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エンディングノートで終活を進める、5つのメリット

エンディングノートで終活を進める、5つのメリット

エンディングノートは敷居なく手軽に終活を始められる、終活者を後押しする便利なサポートツール。ひと口に「終活」と言われても、いざ始めようと考えると、「何から手を付けたら良いのか…。」と迷いますよね。

 

その道しるべとなるのがエンディングノートのひとつのメリット。ただ、「自分が突然の事態になった時、家族が困らないように。」とだけ考えるなら、銀行口座の預貯金や保険など、最低限のメモを残しておけば良い、とも言えます。

 

まるまる一冊を書くエンディングノートだけに、そのメリットと魅力をしっかりと理解していないと、根気良く最後まで書けませんよね。そこで今回は、終活におけるエンディングノートの役割とメリットを、5つに分けて説明します。

 



 

終活をエンディングノートで進める、
5つのメリット

 

終活を先導してくれる存在


エンディングノート自体が、まだ広がり始めたばかりの新しい存在。そのためそれぞれのものに、さまざまなカテゴリーがあったり、なかったりしています。それでも、まず入っている項目が、「財産」「お墓」、そして「葬儀」です。

 

【 終活の主要は押えられる 】

■ 自分が亡くなった後、家族が困ることなくスムーズに手続きを済ませられる、最低限の項目が入っているため、書き終えることで、必要な事柄が伝わるようになっています。

 

最後に多くのエンディングノートで加えられているのが「介護」。現在の自分の状況(アレルギーや持病など)の他、希望の治療延命措置の希望の有無なども書き添えられるため、もしも思うように意思を伝えられない事態が起きても、対処できるようにもなっています。

 

 

抜ける箇所なく、伝達事項を整理できる


エンディングノートがなくても終活を進められることは確かですが、「形見分けリストを書いていなかった!」など、後々気付くことも多いです。それほど、ひと口に終活と言っても、伝えるべきことや解消する事柄が多いのです。

 

【 伝達事項のチェック 】

■ 自分では気付かなかった、伝える事柄のチェック機能を果たしてくれます。反対にエンディングノートの項目をざっと読んで、「なるほど!」と思う項目もあるはず。

 

財産の記録ひとつにしても、預貯金や不動産、金融資産はもちろんのこと、保険や年金保険、家に置いてある貴金属まで(貸金庫などがあればもちろん、それも財産ですよね。)と、多くの記録が必要なのです。

 

 

気軽に書き進められるのが、エンディングノート


エンディングノートは言わば、「暮らしの覚え書き」。あまりに忙しくて忘れがちな日々を送っている場合には、案外自分自身が見ても役立つノートだったりします。それだけに、思っているよりも書いてみると敷居が低いことにきづくはず。

 

そしてもうひとつ、エンディングノートに気軽に書き込める理由があります。

 

【 法的効力のない、エンディングノート 】

■ 遺族が事務的手続きをする時にとても便利な「覚え書き」である、エンディングノートですが、遺言書のような法的効力はありません。だからこそ反対に、気軽に今の自分の気持ちやメッセージを書くことができるのです。

 

頭のなかで「○○にこの指輪、○○にこのネックレス…」と形見分けを漠然と思っていたら、気楽に書き込むことで、遺族は故人の希望を理解するはず。けれども、それを受け入れるかどうかは、遺族次第、と言う訳です。

 

もしも法的効力のある文書を残したい場合には、「遺言書」がおすすめです。

 

 

家族にメッセージをたくさん込める


このように気楽に書き進めることができるエンディングノートだからこそ、日々の日記を書くように、それぞれの家族へのメッセージを残す方々は多いです。まるまる1冊を費やして自分を書き込むエンディングノートを遺品整理で発見して、喜ぶ遺族も見受けられます。

 

【 家族へのメッセージ 】

■ 愛する故人の直筆で、自己紹介や自分史が書かれている他、自分達へのメッセージが細やかに書かれているエンディングノートは、故人亡き後、心の癒しの過程になるケースも多いのです。

 

実際に多くのエンディングノートでは、「家族へのメッセージ」「大切な人へのメッセージ」などがある他、「気になること」など、事務的なものに留まらない項目が数多くあります。

 

 

親族間の勘違いを解消することができる


例えば、長男が病床で終活をしていた父親から、「樹木葬で生前契約をしたから、そこに納骨をして欲しい。」と伝えられたとします。けれどもこの時、長男だけが父親の口から聞いた場合には、他の兄弟や親族は、長男の決定に納得するでしょうか。

 

【 故人に口なし 】

■ この事例の場合では「樹木葬」自体がまだ広く認知されていないことから、他の遺族や親族間から、長男が非難される事態になりました。

 

・ またお墓の納骨と比較すると、とても安価で収まる葬送方法だったため、長男が決めたと勘違いされるまでに至ってしまい、長男は多くのストレスを抱えることになりました。

 

けれども、故人の直筆でこの希望がエンディングノートに書かれていたらどうでしょう?「これは故人の遺志だったんだな。長男が独断で決定した訳ではないんだな。」と理解することができるのです。

 

 

財産分配の理由を細かく伝えることができる


実は一般の方々でも、トラブルが多発するのが財産分与、つまり相続です。一般人だからこそ「財産は持ち家のみ」と言う方々も多く、「持ち家ひとつだから、さほど揉めないだろう…。」とタカをくくっていると、実は違う…、なんて事例が多いのです。

 

【 財産分配の理由を細やかに伝える 】

■ 相続の場面で法的効力を発揮するのは遺言書ですが、この遺言書の内容に納得できない遺族もいるかもしれません。それでも、致し方ない事情もありますよね。

 

そんな時には、それぞれの家族に対してエンディングノートで細やかに、財産分配が決まるまでの過程や理由を、本人からの直筆で残すことができます。相続でのトラブルの多くが「不平等」感。案外感情的な部分が大きいケースも多いので、理由に納得することで、トラブルが解消される場合もあるのです。

 

 

いかがでしたでしょうか、エンディングノートは本文中でも少しお伝えしましたが、思っているよりも意外と気軽に始められるもの。価格帯もスケジュール帳を買うのとさほど変わりありません。

 

最近では若者向けのエンディングノートも販売され、日々の関心事を日記のように楽しく続く方々も増えているほどです。ただ年齢を重ねれば重ねるほど、財産や医療などを筆頭に、調べること複雑なことも多くはなってくるかもしれません。

 

それでも、エンディングノートをきっかけに、日頃から「自分しか分からない」さまざまなことを棚卸しすることで、自分自身も整理ができてスッキリ!「人生の最期」を意味するエンディングノートですが、生きるために便利なツールでもあるのです。

 

 

まとめ

エンディングノートのメリット

・終活を先導してくれる
・終活で抜けている部分のチェック機能
・身辺整理を進めるための「覚え書き」
・細やかに家族へのメッセージが書ける
・財産分与の分配の理由を説明できる



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