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キリスト教式の葬儀マナー。仏教式との6つの違い

キリスト教式の葬儀マナー。仏教式との6つの違い

キリスト教の葬儀は日本ではあまり多く執り行われてはいませんよね。けれども特に最近では、キリスト教の葬儀が増えつつあります。

 

皆様の中にも、仏教のお葬式だと思い込んで参列したら、キリスト教の葬儀だった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。このような経験がこれから、より増えてくるかもしれません。

 

宗旨宗派の自由に限らず、最近では故人の生前からの希望を汲むことも多く、家族葬や自然葬、時には0葬まで、さまざまな自由な葬儀スタイルが見受けられるようになりました。

 

訃報を聞いた際には、葬儀スタイルや宗旨宗派を確認してから、準備を進める方々が増えています。相手を敬うためにも、葬儀の意思に添った作法やマナーで参列したいですよね。

 

そこで今回は、キリスト教の葬儀に参列する際に理解したい、6つの事柄をお伝えします。

 


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キリスト教式の葬儀マナー。
仏教式との6つの違い

 

キリスト教の宗派の違い


仏教にも浄土真宗などいくつかの宗旨宗派があるように、キリスト教式の葬儀にもカトリックとプロテスタントがあり、このそれぞれの宗派をきちんと理解することは、相手への敬意に値します。そもそもの考え方から違うのですが、ここでは表面的な違いをいくつかお伝えします。

 

【 カトリックとプロテスタント 】

■ カトリックでは、聖職者は神父と呼ばれ、礼拝の歌は聖歌と言います。

・ 大きな違いは葬儀と告別式が別々に行われること。葬儀では「ミサ」が行われ、言葉の典礼、感謝の典礼が行われることが挙げられます。

 

■ プロテスタントでの聖職者は牧師であり、礼拝の歌は賛美歌と呼ばれます。

・ プロテスタントのお葬式は、葬儀と告別式をひとつにしたもの。パイプオルガンによる演奏と、牧師の説教前に故人にまつわる、略歴や在りし日の姿などを伝えることも、印象的です。

 

 

キリスト教における、死の考え方


仏教において死、死人は不浄なもの。遺族が供養を続けることにより、弔われるものですが、キリスト教の葬儀においての死の考え方は異なります。さらに、仏教でも浄土真宗の考え方が違うように、カトリックとプロテスタントでも、考え方が違うのです。

 

【 宗派で違う、死への考え方 】

■ カトリックでは、死者は神に委ねる、と言う考え方があるため、故人の復活を願い、神へ祈りを捧げます。

 

■ 一方プロテスタントの考え方は、死者は神のもとで安らかになる、というもの。そのため、その安らぎへ祈りを捧げます。

 

仏教での「死」も含めて、この基本的な考え方の違いを理解すると、喪主やご遺族に掛ける言葉なども、おのずと変わってくるはずです。

 

 

本来、キリスト教の葬儀には「通夜」はない


日本ではキリスト教の葬儀にも「通夜」に当たるものが、それぞれの宗派で存在しますが、実は本来はキリスト教の葬儀には「通夜」の概念がないため、海外ではそれに当たる儀式がありません。

 

【 日本のキリスト教の葬儀での「通夜」 】

■ カトリックでは通夜の祈り、プロテスタントでは前夜式、と呼ばれるものが、仏教で言う通夜の役割を果たしています。

 

葬儀同様、歌の斉唱や聖職者のお話、献花(仏教ではお焼香)が行われますが、大きく違う点は、キリスト教の葬儀の会食(仏教では通夜ぶるまい)で、お酒がふるまわれないことくらいです。

 

 

キリスト教の葬儀では、「御花料」


これから参列するのがキリスト教の葬儀だと分かったら、準備段階から意識して進めなければなりません。最も間違えやすいのが、仏教のお葬式で言う「お香典」の準備です。

 

【 仏教のお葬式で言う「お香典」 】

■ キリスト教の葬儀では「献花料」と言います。不祝儀袋の選び方から、細かな部分で違いがあるので、予め理解してから用意をしてください。

 

・ 不祝儀袋は仏教のお葬式であれば蓮の花の絵柄でも大丈夫ですが、キリスト教の葬儀の場合には、無地もしくは百合の花や十字架の絵柄を選びます。

 

表書きは「御霊前」でも大丈夫ではありますが、予めキリスト教の葬儀と分かっている場合には「献花料」と書いて準備をする方が、より丁寧です。

 

 

仏式のお焼香に当たる、「献花」


「献花料」の表書きでも分かるように、仏教のお葬式ではお焼香をしますが、キリスト教の葬儀ではお焼香に変わって「献花」で故人に(神に)祈りを捧げます。この献花にもお焼香と同じく作法があるので、確認してから参列すると安心。

 

【 献花の方法 】

① 祭壇の近くには係りの方がいて、献花のためのお花を差し出してくれますので、その花を花を右手側、茎を左手側で添えられるよう、両手で受け取ります

 

② お焼香の場合と同じように、遺影に一礼をします。

 

③ 献花のために、受け取った花を祭壇に茎側が来る方向に回すのですが、この時、「時計回り」に回すと定められています。

 

④ 茎側にある右手は茎の下、左手は甲を下に向けて、ここで献花台へ置きます。

 

⑤ 献花を終えたら、お焼香と同じくご遺族と聖職者(牧師や神父)へ一礼をしてから、席に戻ります。

 

仏教のお葬式と同じく、この献花の一連の作法が確認できれば、まずは一安心ではないでしょうか。

 

 

お悔やみの言葉は伝えない


最後に仏教のお葬式に慣れている日本人が、最も間違えやすい作法が、キリスト教の葬儀では、お悔やみの言葉を伝えない、ということ。前述したように、仏教とキリスト教では、そもそも「死」に対する考え方が違うのです。

 

【 お悔やみの言葉を伝えない 】

■ カトリックのキリスト教の葬儀であれば…

・ 「ご遺族の上に、主の慰めがありますように…。」

 

■ プロテスタントのキリスト教の葬儀であれば…

・ 「安らかな眠りをお祈り申し上げます。」

 

…などの言葉掛けが安心です。また、このような決まった言葉をお伝えする前に、「お知らせをありがとうございます。」などのひと言があっても、良いかもしれません。

 

 

いかがでしたでしょうか、キリスト教の葬儀とは言え、お葬式ですのであまり深く考えずに参列する方々も多いのですが、やはりそもそもの「死」への考え方が大きく違うため、基本的な部分は理解したいもの。

 

日本人は無宗教とは言え、子どもの頃から仏教の風習が、自然と身に付いている方がほとんどですし、風習や作法を自然と身に付けている、と言うことは、少なからずもその価値観を持っていたりもします。

 

実際にキリスト教の葬儀で、それぞれの宗派での「死」への価値観や、牧師や神父の説教、聖書の朗読を聞きながら、価値観の違いに驚かれた経験がある方もいるのです。

 

本記事を参考にして、故人やご遺族への敬いの気持ちを表現するためにも、キリスト教の葬儀に倣ったマナーで参列してください。

 

 

まとめ

キリスト教の葬儀へ参列する時のマナー

・キリスト教にはカトリックとプロテスタントがある
・まずは宗旨宗派で違う「死」の考え方を理解する
・「前夜式」や「通夜の祈り」は日本独自の儀式
・仏教のお香典に当たる表書きは「献花料」
・お焼香と同じく、献花にも作法がある
・「死」の考え方に添った言葉掛けをする

 

 


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