沖縄のお葬式での服装マナー。迷う方が多い5つの質問
沖縄のお葬式では服装まで気を配って参列したいですよね。訃報は突然に訪れますので、日ごろからの準備が大切です。全国的には成人式や社会人になった時をきっかけに、喪服まで揃える方が多いのではないでしょうか。
喪服は何種類も準備をするものではないので、オールシーズン使用できるものが好ましいです。沖縄のお葬式だと夏場の服装は、ついつい半袖を選びがちですが、本来は七分丈を選ぶことをおすすめします。
沖縄のお葬式では、男性の服装ならかりゆしウエァがありますが、女性の場合、本来喪服は露出を控えるのがマナーですので、上着は肘が見えない丈、スカートであれば膝が見えない丈を選んでください。
沖縄でのお葬式では服装マナーも緩い地域もありますが、やはりNGマナーは避けて、心からの弔意を表したいですよね。そこで今回は、沖縄のお葬式で多い、服装マナーの5つの質問にお答えします。
沖縄のお葬式での服装マナー。
迷う方が多い5つの質問
お手伝いを申し出る時の服装
親族や近しい関係性の女性であれば、お手伝いを申し出ることも多いですよね。自宅葬も多い沖縄のお葬式では、お手伝い用の服装も準備しておくと安心です。
【 沖縄のお葬式、服装マナー① お手伝い 】
★ お手伝いを申し出る立場であれば、喪服以外に動きやすい平服(黒やダークグレーのワンピースやブラウス、スカートなど)と共に、黒いエプロンとスリッパを持参することをおすすめします。
・ 昔ながらの沖縄のお葬式では、お手伝いの服装は白い割烹着でも良いですが、現代では黒いエプロンが主流です。
今では喪服売り場に無地の黒いエプロンなども販売していますが、柄やフリルなどのデザインが目立たなければ、黒であれば市販のもので問題はありません。
女性のパンツスーツは問題ない?
現代の沖縄のお葬式では、服装がパンツスーツの女性も見られるようになりました。特に弔問客に多い服装ですが、ここで質問が多いのが、「パンツスーツのなかのシャツ」についてです。
【 沖縄のお葬式、服装マナー② パンツスーツ 】
★ 男性はスーツの下のシャツは白が基本なので迷う方が多いのですが、女性のパンツスーツの場合には、中のシャツも黒が基本です。
・ ただ、昔ながらの沖縄のお葬式では、女性の服装はスカートが基本ですので、地域や年齢層によっては好まない方もいるかもしれません。
判断としては弔問客として参列するのであれば、パンツスーツもアリ、お手伝いや葬儀社スタッフなどで動きやすい服装を求められれば、パンツスーツを選ぶ方もいます。
ただ、遺族や親族の場合には沖縄でのお葬式での服装は、スカートを選ぶと安心です。
新しく買い揃える時の注意点
沖縄でのお葬式では服装マナーはあまり厳しくはありませんが、いざと言う時に慌てて用意をすると、準備ができないこともありますので、日ごろから買い揃えて、一式用意をしておくことをおすすめします。
【 沖縄のお葬式、服装マナー③ 購入時 】
★ 多くの参列者が連なると、意外に目立つのが「黒」の色です。喪服を改めて揃えるのであれば、「漆黒の黒」を選んでください。
・ また買い揃える際に多い質問が、「既婚者はダブルのスーツを選ぶのか?」と言うものですが、ダブルとシングル、どちらを選んでも問題はありません。
中高年になると体格も大きくなったり、ダブルのスーツを着ることで貫録が出やすいために、中高年~高齢の方々がダブルのスーツを好むことは多いですが、好きなスタイルを選らんでください。
子どもの服装
沖縄のお葬式では子どもの服装マナーも気になりますよね。全国的なお葬式よりも、子連れでの参列も多く見受けます。時には800人!など多くの参列者が集まる沖縄ですから、なかには子どもを預けられない方も多いのではないでしょうか。
【 沖縄のお葬式、服装マナー④ 子ども 】
★ 学生であれば学生服を着れば問題はありません。子どもは黒い服があればそれを着れば良いですが、なければ黒やダークグレーの地味な「平服」でも問題はありません。
・ 時々聞かれるのが「ボタン」ですが、金など派手なボタンでもあまり気にする方はいないものの、気になるなら黒い布で包んで参列するのも一案です。
また、沖縄の場合には多くの参列者が集まるため、列に並んでお焼香を済ませると、すぐに帰宅する方も多くいます。
このようなお葬式の場合、車で葬儀会場に着いたら、車内で替わりばんこに子どもを見て、それぞれ順番に夫婦でお焼香を済ませるケースも見られました。
お通夜や法事での服装
本州出身の方々が迷いやすいのですが、実は沖縄ではお通夜は弔問客はあまり訪れません。故人を中心に、ごくごく身内の家族や友人が時間を過ごしています。
そのため沖縄ではお葬式の日一日だけ参列するのが一般的です。
【 沖縄のお葬式、服装マナー⑤ お通夜・法事 】
★ 沖縄では一般参列者であればお葬式のみ参列しますが、もしもお通夜に行く必要があれば、喪服ではなく平服が好ましい場合が多いです。
・ お葬式の後には納骨式があり、翌日に再びお墓参りをする「ナーチャミー」がありますが、この際にも喪服ではなく、地味な平服で行く地域や家が多くあります。
ただ、お通夜や法事での服装は、地域や家によっても違うため、周囲に確認できれば、より安心できるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄のお葬式で多い、服装に関する質問への答えをお伝えしました。沖縄のお葬式の特徴は、とても多くの参列者が弔問に訪れることです。
そのため気も緩みがちですが反対に考えると、マナーに反していれば悪目立ちしやすいとも言えます。
これらの沖縄のお葬式での服装マナーはもちろん、基本的なネイルや髪の色、露出の度合いにも注意して、喪服を揃える際には布の靴やバッグまで準備できていると安心です。
ネイルは茶などの地味目な色を上から塗ったり(消すことができれば消す方法が一番です。)、髪の毛は後ろでひとつに束ね、茶色い髪であれば黒いスプレーなどを利用して、黒くすると、より丁寧になります。
また沖縄には檀家制度がないので、数珠を持ち歩かないことが多いです。ただハンカチなどは白か黒の地味なものを、喪服とセットで準備しておくと便利ですので、ぜひ試してみてください。
まとめ
沖縄でのお葬式、服装マナーとは
・女性は黒いエプロンを準備
・女性のパンツスーツのシャツは黒
・「漆黒の黒」で並んでも安心
・子どもは地味目な平服で大丈夫
・お通夜や法事では地味目な平服