おひとり様の老後を見守る☆家族ができる5つのサポート
おひとり様の老後暮らしは、本人の不安はもちろんのことながら、遠方で暮らす家族にとっても心配が多いですよね。それでも、自分達にも仕事や暮らしがあるために、なかなか身近でサポートできない家庭も多いです。
ただこれは、超高齢化社会になっている現在、多くの家族で起きている社会問題にもなっているため、おひとり様の老後を、遠距離で暮らす家族がサポートできるサービスや制度が見られるようになりました。
これらのサポートや制度を知っているのと知らないのとでは、おひとり様の老後暮らしも、そのサポートも、毎日の快適さや便利さ、暮らし自体が大きく変わります。
そこで今回は、おひとり様の老後を見守る、遠距離で暮らす家族ができる、いくつかのサービスやサポート体制をお伝えします。
おひとり様の老後を見守る☆
家族ができる5つのサポート
こまめに連絡を取る
まずは、遠くに暮らす家族が日頃から気にしておきたい基本は、こまめに連絡を取って、様子を伺うことです。昔からの基本的な心得なのですが、現代ならではのいくつかの工夫もしてみてはいかがでしょうか。
【 おひとり様の老後を見守る、iphoneやスマホ 】
★ 現代のシニア世代は意外にも、iphone1やスマホ、設定さえすればLineやFaceBookまで使いこなしています。
・ せっかくなら誕生日プレゼントなどを機会に、タブレットなどを贈り、連絡を密にしてみてはいかがでしょうか。その際、ぜひおすすめしたいアプリが、FaceTimeです。
「FaceTime」とは、wifiで繋がっている家であれば無料で通話できるツールで、通話時には顔を見ながら話すことができます。より身近に子どもを見せたり、お互いの暮らしを感じやすく、おすすめです。
さらに顔越しに部屋の様子も見てとれるので、掃除が追い付いていないな…、などなど、暮らしぶりを把握することができます。
両親のかかりつけ医と連携を取る
おひとり様の老後をサポートする家族にとって、真っ先に把握しておきたい事柄と言えば、体調ではないでしょうか。そこで、より意識して連絡を密に取りたいのが、両親のかかりつけ医です。
【 おひとり様の老後、地域との連携 】
★ 遠方に住んでいると、どうしても両親の状況は把握しきれません。そこで最も頼りになるのがかかりつけ医さんの存在です。
・ もしも元気で、日ごろ総合病院を時々利用している程度なら、小さなかかりつけ医さんがいないのであれば、一緒にかかりつけ医さんを探しても良いかもしれません。
その際、後々まで考えて訪問診療をしてくれる街のお医者さんがあれば、尚助かります。また、両親が通っている地域のサークルや講座、近所の友人知人の存在も把握しておくと、いざと言う時に役立ち、おすすめです。
一度はきちんと面識を取っておいて、電話番号に登録しておくと、安心ではないでしょうか。
地域の福祉サービスを調べる
おひとり様の老後の暮らしでぜひ、調べておいてほしいのが、自治体が行っている福祉サービスの数々です。
介護が必要な方々はもちろん、自治体によっては「予防介護」として、元気なシニア世代の体調を定期的にチェックしながら、集まるものもありますので、ぜひ一度、役所などに出向いて、福祉サービスを確認してください。
【 おひとり様の老後、地域のサービス 】
★ 前述したような予防介護事業の他、訪問介護サービスや通所リハビリテーション、なかには定期的に安否確認に訪問する、地域の見守りサービスなどがあります。
・ 介護の必要がある両親なら、地域のエリアマネージャーと相談をして計画を立てることは一緒に行ってください。元気な場合でも、老人の一人暮らしであることを役所に伝えておくと安心です。
もちろん、おひとり様の老後では、本人が役所に相談に行くのが通例ですが、その際に同席して内容を把握したり、一緒に相談できるのが良いのではないでしょうか。
見守りサービスを利用する
金銭的なバランスから、地域の見守りサービスや介護サービス体制でも問題はないのですが、それでも心配…、と言うのであれば、民間企業が行う、おひとり様の老後に助かる各種サービスがあります。
【 おひとり様の老後、民間サービス 】
★ 前項でお伝えしたように、スマホを利用した場合には、スマホからいつでも安否を確認できる機能があります。
・ また、ガスのメーターやセキュリティー会社による室内の「人感センサー」で人確認、象印ではポットを利用した見守りサービスも見受けられます。
毎朝、コミュニケーターが電話をするなどの対話型の見守りサービスもあるので、両親の希望や傾向から選んでみてはいかがでしょうか。
おひとり様の老後を見守る家族の注意点
最後のサポートでは、家族が後々トラブルにならないための、お金についてお伝えします。状況や希望によっては、おひとり様の老後を見守る、サポートするにはそれなりのお金が掛かります。
大切な両親ですから、お金を出したい気持ちはあるかもしれませんが、小さなお金への不満や疑問が積もり積もって、いつしか後戻りできないような、家族間のトラブルにもなり兼ねません。
【 おひとり様の老後、見守りの注意点 】
★ そのため、極力両親に掛かる費用は両親のお財布から出すことを心がけてください。もちろん、そのお金の出し方を一緒に考えることは問題ありません。
・ 例えば、両親が持ち家であれば、持ち家を担保にお金を借りて、存命中は返済の義務がなく、死亡と共に持ち家を引き取る制度の「リバースモーゲージ」などがあります。
特に兄弟がいる場合には、これがきっかけで相続トラブルになるケースは多いです。兄弟で争うことは、両親も望まないはずですので、情とは切り離して、金銭面の工面を検討してみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は遠方で暮らす家族ができる、おひとり様の老後をサポートする方法と注意点をいくつかお伝えしました。現在では遠くにいても、多くのサポートができることに、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
見守りサービスの項では、見守りを目的としたものを中心にお伝えしましたが、その他にも、毎日の健康的な食事を届ける食事の宅配サービスなどもあります。
毎日食べているはずの食事が食べられず、何の音沙汰もなく何日も過ぎれば、配達員も当然不思議に思いますよね。特に高齢者向けの食事の宅配サービスであれば、意識している配達員も多いです。
このようなサービスであれば、食事の心配も解消され、一石二鳥かもしれません。実際に、おひとり様の老後暮らしをしている当事者に人気のサービスが、こちらの食事の宅配サービスです。
ぜひ、遠距離でも気になる部分をサポートできる方法を検討して、安心できるサポートをしてみてください。
まとめ
遠距離の家族ができる、両親のサポート
・スマホやipadを有効活用する
・地域の人々と連携を取る
・自治体の福祉サービスを利用する
・民間の見守りサービスを活用する
・両親のお財布から経費を出す
・食事の宅配サービスも有効