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葬儀に参列で慌てない!宗旨宗派によって違うマナー

葬儀に参列で慌てない!宗教によって違うマナーとは

葬儀に参列する時は、多くが突然の訃報を受けて出向くことが多いですが、「慌てて参列したものの、葬儀場で戸惑ってしまった…。」と言う声が多いのが、宗旨宗派によって違う葬儀のマナーや手順です。

 

確かに一般的には仏教式の葬儀が多いため、仏教式であれば、ある程度の流れや手順は理解している方々が多いです。けれどもキリスト教式や神式であった場合、献花や玉串奉奠に慌てる…、お香典に間違えた表書きをしていた…、などの事例が多いのです。

 

葬儀に参列する目的は、故人を偲び弔うことですから、マナーに気を捉われてそわそわせずに、弔いに集中したいですよね。そこで今回は、葬儀の宗旨宗派の違いに戸惑うことなく、落ち着いて参列できるよう、葬儀の手順やマナーについて、宗旨宗派による違いをお伝えします。

 

本記事で気になる部分を確認して、堂々と故人を弔ってください。

 



 

葬儀に参列で慌てない!
宗教によって違うマナーとは

 

訃報を受けた時に確認したいこと


訃報は突然やってきます。知人や友人、会社関係者であればハガキなど文書での訃報の知らせが多いですが、より近しい関係性であれば電話での連絡もあります。その時、慌てずに確認しておきたいことがあります。

 

【 訃報の知らせで確認すること 】

・ 葬儀のスタイルと弔問、お香典辞退の有無。
・ 葬儀を行う、宗旨宗派

 

葬儀スタイルのやお香典の確認は、最近多い家族葬などの場合を想定した確認です。また、宗旨宗派を確認しておくと、香典や数珠など、事前の準備がしやすくなります。

 

宗旨宗派によって違う、お悔やみの言葉


葬儀会場ではまず、受付をしてお香典をお渡しします。この時、時には葬儀社のスタッフが受付をしている場合などもありますが、最初に「お悔やみの言葉」を受付スタッフに伝えるのが葬儀のマナーです。

 

【 宗旨宗派によって違う、お悔やみの言葉 】

 

■ 仏教
・この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。

 

■ キリスト教
・神に召された○○様の平安を、お祈り致します。

 

■ 神教
・御霊(みたま)のご平安をお祈り致します。

 

詳しくはまた、別の記事をお伝えしますが、この「お悔やみの言葉」の違いには、それぞれの宗旨宗派の死生観の違いが大きく影響していますので、事前に宗教を確認し、間違えのないようにお伝えできれば、より丁寧な葬儀マナーとなります。

 

 

仏教の「お焼香」


宗旨宗派によって違う故人の弔い方、大きく分けた仏教・キリスト教・神教で言えば、仏教で言う「お焼香」がキリスト教では「献花」となり、神教では「玉串奉奠」に変わる点を覚えて行くと、当日慌てずに済みます。

 

【 仏教の宗派による、お焼香の違い 】

■ さらには仏教の場合、浄土真宗などなどの宗派によって、お焼香の作法が少しずつ違うのが特徴です。最も違う点は抹香を額の高さまで持っていく「おしいただく」回数ではないでしょうか。

 

細かくお伝えすれば、他にもさまざまな違いがあります。ただしお焼香の回数は、ご自身の宗派でも大きな問題はなく、また大勢の弔問客がいる場合には、宗教や宗派関係なく、一回で済ませるケースも多いです。

 

 

キリスト教の「献花」


一方、キリスト教ではお焼香はなく、お花を供える「献花」を行います。献花台へ進み、喪主や遺族へ一礼したら、献花スタッフがお花を渡してくれます。

 

【 キリスト教の献花 】

■ いただいたお花は花を右手側に、両手でいただき、花の先が自分、茎側が祭壇の向きに持ち替えて、献花を行うのが、キリスト教の葬儀マナーです。

 

また、献花の前には遺影に一礼し、献花後に黙祷の流れになりますが、仏教の作法である合掌は、ここでは必要ありません。

 

