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エンディングノートで生前整理。進めたい5つの終活とは

エンディングノートで生前整理。進めたい5つの終活とは
エンディングノート、近年知られるようになったものの、普段の暮らしではどのように使うのか、ピンときませんよね。けれども、特に終活をしている方々にとっては「常識」とも言える、心強いツールでではないでしょうか。

 

現在では書店や文具店で気軽に手に入る他、インターネットでもダウンロードできるサイトが数多く見受けられるようになりました。さらには、葬儀社などが主催する終活フェアーなどでも、配られることがあります。

 

このエンディングノートを上手に使いながら終活をすることで、後々家族や孫に迷惑が掛からない終活ができるとすれば、ぜひ活用したいですよね。そこで今回はエンディングノートとともに進めたい、5つの事柄をお伝えします。

 

エンディングノートを基本にしながら、ご自身の希望や気になることをプラスして、上手に活用してください。

 



 

エンディングノートで生前整理。
進めたい5つの終活とは

 

エンディングノートで、お墓について考える


終活と言えばお墓の購入や整理がありますよね。この「お墓問題」はそれぞれの状況や立場によって様々ですが、複雑な場合には特に、エンディングノートをはじめとした、ガイドを使って終活を進めるとスムーズです。

 

【 エンディングノートとともに進める、お墓 】

★ エンディングノートを活用したいケースでは、自然葬などの一般的なものとは違う、葬送方法を選んだ場合などがあります。

 

・ 故人の遺志に沿って葬送方法を選んだ遺族が、周囲の親族や知人からの理解が得られず悩む事例が多々あります。直筆で本人からの言葉があるだけで、ずっとスムーズに進むのです。

 

その他、もともと先祖代々墓などがあり、流れとしてその墓に入るはずだった人が、納骨堂や合祀墓などの永代供養墓を選ぶなら、家族に口頭で伝えるだけではなく、エンディングノートなどを利用して、ひと言書いておきたいところです。

 

 

エンディングノートで、遺産の整理


エンディングノートの便利な面、つまり最大のメリットは、この遺産の整理ではないでしょうか。もちろん、遺言書に勝るものはありませんが、遺言書の内容を説明するための「サブ」として、活用すると、とても便利です。

 

【 エンディングノートに記したい、遺産整理 】

■ 遺言書に書いた分配について、「なぜ、このような分配になったか。」をここで説明すると、残された遺族も「不平等感」が少なくなる例が多いのです。

 

・ 例えば「○○の嫁は、後半介護ばかりの生活だったから、彼女には感謝の気持ちを残したい。」などと理由を書いておくだけで、他の相続人が納得して、分配に応じやすくなります。

 

遺言書に書く「財産目録」は、エンディングノートに書きながら、下書き用としてここで整理するのも一案です。

 

エンディングノートは遺言書のような効力はありませんので、よりカジュアルなものになるはず。周囲も柔軟に故人の遺志を汲みながら、検討できる「緩さ」があります。

 

 

エンディングノートにリストを作る


遺族によるアンケートでエンディングノートが助かった、と言う声が多いのが、「知人・友人リスト」です。病気など理由はいろいろあるけれど、やはり訃報は突然訪れるもの。通夜や葬儀は数日間に行われるので、瞬時の行動が不可欠なのです。

 

【 エンディングノートに書く、知人・友人リスト 】

■ 通夜や葬儀に呼んで欲しい知人・友人リストは、喪主や遺族にとってとても助かるものです。それぞれのグループに分け、関係性とともにリストを作ると、感謝の意を表しやすい側面もあります。

 

・ 特にごくごく身内で行う「家族葬」や「密葬」を希望している場合には、それでも呼んで欲しい、親しい知人や友人はリストで強調しておきたいところです。

 

なかには、写真付きで知人・友人リストを作っていた事例も!これは、通夜や葬儀の時、参列した際に喪主や遺族が、お顔を見てすぐに分かるように…、との配慮からということ。

 

「リストを作る内に、いかに充実した人生を送っているのか、今の人生がより楽しくなってきた!」などの声もあります。

 

 

エンディングノートで、葬式を演出


先ほどの項で少しお伝えしましたが、最近では一般葬に限られることなく、さまざまなスタイルのお葬式があります。選択肢が増えた今、終活でも葬儀への関心は増えつつあります。

 

【 エンディングノートで、葬式を演出 】

■ 終活では生前に自分のお葬式を決めたり、演出したりするケースが増えています。この場合も、本人が精力的に動いている場合がほとんどですから、いざその時になって、家族が戸惑う事例が多いのです。

 

・ 家族のなかの一部に話しただけ…、と言う場合にも、葬送方法と同じように、口頭で伝えられた家族が後々、周囲の親族や知人から理解されず、困るかもしれません。

 

このようなことがないよう、エンディングノートを利用して、自分で決めた理想のお葬式や、生前契約をした場合には契約先と内容、しっかりと「自分の意思で決めた」旨を、書き記しておくとトラブルを防ぐことに繋がります。

 

特に家族葬や密葬の他、シンプルな直葬など、一般葬よりもコストも掛からず、手軽な葬儀スタイルを希望するのであれば、喪主が勘違いされないような配慮が大切なのです。

 

 

エンディングノートにメッセージ


やはり、エンディングノートで最も残したい事柄は、家族や大切な人々へのメッセージではないでしょうか。知人・友人リストの項でもお伝えしましたが、エンディングノートは、「終活」でありながら生きる活動でもあるのです。

 

続けていく内に、生きる希望や喜び、感謝に満たされた!と言う声が多いのが、終活の特徴。エンディングノートはその道を先導してくれる存在です。

 

【 エンディングノートでメッセージ 】

■ 家族や大切な人々へのメッセージを書くことで、遺産相続トラブルが解決した、と言うケースも見受けられます。

 

・ 金銭的な相続でありながら、根本には愛情の問題が潜んでいることも…。エンディングノートで子どもや妻、家族にメッセージを残すことで、「私も愛されていた」と気持ちが和らぐケースが意外と多いのです。

 

その他にも0葬などのように遺骨を残さない選択をした場合、家族としては、「同じお墓に入りたくなかったのかな…。」と誤解し、思い悩む事例も出ています。そこへ、家族への本人からのメッセージがあると、受け取り方が全く変わるのです。

 

 

いかがでしたでしょうか、エンディングノートに先導された終活は、明るく前向き、淡々と進んでいるようでありながら、真摯に向き合っているために、残された家族への思いやりや愛情に溢れた内容になることが多い傾向にあります。

 

確かに具体的な物事に対して、家族への負担を少なくするためだったり、最期まで自分を演出する気持ちで始めるエンディングノートなのですが、丁度良いバランスで、向き合うことができることに気付くのです。

 

エンディングノートは一度書き上げたとしても、手間隙は掛かりますが、本人が望めば何度でも気軽に書き直すことができます。

 

人生を振り返り、これからの人生が充実すると言う感想も多いエンディングノート。本記事をきっかけに、エンディングノートから、終活を始めてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

エンディングノートで進める終活

・葬送方法を自分で選ぶ時、エンディングノートにひと言添える
・遺言書を書く時、その理由をエンディングノートで説明
・お葬式に参列して欲しい知人・友人リストを記す
・葬儀の希望や生前契約の内容は、ノートに明記しておく
・大切な人々それぞれに、メッセージを残す

 



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