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葬儀での香典に迷ったら。参列前に知りたい基本作法

葬儀での香典に迷ったら。参列前に知りたい基本作法
葬儀では香典を持参するものですが、いざ準備をする段階になって、「どうだったっけ…。」と迷うこともありますよね。前もって準備ができる葬儀の香典だけに、きちんと作法を守りたいもの。

 

準備段階で迷うならまだ良いのですが、葬儀の席ではマナーとしてNG行為があっても、あまり伝えることはしないもの…。長年正しいと思って行ってきたことが、NGマナーだったら、恥ずかしいですよね。

 

そこで今回は、案外知らないことも多い、葬儀の香典に関するNGマナーと正しい作法をお伝えします。

 

とは言え、訃報は突然届くことも多いもの…。葬儀前に香典を準備する時だけではなく、日頃からの豆知識として、一読されてみてはいかがでしょうか。

 

ただし、葬儀のマナーは地域によって異なるものも多いですが、ここでは全国的なマナーが基準です。

 



 

葬儀での香典に迷ったら。
参列前に知りたい基本作法

 

葬儀での香典、金額相場


葬儀の香典相場は、なかなか気軽には聞けない事柄だけに、一人で悩みがち。全国的な金額相場は、故人との関係性や年齢によって違うのが特徴。

 

【 葬儀での香典、金額相場 】

 

■ 最も参列の機会が多くなる、知人友人の立場であれば、基本的には五千円~一万円が相場。関係性が深くなればなるほど、気持ちがプラスされ、中には三万円前後を包む方もいます。

 

・ また、遠い親族であれば、知人友人と同じ相場で大丈夫。近い親族になると一万円以上、より近くなると三万円以上が目安。

 

一方遺族にもなる兄弟などの場合にも包むケースは多く、この場合には三万円~五万円を包むこともあります。

 

とは言え、実は地域によっても大きく違うのが葬儀での香典。知人友人の五千円~一万円は最も安心できる判断ですが、親族などの場合にはそれぞれですので、一緒に参列する親族に尋ねても、失礼には当たりません。

 

 

お通夜と葬儀、両方参列する場合


全国的には訃報を受けた時は、お通夜から参列することが多いはず。近年ではお通夜のみ、葬儀のみの参列も多くなりましたが、昔ながらの全国的な作法としては、お通夜と葬儀の両方に参列したいところ…。

 

ただ、そんな時に気になるのが、お通夜と葬儀の両方で香典を出すのかどうか、ではないでしょうか。

 

【 葬儀での香典、お通夜と葬儀に参列 】

 

■ この場合、どちらか一方のみで持参すれば問題ありません。最も安心な方法は、お通夜で香典を持参すること。

 

・ この時、葬儀では「お香典はお通夜でお渡ししました。」と一言伝えつつ、参列者の欄には葬儀でも名前を記入してください。

 

「お香典を持っていないから…。」と、葬儀の際に受付で名前を記入しない方もいますが、これは参列した方々を確認するためのものなので、両日記入するのが本来の作法なのです。

 

 

内容に合わせて選ぶ、不祝儀袋


さらに最近勘違いされやすい事柄が、不祝儀袋の選び方

 

【 葬儀での香典、不祝儀袋の選び方 】

 

■ 不祝儀袋は準備をした金額の内容に比例して、その飾りを選ぶのが作法。

 

・ 五千円以内であれば水引が印刷されたもの、一万円以上であれば水引が付いているものを選ぶのが一般的。それ以上でも、金額の内容に合わせた豪華さで選んでみてください。

 

実はこの選び方は冠婚葬祭全てに言えること。また、不祝儀袋の表袋は、頭を下げるように上側を最後に折り曲げるのが作法です。

 

 

表書きにも作法がある


葬儀の香典ではいくつかの表書きがありますが、キリスト教や神道などを考えても、最も安心できるものは「ご霊前」

 

ただし、浄土真宗に関しては「ご霊前」ではなく、葬儀の香典から「ご仏前」となるので(他の宗派では四十九日以前だと「ご霊前」、四十九日以後では「ご仏前」)できれば、分かっていた方が安心ではあります。

 

【 葬儀での香典、表書きマナー 】

 

■ 結婚式のお祝儀では黒墨で表書きを書きますが、葬儀の香典では薄墨を使用。

 

・ これは「墨に涙が混ざって薄墨になった」と言う意味合いがあることを理解していると、覚えやすいかもしれません。

 

ちなみに、結婚式との違いとして勘違いをしやすいポイントが、結婚式では新札を包むことに対し、葬儀の香典では新札はNGと言うこと。

 

とは言えボロボロも失礼なので、新札を一回折り曲げて折り跡を付けたくらいが近年では多いです。

 

 

葬儀で香典をお渡しする時の、注意点


最後に葬儀で香典をお渡しするのは受付。最近では受付は友人や知人ではなく、葬儀スタッフが受け持ってくれることが多いです。

 

【 葬儀での香典、お渡しする時 】

 

■ ここで勘違いをしやすいのですが、葬儀スタッフで遺族や友人ではなくても、「この度はご愁傷様です。」とお悔みの言葉は必ず添えてください。

 

・ そしてお香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、お渡しする時に袱紗(ふくさ)から出して、座布団のように下に添えてからお渡しするのが作法。

 

せっかくの準備、お渡しするまで丁寧にできれば、安心です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は意外と勘違いしやすいポイントに絞って、葬儀でのお香典、準備からの作法についてお伝えしました。基本的な部分ですが、ここさえ押さえればひとまず安心。

 

最近では葬儀スタイルもさまざまで、中には家族葬ほどの規模の小さい葬儀に参列する機会もあるかもしれません。そうなると葬儀でお香典を渡す相手が、ご遺族であることも…。

 

そんな時、受付ではついついお悔みの言葉の後も、力づけたい気持ちで長く話してしまいそうになりますが、葬儀の席では小さい規模でも、喪主や遺族はいそがしい真っ只中

 

さらには周囲の方々への挨拶もあるので、弔いの気持ちは表情と丁寧な作法でしっかりと表現し、ご遺族へは言葉少なに控えた方が、反って配慮になることが多いです。

 

 

まとめ

お香典で押さえたい全国的なマナーとは

・知人友人であれば五千円~一万円が相場
・お通夜と葬儀、どちらか一方のみで良い
・不祝儀袋は包む内容に比例して選ぶ
・表書きは「ご霊前」が無難
・表書きの墨は、薄墨を使用する
・新札なら一回折り曲げて包む
・袱紗(ふくさ)に包んで持ち歩く
・葬儀スタッフでもお悔みの言葉を述べる

 




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