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お墓の種類と選び方。価格が大きく違う7つの理由

お墓の種類と選び方。価格が大きく違う7つの理由

お墓の種類は普段あまり関わりのない方々が、お墓を建てようとした時、驚くほどに多くのものがあります。お墓の形や石材の種類、墓地に関してまで広げると、日頃想像していたよりも複雑で、多種多様なため、戸惑う方々も多いですよね。

 

確かに「お墓を建てる」ことを検討し始めた当初は、その複雑さに戸惑いを覚えるかもしれませんが、進めていくうち、調べていくうちに、「お墓の仕組み」を理解することができるはず。

 

大切なことは故人と自分達家族、一族が納得して、気持ちよくお墓参りができるお墓選びではないでしょうか。そこで今回は、納得できるお墓を建てるために知りたい、お墓の種類と選び方の豆知識をお伝えします。

 

お墓の種類全般では霊園や公園墓地、寺院など、墓地の種類による比較もありますが、今回は墓石の種類とその価格に焦点を絞って、お伝えします。

 



 

お墓の種類と選び方。
価格が大きく違う7つの理由

 

全国的なお墓の種類


全国的に広がっているお墓の種類と言えば、和型と洋型の二種類です。和型は昔ながらの「長方形」の長い石が中央にある、馴染みの深いものですよね。一方、洋型は横長のプレートのような形をしています。

 

【 全国に広がる、和型と洋型墓石 】

■ どちらも大きさも様々で、予算に合わせた選択をしやすい、比較的安価なものから揃っている、最も人気の高い墓石デザインの種類です。

 

最近では洋型も多くなりました。和型ではシンプルなものから細かなディテールに彫刻が施されているものなどもあります。

 

 

沖縄特有のお墓の種類


全国的に広がっているのは和型と洋型ですが、沖縄では少し事情が違います。昔ながらの沖縄独自の文化から、破風墓と亀甲墓が多いのです。

 

【 沖縄独特の、破風墓と亀甲墓 】

■ 破風墓は屋根が昔ながらの家の屋根、「破風」の形をしています。一方で亀甲墓は名前の通り、亀の甲羅のような形をしている、家のような形のお墓の種類です。

 

沖縄の風葬の習慣から生まれた、独特のお墓ではありますが、最近では要望に合わせたコンパクトな姿形をしたタイプも見受けられます。

 

 

埋葬スタイルで見る、お墓の種類


お墓自体の形による種類はもちろん、知っておきたい事柄ですが、一方で「誰が入るのか」でも、お墓の種類はさまざまあります。

 

【 埋葬スタイルで見る、お墓の種類 】

■ 昔ながらの代々墓や、家族単位で入る家族墓の他、最近人気が高いお墓が個人で入る「個人墓」です。費用が掛かりますが、後から入ることも可能です。

 

最近では寺院や霊園で多くの人々が埋葬され、一緒に永代供養(永代に渡り供養をしていただける)ができる、合祀墓のタイプも選ばれることが多くなりました。

 

 

石材で選ぶ、お墓の種類


お墓を建てる時、「なぜ同じ形なのに、こんなに価格差があるのだろう?」と驚かれる方々も多いですよね。お墓には驚くほど多く…、何百種類と言う「石の種類」があるのです。

 

【 石材で見る、お墓の種類 】

■ 最も有名な墓石の石材と言えば「御影石」ですが、こちらも安価なものから高級御影石まで、さまざまな細かな種類があります。

 

その他、霊園を見ると黒い墓石や赤みがかった墓石など…、さまざまな石材で建てられたお墓があることが分かります。赤みがかったマホガニーや、黒味が混じる北代青、硬度の違いまでさまざまなのです。

 

 

お墓を建てるのに適した「石材」


このように石材から見た墓石の種類がありますが、実際にお墓を建てるとなると、ここまで価格差が広い何百種類の石材、素人目には何を選べば良いのか、迷いますよね。

 

【 お墓を建てるのに適した石材 】

■ 当たり前ではありますが、まず、長持ちする石材を選ぶと安心です。そのためには石の硬度が高く、水の吸収が少ないかどうか、を目安にすることがポイントです。

 

霊園や石材店に出向いて、実際の墓石を触ってみて確認しながら、霊園や石材店のお話を伺いながら決めていくと、後々後悔しないことが多いです。

 

 

少し変わった、お墓の種類


霊園を歩いていると、なかには他の墓石とは赴きの違うお墓も見掛けますよね。「自分達らしい、オリジナルのお墓を作りたい…。」と言う場合には、特注をします。

 

【 少し変わった、お墓の種類 】

■ 「デザイン型墓石」と呼ばれる特注墓は、墓石のみで70万円前後から見受けられますが、デザインによってその価格帯は大きく変わります。霊園、石材店で相談しながら、納得できるデザインにしてください。

 

ちなみに、時々見受ける昔の「塔」のようなお墓…。これは特注墓ではなく、「五輪塔墓石」と言う種類で、墓石のみで80万円前後以上のものが多いです。

 

 

樹木葬もひとつの「お墓」


このように、様々なお墓の種類をお伝えしてきましたが、もちろん昔ながらのお墓を建てることが日本人には最も安心ながら、最近では自然に帰る自然葬スタイルのなかのひとつ、「樹木葬」も選ばれるようになりました。

 

【 樹木葬と言う、お墓 】

■ 現在、樹木葬にはさまざまなスタイルがありますが、墓地に遺骨を埋葬し、植林をしてお墓の代わりに木を植える方法が、最もお墓の考え方に近い樹木葬です。

 

この場合、少しの期間であれば改葬も可能な施設がありますが、基本的に骨壷は土に溶け、最後には土に帰る埋葬方法ですので、いつの日か遺骨はなくなります。選択の際にはその点も考慮する必要があります。

 

 

いかがでしたでしょうか。お墓の種類がこんなにいろいろな側面から、たくさんあることは、いざお墓を建てる段階になって気付く方々も多いもの。突然の選択肢に驚いたり戸惑ったりする遺族も多くいますが、知識があれば冷静な選択ができます。

 

このような事情からその価格帯もさまざまで、確かに安価に押えることを一番に考えることもできますが、安ければ良い訳でもありません。石材によって耐久性も変わりますし、これからお墓参りをする際に、遺族が気持ちよくお参りできるものが好ましいのです。

 

とは言え、もちろん高いから全て良し、と言う訳でもないため、お墓を建てる時は、自分達のこだわりや優先順位予算を予め整理すると、迷ったり振り回されたりすることなく、冷静に決断できるのです。

 

 

まとめ

さまざまなお墓の種類

・全国的には和型と洋型墓石が主流
・沖縄県内では破風墓と亀甲墓がある
・代々墓、個人墓と埋葬スタイルによる違いもある
・墓石の価格は、「石材」によっても大きく変わる
・石材は水の吸収が少なく、硬い、耐久性があるもの
・オリジナルのデザインが作れる特注墓
・樹木葬は、樹木が墓標代わりになる



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