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お墓参りでお花を供える☆霊園で押さえたい5つのマナー

お墓参りでお花を供える☆霊園で押さえたい5つのマナー
お墓参りでのお花は、その選び方から供え方まで、作法に沿ったものか気になりますよね。
 
もともと沖縄県では本州のような檀家制度はなかったため、個人で墓地申請をした土地にお墓を建ててきました。本州のようにお花を供えることも、霊園が広がり始めてからです。
 
それでも、お墓参りではお花をはじめ、霊園ならではのさまざまな周囲へのマナーまで配慮して拝みたいですよね。
 
そこで今日は、お墓参りでお花を供える時の、周囲や施設への配慮やマナー、本州では昔から続く、供え花の習わしについてお伝えします。
 



 

お墓参りでお花を供える☆
霊園で押さえたい5つのマナー

 

お墓参りにお花を供える意味合い


お墓参りにお花を供えることは、「当たり前」になっていますよね。故人への贈り物として、生前好きな花を選ぶ方々も多いのですが…、それだけでしょうか?
 

【 お墓参りにお花を供える意味合い 】
 
☆ その昔の話では、仏様に会ったお釈迦様でしたが、修行中で何も差し上げられない…、そこでお花を選んだとか…。
 
・ 故人ではなく、お墓参りに来た人々が心を保ち、仏教の教えに目覚める、穏やかな心で弔う意味合いもあります。 

 

確かに美しいお花は見ているだけでも、心が穏やかになりますよね。さらにお花はいつしか枯れることから、命を感じるものとしても扱われます。
 
このような意味合いから、お墓参りに供える時お花は、故人へ向けずに、お墓参りに来た人々へ向けて(道へ向けて)飾るのが作法です。
 

 

お墓参りのお花の習わし


さらにもうひとつ、その昔沖縄では風葬、本州では土葬時代の名残りから、お墓参りで供えるお花は毒を備えているものを選びました。
 
ですからシキミなどが多かったのですが、これは動物がお墓を荒らすことを避けるためです。
 

【 お墓参りのお花、現代の選び方 】
 
☆ ですが今では、シキミなど毒のあるお花や、バラなどの棘のあるもの…、匂いのキツイお花は選びません。
 
・ そして供えて帰ることも多いため、花持ちが良く丈夫なお花が好まれます。

 

ただ、ユリは毒性があるお花ですが、仏花としてアレンジされることは多いです。
 
さらに四十九日の忌明けまでの時期には、「白い花」が基本マナーですので、コチラも注意をしてください。
 

【 お墓参りのお花の定番 】
 
☆ では、今お墓参りで定番のお花をお伝えしていきます。
 
カーネーション … 母へのお花なら、その花言葉(あなたの愛は生きている)や由来から、白いカーネーションが人気です。
 
 … 昔ながらの菊だけではなく、小さいサイズのスプレーマムや丸いフォルムで可愛いポンポンマムなども喜ばれています。
 
リンドウ … 秋口にはリンドウ、その花言葉も「あなたの悲しみに寄り添う」です。
 
デンファレ … 丈夫で日持ちがする花なので、仏花や供花として人気があります。胡蝶蘭のような風格も華やかで、アレンジもしやすいです。
 
…などなどがあります。

 

一方、タブーとされているお花は前述した棘のあるバラの他、毒が強い彼岸花、「首が落ちる」ようで枯れ方が不吉とされる椿です。
 

 

お墓参りのお花、持って帰る?


昔ながらの地域に密着した寺院墓地では、住職が日々管理をしてきたかもしれませんが、今では大きな民間霊園も増えました。
 

【 お墓参りのお花、持ち帰るかどうか 】
 
☆ そのため現代では霊園によっては、持ち帰りを推奨している施設も少なくありません。
 
・ お花が枯れたり腐ったりして、虫や虻が寄って来たり、動物がお墓を荒らしてしまうことを避けるためです。

 

ただ、まだまだお墓参りのお花を供えたまま帰る方も多く、この時には改めてお花を持ち帰ることも検討してください。
 

【 お墓参りのお花、持ち帰るタイミング 】
 
☆ 数か月であれば、次のお墓参りで交換すれば問題はありません。
 
・ 次のお墓参りの間隔が長くなりそうであれば、数か月後には回収すると丁寧です。

 

行くことができなければ、霊園の施設管理者に連絡をして、回収をしてもらう方法もあります。
 

 

お花を長持ちさせるには


以上のような配慮の他、お墓参りのお花であれば、出来るだけお墓をキレイに彩ってもらえるよう、長持ちする工夫も必要です。
 

【 お墓参りのお花を長持ちさせる工夫 】
 
①花立にお花を入れる時には、花を束ねるゴムを外す
 
②バケツに水を張り、花の茎を水に浸して、水中で切れ味の良いハサミを使って、バッサリと斜めに切る「水切り」を施して供える。
 
③花立の水にはお砂糖と漂白剤を入れる。(お砂糖は栄養、漂白剤は殺菌の役割を果たします。)
 
…などなどがあります。

 

ただお砂糖は虫が寄って来るかもしれないので、お墓の立地によっては注意してください。例えば、真後ろに草木が茂っていたりする立地では、考慮した方が良さそうです。
 

 

お墓参りが多い時期に見る配慮とは


沖縄では、お墓参り行事の時期が決まっていますよね。
 
今でもシーミーなどのお墓参り行事で、親族揃ってお参りをする家がほとんどですが、最近では、本州のように個人でお墓参りをする家も多くなりました。
 
そこで配慮したいのが、お墓参りが重なったために、お花だらけになることです。
 
腐ってしまうと、虫が寄ってくるなど弊害が起こります。そこで 対策として、いくつかの配慮をしてみてはいかがでしょうか。
 

【 お墓参り時期の配慮 】
 
☆ 例えば…、
 
花立はきれいに洗っておく。
 
②アブラムシがつかないよう、虫除けを添えておく。
 
③早く腐ることがないよう、葉部分には水をかけない
 
…などです。

 

本州ではお墓参りが重なる時期、お花の代わりに卒塔婆を用意する人もいるのですが…、沖縄では、そもそも卒塔婆の風習がありませんよね。
 
ですから霊園のお墓の場合お墓がお墓参りが重なる時には、お花代わりに、お供え物を選ぶのも良いのかもしれません。
 
 

いかがでしたでしょうか、今日は霊園のお墓が増え始めた沖縄で、押さえておきたい供え花のマナーや配慮をお伝えしました。
 
昔ながらの沖縄のお墓参りのため、時期が決まっていて、しかも間隔が離れてしまうのであれば、お花は持ち帰るのが安心かもしれません。
 
ただその際にも、花立の水は捨ててきれいに洗い、よく乾くように配慮しながら、ひっくり返しておくのも丁寧です。
 
どうぞ、次にお参りに来る時も気持ちの良いお墓参りをしてください。
 

まとめ

霊園でお花を供えるマナー

・毒性のある花、棘、キツイ匂はNG
・カーネーションや菊、リンドウが定番
・四十九日までは白い花を選ぶ
・霊園によっては持ち帰りを推奨している
・数か月後にお花を回収する方法もある
・管理者に回収をお願いすることもある
・お花を長持ちさせる工夫を施す
・花立を洗う、虫除けを添える工夫もおすすめ



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