 

神教の「玉串奉奠」


仏教では「お焼香」、キリスト教では「献花」の部分が、神教では「玉串奉奠」の儀式を行います。ここでは神様が宿る「榊の枝」に紙が折り曲げられた、「四手」を下げたものを捧げます。

 

【 神教の「玉串奉奠」 】

■ 祭壇まで進み、遺族に一礼をしたら、神官から「玉串」を右手を根元の上から、左手を葉先の下から、添えるように受け取ります。

 

・ その後、祭壇に進み一礼し、右に回すように半回転させて祭壇に根元部分を向けて捧げます。

 

神教の葬儀自体、慣れない方々が多いので、前の方々に倣って問題はありませんが、突然のことで焦ってしまうことも…。知っておくだけでも、落ち着いて対処できます。

 

 

宗教によって違う、不祝儀袋の表書き


事前に葬儀の宗旨宗派を知ることで、最も準備がしやすいのが、不祝儀袋の表書きです。一般的な葬儀と言えば仏教式のため、あまり浸透していませんが、キリスト教や神教では、不祝儀袋の表書きが違うのです。

 

【 宗教で違う、不祝儀袋の表書き 】

 

・ 仏式 … 
無地または蓮の花の絵が描かれた熨斗袋、四十九日までは「ご霊前」の他、「御香典」などと書きます。

 

・ キリスト教式 … 
無地またはユリの花、十字架などが描かれた熨斗袋、表書きは「御花料」。

 

・ 神式 … 
無地の熨斗袋、表書きは「御神前」「御玉串料」など。

 

今回はおおまかにお伝えしましたが、宗教の違いだけではなく、宗派でも多少の違いはあります。

 

 

葬儀へ参列する際の持ち物、服装


葬儀へ参列する際の服装は、基本的にはどの宗旨宗派でも、光沢のない漆黒のスーツやアンサンブル、ワンピースであれば、問題ありません。冠婚葬祭の席ですので、ひざやひじが隠れる丈を選び、ストッキングも「黒」です。

 

【 宗教で違う、持ち物とは 】

■ 仏教では丁寧な気持ちを表すものとして、持ち歩く数珠ですが、神教では使いません。ちなみに、数珠は略式のものを用いれば、どの宗派にも即しますが、豆知識として、それぞれの宗派の数珠、と言うものがあります。

 

とは言え、仏教で数珠は「自分の宗教のものを持つことは問題ない」とされていますので、神教やキリスト教の葬儀では使わないことだけ、頭に入れておけば安心です。

 

 

いかがでしたでしょうか。日々の暮らしのなかで山ほどある、マナーの数々ですが、特に冠婚葬祭の場での作法や礼儀と言うのは、いくら覚えても覚えきれないほど。お祝いの結婚式とは違い、マナー違反が目立つ葬儀の場では、緊張することも多いですよね。

 

そのなかでさらに、宗旨宗派によって、流れや手順だけではなく、マナーも変化する訳ですから、やはり社会人になっても多くの方々が戸惑うのも当然です。とは言え、葬儀の場であれこれと私語を話すことも難しいだけに、事前に確認することで、緊張もずい分ほぐれるのです。

 

お焼香や献花など、前の方々に倣って行うことも多いものですが、順番に並ぶとキチンと確認できないまま自分の順番になったりもしますよね。本記事を参考にして、慌てることなく、故人を偲ぶ気持ちに集中して、葬儀に参列してください。

 

 

まとめ

宗教や宗派で違う葬儀マナー

・訃報の報告では、葬儀スタイルと宗教宗派を確認
・宗教によって違う死生観。お悔やみの言葉に気をつける
・仏教では宗派で、お焼香のおしいただく回数が違う
・仏教での「お焼香」が、キリスト教式では「献花」
・仏教での「お焼香」が、神教では「玉串奉奠」
・宗教や宗派によって違う、お香典の表書きに注意する
・神教やキリスト教式では、仏教で扱う数珠は使わない



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