沖縄で選ぶお墓、少ない費用で建てる5つの選択とは
沖縄でお墓を、少ない費用で新しく建てる方々が増えていますよね。ひと昔前までは、門中墓に入るのが一般的な流れでしたが、終活が広がった辺りから、自分が入るお墓への関心も高まってきました。
また、遺族も故人の生前の言葉や門中の方々との関係性、本人達は故人を門中墓へ入れてあげたくても、しきたりから断られたり…、それぞれの理由で沖縄でお墓を新たに建てるケースは多くあります。
そんななかで、終活であれば「亡き後のお墓にそんなにお金は掛けなくても良いのでは…。」と言う考え方や、遺族であれば突然のことで準備がなかったなどの理由で、沖縄のお墓を少ない費用で探している方も多いですよね。
そこで今回は、沖縄でお墓を少ない費用でも建てられる選択肢を、いくつかお伝えします。ぜひ参考にしてください。
沖縄で選ぶお墓、
少ない費用で建てる5つの選択とは
予算80万円前後から選ぶ、コンパクトなお墓
沖縄でお墓を建てる費用の予算が、100万円前後であるならば、しっかりとしたお墓を建てることができます。ただ、昔ながらの個人墓地で建てるには、足りないのが現状ではないでしょうか。
【 沖縄でお墓を少ない費用で、霊園のコンパクトなお墓 】
★ 近年では沖縄でも霊園のお墓が広まってきました。霊園は個々のスペースは小さいものの、個人墓地と比べると割安。注文住宅と建売住宅のような違いです。
・ さらに、お墓が並ぶ霊園の特徴上、多くの区画で狭いスペースだったりします。そのためお墓自体もコンパクト。
最もお金が掛かりやすい墓地スペースと墓石。霊園のお墓であればコンパクトなお墓だけに墓石も使用量に限りがあるので、料金も安くなりやすいです。
予算50万円前後から選ぶ、集合墓
沖縄の霊園ではお墓にもバリエーションがあるのが特徴。前項で「コンパクトなお墓」とお伝えしましたが、より価格を優先しながらもお墓を選びたいのであれば、「集合型」のお墓はいかがでしょうか。
【 沖縄でお墓を少ない費用で、集合墓 】
★ あまり耳慣れない「集合墓」ですが、プレート型の墓石が並んでいたり、ロッカーのように上下に集まっているような、ごくごくコンパクトなお墓が「集合墓」。
・ 施設によってさまざまですが、一例では契約時に一括で契約をし、一定年数は個別スペースにて永代供養をお願いでき、その年数を過ぎると、契約を更新するか、若しくは合祀供養されるプランが多いようです。
ごくごくシンプル且つコンパクトではありますが、従来のお墓と同じようにお墓参りや毎年の恒例行事、供養も大丈夫。
清明祭などの恒例行事では、お参りだけを簡単に済ませ、園内や周辺のスペースでウサンデーを行う様子も見受けます。
予算50万円前後から選ぶ、自然葬
さらに最近では、お墓にお金を掛けず、自分の理想を優先して「自然に帰る葬送スタイルを選びたい。」と考える終活の方々も増えてきました。また、安い予算ながら、より良い方法として選ぶ事例もあるのが自然葬。
【 沖縄でお墓を少ない費用で、自然葬 】
★ このようなケースで最も人気が高い自然葬が、樹木葬。樹木葬のプランは実にさまざまなのですが、一例では一定年数は個別スペースでの供養が期待できるプランがあります。
・ この例では、五年などの一定年数は個別スペースに納骨され、そのスペースに植樹を行うプラン。一定年数を過ぎると、大きな樹木の元へ合祀埋葬されるプランがほとんどです。
ここで注意をしたい点は、合祀埋葬をしてしまうと、遺骨を改めて取り出すことはできないこと。「改装のため、一度合祀埋葬された遺骨を取り出したい!」と、トラブルになる事例も多いので、注意して決めてください。
予算10万円前後で選べる、納骨堂
本州でも都心部を中心に、関心が高まっているのが納骨堂。納骨堂とは、遺骨を納めるスペースで、それぞれの個別スペースに遺骨を預けるため、仏壇などが鎮座されている施設が多いです。
【 沖縄でお墓を少ない費用で、納骨堂 】
★ この納骨堂であれば、墓地スペースはもちろん、墓石費用も掛からないのでごくごく低予算でお願いできるのが大きな特徴。
・ 価格帯も施設によってそれぞれですが、一例では10万円からお願いできるプランも。
ただし、この場合にも契約更新がなされなかった場合、一定年数を過ぎると合祀埋葬されるプランが多いのも、注意してください。
予算があまりない場合には、手元葬も
最後にもっと予算を少なくした葬送スタイルは、手元葬。これは沖縄でのお墓とはいきませんが、突然身内を亡くした場合など、準備ができていない場合には、手元葬も選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
【 沖縄でお墓を少ない費用で、手元葬 】
★ 実は近年、手元葬の選択が増えています。そのため、あらゆる業者で自宅に置いても美しく映える骨壺などが販売され、金銭的な問題だけではなく、悲しみを癒やすグリーフの意味合いでも選択されるようになりました。
・ 遺骨をそのまま置くのではなく、粉骨した状態で小さな骨壺に納めるのが、近年の手元葬。
粉骨は五万円前後から受けてくれる業者もあり、手元葬の形までのプランも見受けられます。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄のお墓のなかでも、費用が比較的少なくても建てられる、供養できる種類のものをいくつかお伝えしました。どうしても沖縄でお墓を建てる際、費用を押さえることを考えると、霊園になります。
後半でお伝えした納骨堂や手元葬となれば、取り敢えずはそこに遺骨を安置して、その間に新しくお墓を建てる方法も可能。
「お金を貯めて、上質なお墓を建てたい。」「まずはひと段落したい。」などと考えるのであれば、問題を少しだけ先送りする、納骨堂や手元葬プランは具体的なアイデアではないでしょうか。
集合墓や納骨堂などは、入る骨壺の数でプラン料金が決まっている施設も多いですが、プラスすれば夫婦や家族でも、入ることができます。本記事を参考にしながら、少ない予算でも納得できるお墓を建ててはいかがでしょうか。
まとめ
少ない予算で建てる、沖縄のお墓
・100万円前後なら、霊園のコンパクト墓
・50万円前後で実現する、集合のお墓
・同じく50万円前後なら、樹木葬もアリ
・より予算が低い場合は、納骨堂も視野に入れる
・最近ではグリーフにもなる、手元葬も人気