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終活で決めたい葬儀スタイル。自分で決める選択肢

終活で決めたい葬儀スタイル。自分で決める選択肢
終活を進めて行くと、やはり気になるのが自分のお葬式ですよね。最近多く見られるようになった、多くの新しい葬儀スタイルも、本人の意向が反映されるようになって、生まれたものばかりです。

 

例えば、近年増えつつあるのが「花葬」。祭壇を厳粛に厳かに整えるのではなく、たくさんの美しい花々で埋め尽くした花葬は、特にお花やガーデニングが好きな方から選ばれる葬儀スタイル。音楽葬なども見受けられます。

 

ただし楽しいばかりではなく、実際に執り行わなければならない家族のためにも、より基本的な部分にも目を向けたいですよね。そこで今回は、終活で葬儀スタイルを決める際に、注意したい点や、決めておきたい選択肢を、いくつかお伝えします。

 



 

終活で決めたい葬儀スタイル。
自分で決める選択肢

 

どのように見送ってもらいたいか?


終活で葬儀スタイルを決めるのであれば、「どんな人々に、どのように送ってもらいたいか?」を考える必要があります。自分自身の希望はもちろんのこと、残される喪主となるであろう家族や配偶者にも配慮できれば、より安心です。

 

【 ひっそりと執り行うか、大勢に感謝を伝えるか 】

■ ひと昔前であれば、地域の隣組と言われる方々が手伝い、菩提寺であるお寺で通夜や葬儀を執り行うケースがほとんどでしたが、最近では核家族化が進んでいるため、都心を中心に専門ホールや斎場で執り行うケースが多いです。

 

そのため終活をしていると、それぞれの葬儀会社にあるさまざまな葬儀プランが見受けられ、その選択肢も増えてきました。終活でこのプランを選ぶ時に、基準にしたいのが「誰に、どのように」送ってもらいたいか、なのです。

 

 

家族葬を選択する場合の決め事とは


このような自由な選択肢が増えた流れのなかで、特に増えつつあるのが気構えなく執り行える「家族葬」。名前の通り、家族などごくごく身内でのコンパクトな葬儀が特徴で、その特徴から喪主や遺族が、より気遣いなく葬儀を進められるメリットもあります。

 

【 終活で進めたい、家族葬の取り決めごと 】

・ 「家族葬」に参列して欲しい範疇とは
・ 香典を受け取るか否か(香典返しの有無)

基本はこのふたつ。

 

参列して欲しい範疇を決めることで、葬儀の規模も分かってきますし、香典の有無を考えることで、必然的に香典返しなど、必要な準備も変わってきます。予算などももちろん重要ですが、終活の際に葬儀社と生前契約をすることによって、ある程度明瞭になってくるはずです。

 

 

広がる近年の密葬とは


密葬と言えば、少し前までは何らかの理由や事情があって、秘密裏に執り行われるか、大きい企業の社長や芸能人などの理由で、大勢の参列者が見込まれる場合、先に家族だけで葬儀を執り行うケースがほとんどでした。

 

けれども最近では、一般の方々が密葬と言う形を取る事例が増えつつあるのです。

 

【 一般の方々が密葬を選ぶ 】

■ 先に家族だけで葬儀を執り行う密葬のケースでは、後に改めて「偲ぶ会」などを催すことになります。この「偲ぶ会」を小さい規模で行うことで、より自分らしいセレモニーが実現する、と言う訳です。

 

例えば、現在人気が出つつあるホテル葬も、密葬のパターンが多いです。遺族だけ内々に告別式まで執り行い、後々に偲ぶ会として、親族や知人・友人を招待するのです。こうすることで、より悲しみの少ない、故人の思い出を懐かしむ温かな葬儀になります。

 

 

一般葬のメリットと魅力


終活をしていると、このような家族葬やホテル葬などの、今までとは赴きの違う葬儀スタイルが目立ちますが、それでも昔ながらの一般葬を選ぶ方々も変わらず多いです。やはり一般葬は日本人にとって最も身近なスタイル。それだけに安心感があります。

 

【 一般葬のメリット 】

■ 終活をする本人だけではなく、喪主となるであろう家族や遺族にとって、慣れ親しんだ方法で、キチンとした段取りを踏むことで、より納得して故人の死を受け入れることができるのです。

 

実際に終活をしていると、愛する家族のことを考えることは、少し辛い側面があります。それよりも、「自分の葬儀を自分らしく…。」あぁしようか、こうしようか、と考える方が、感傷的にはなりにくいもの。

 

けれども、俯瞰した立場で検討しながらも、実際に残される家族への想いやりを第一に終活を進めていくことが、終活がスムーズに実行されるポイントです。

 

 

本が注目された0葬の注意点


一般葬のメリットでお伝えした内容と、少し重なる部分がありますが、最近本の出版により注目されている「0葬」も、決定前に十分に検討したい葬儀スタイル。終活者本人としては「潔く幕引きを。」と考える気持ちも分かりますが、これも残された遺族の気持ちを考えて、相談しながら進めたい決定事項ではないでしょうか。

 

【 0葬では、遺骨が残らない 】

■ 0葬とはつまり、火葬された遺骨を引き取らずに終える、と言うこと。「お墓はいらない」と言う考え方、価値観が広がる今、注目する方もいますが、一方で残された遺族には遺骨が残らないことになります。

 

もしも菩提寺がある場合には、遺骨が残らない0葬を選ぶことで、お墓の建立を断られることもあります。終活をしている本人としては受け入れられるかもしれませんが、遺族が故人を偲ぶ場所がなくなる、と戸惑うこともあるのです。

 

 

海洋散骨をセレモニーとして捉える


0葬と同じく、後々遺骨が残らない点で何かと注意をしなければならない葬送方法が海洋散骨。最近では自然葬のひとつとして、認知度も高くなっているため、海洋散骨をした場合でも、記念碑などの残るものを準備する葬送業者が多く見受けられます。

 

【 セレモニーとしての海洋散骨 】

■ ごくごく身内で家族葬を行った遺族が、故人の意向に沿って、分骨して遺骨の一部を海洋散骨する事例が増えています。

 

分骨と言う形式を取れば、残りの遺骨をお墓に埋葬できますし、小さなお葬式だった場合には、ちょっとしたセレモニーとしての役割も果たしてくれます。

 

 

いかがでしたでしょうか、葬儀スタイルを考えると言うことは、葬送方法も選択しなければなりませんし、そうなれば、残された遺族の気持ちや想いを汲む作業が不可欠です。自分の葬儀ではありますが、最も意識しなければならないのは、喪主や遺族の気持ちではないでしょうか。

 

もちろん高齢などの理由から終活を始める方がほとんどですが、このように考えると、残される家族とともに、明るく終活を進めるためにも、まだまだ元気な若いうちから、終活を始めるのも良い方法なのかもしれません。

 

自分のお墓や葬儀、葬送スタイルを考えることは、決してネガティブなことではありません。むしろ、明るく前向きな老後のきっかけにもなるのが終活なのです。本記事をきっかけに、明るく家族と希望や意見を交換しながら、より「自分達らしい」終活を始めてください。

 

 

まとめ

終活で整理したい、葬儀の基本

・葬儀に呼ぶ参列者の範囲を決める
・香典の受付の有無を決める
・思い出を語る「偲ぶ会」で明るい葬儀
・残される遺族の気持ちも汲み取る選択をする
・遺骨が残らない選択は、より慎重に決める
・自然葬を望むならば、分骨でセレモニーも一案



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