供養は付加できます。後継者がいなくなった後、何年(契約や霊園により異なります。)か経った場合、合祀墓に合祀供養される事例です。

 

お墓の永代供養と聞くと、永代に渡りお墓が残るものだと思う方も多いのですが、実際には永代に渡り遺骨の供養はされますが、お墓が残る訳ではありません。

 

ただ、三十三回忌など、契約時に確認した一定の年数が経った時、継承者がいて契約の更新がされない場合には合祀墓に改葬されますが、永代に渡り供養されるため、無縁墓になる心配はないのです。

 

 

故郷のお墓を永代供養


今では難しくなっているケースが多いですが、昔ながらの家墓(先祖代々墓など)や沖縄の門中墓など、個人所有の墓地や家の裏山などに建つお墓もありますよね。

 

このようなお墓の場合、代々継承して常にお墓の管理をしていないと、あっと言う間に草木も多い茂り、管理だけでも大変になってしまいます。そんな昔ながらの故郷のお墓こそ、今では継承問題が深刻化してきました。

 

【 故郷のお墓を永代供養 】

 

★ お墓の管理自体は、お墓の掃除代行やお墓参り代行などのサービスもありますが、常に遠方に暮らしているのなら、毎回お金を掛けて代行を依頼する訳にも行きません。

 

・ そこで、個人の土地に建つ代々墓を一度墓じまいして霊園に改葬(お墓の引っ越し)し、お墓に永代供養を付加する事例が増えています。

 

お墓自体の掃除は個々の責任ですが、霊園自体は管理者が常に掃除をしています。お墓の区画に砂利を敷き詰めたり、床に石材を使用することで、草木が茂ることも防げるので、より管理がしやすくなるのです。

 

また、お墓の永代供養を請け負っている霊園でも、お墓参り・掃除代行を請け負ってくれたり、業者と提携している施設も見受けます。

 

 

大好きな地で、お墓の永代供養


終活の広がりとともに近年増えているのが、大好きな思い出の地にお墓を建てるケースです。子や孫に代々継承してもらう必要がない永代供養だからこそ、好きな場所にお墓を建てることができます。

 

【 思い出の地で、お墓の永代供養 】

 

★ Bさんは中小企業の会社社長を勤めた後、現在は会長の役職に立っているため、都心から離れることができません。ただ現役時代から、毎年離島へ家族で旅行を楽しんできました。

 

・ 「せめて自分亡き後は、優雅に海を眺めてのんびりと過ごしたい…。」と終活を始め、毎年訪れていた離島で霊園を探し、お墓の永代供養の生前契約を行ったのです。

 

家族も納得し、「もしもお父さんが亡くなっても、毎年今まで通り旅行に行ってお墓参りをするよ。」などと言ってくれます。もしも毎年行けなくとも、お墓の管理や永代供養があるので安心です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回はお墓の永代供養を理解することで広がる、いくつかの選択肢をお伝えしました。お墓の永代供養を付加すれば、「遠方だからお墓を引き継ぐのは難しい…。」と言う悩みも解決します。

 

お墓の永代供養は購入時に支払う施設が多いですが、霊園にお墓を改葬(建てる)場合、毎年の管理費用を納めなければなりません。ただこれも、施設によって価格差はありますが、年間1万円以内が多いです。

 

特に民間霊園では、お墓の永代供養に力を入れている傾向があります。自由度も高いため、ごくごく小さなお墓で50万円前後の永代供養墓から、従来の数百万のお墓に永代供養を付加するものなどさまざまです。

 

お墓の永代供養を検討する場合には、金額と合わせて合祀埋葬されるまでの年数も確認してください。契約更新ができるプランが多いですが、継承者がいなくなった場合など、何年後に合祀埋葬されるのかで金額も大きく変化します。

 

 

 

まとめ

永代供養でできる選択肢

・管理者が永代に渡って供養する
・合祀供養=永代供養ではない
・従来のお墓に永代供養を付加できる
・遠方のお墓の継承問題も解決
・思い出の地にお墓を建てることもできる

 



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