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生前整理で何をする?押えるべき三つの事柄

生前整理で何をする?押えるべき三つの事柄
生前整理が大切なこと、周囲の遺品整理の体験談やイメージから、日頃感じている方が多いですよね。それでもやはり、部屋中を片付けると言うのは、大きな引っ越しなどがない限り、なかなかできるものでもありません。

 

ましてやある程度高齢になってくると、体力にも衰えを感じることは否めないはず。そのなかで大きな荷物や物置の奥まで「掃除」するとなると、想像以上のパワーが必要ですよね。

 

ただ、生前整理は残される家族が相続や遺品整理に困らないために、生前に自分で行うもの。その意味とポイントを押えつつ、一人で全てを背負わない気持ちで、気楽に進めれば、思ったよりもずっと楽に進行できます。

 

的確に且つ、楽に生前整理が終わったら、ホッとしますよね。そこで今回は生前整理の意味合いとポイント、現在の生前整理事情をお伝えします。

 



 

生前整理で何をする?
押えるべき三つの事柄

 

生前整理の手始め、片付け


生前整理の本来の意味合いは、本人亡き後に遺族で行う遺品整理が大変なことから生まれた「終活」のひとつ。特に自身が遺品整理を経験している方にとっては、残された家族のために、大切な終活となっています。

 

【 生前整理のための片付けとは 】

★ このような理由から、生前整理で最も意識したいポイントは、不必要なものを捨てること。重要なものかそうでないものか、これは遺族には、なかなか瞬時には判断しにくいからです。

 

・ 思い出の品なども大切なもののひとつではありますが、特に預貯金口座の通帳やキャッシュカード、銀行印や実印など、手続き上不可欠なものと、なくなっても後々遺族が困らないもの、とを分ける意識が重要。

 

自筆遺言書を書いても、出てこなければ意味がありませんよね。このように手続き上や今後の暮らしのなかで、「遺族にとって」困るものなのか、が片付けの基準と考えれば、判断しやすいかもしれません。

 

 

片づけが一人ではできない時


元気なうちに進めるのが終活ではありますが、それでもある程度の年齢になれば、老いは感じるもの。生前整理を進めようと思っても、重くて大きなものばかりだったり、体力的にも精神的にも、躊躇してしまうこともありますよね。

 

【 「片付けができない!」そんな時 】

★ 近年では「親子で始める生前整理」なども注目されていますが、遠方に住んでいるなど、なかなか思うようにはいかないもの。ならば専門の業者に依頼してみるのも、一案です。

 

・ 「遺品整理」専門の業者があるように、最近では生前整理を請け負う業者や、生前整理カウンセラーなどがいます。

 

 

生前整理業者へ頼む目安


「生前整理を一人でできないけれど、家族に頼むことも気軽にはできない…。」そんな時に便りになるのが、生前整理や遺品整理を請け負ってくれる業者です。

 

【 専門の業者へ頼む目安 】

★ 業者の料金の一例では、「生前整理(遺品整理)技能士」の資格を持つスペシャリスト一人に付き、1時間5千円などの例があり、二人、三人と増やすことも可能。(この例では二人の場合、1時間8千円)

 

・ セットの料金などもあり、一部屋4万円前後で、片付けの他不用品の廃棄や仕分け、買取り作業なども請け負ってくれる、心強いサービスです。

 

他の業者では小さい一戸建てで12万円、5LDK以上の戸建て、数日間を掛ける生前整理となれば20万円前後掛かるケースもあります。

 

 

財産目録を作る


このように片付けは自分ひとりで背負わなくても、何らかの方法がありますが、やはり財産や預貯金口座の整理など、自分にしか分からないものもありますよね。これこそ、生前整理をしなければならないもののひとつです。

 

【 相続がスムーズに進む、財産目録 】

★ 相続人が相続放棄をするか否かは、早い段階で決断をしなければなりませんが、被相続人の財産が把握できていなければ、安心して相続する決断はしにくいもの。

 

・ 借金がプラスの財産よりも大きければ、放棄をした方が良い訳です。もちろん、相続した範囲内での返済、という手段もありますが、この場合には、相続人全員の同意が必要になるため、手続きが複雑になります。

 

預貯金だけではなく、現在持っている不動産(住所まで記入)、そして借金などの負の財産も含め、遺言書やエンディングノートを利用して整理すると、後々も安心できるのです。

 

 

貴重品は一ヶ所にまとめる


財産目録を作る前に、長く生きているとさまざまな理由から、あちらこちらに預貯金口座を開設していることも多々あるので、これらを整理すると、後々相続人も把握しやすく便利。

 

この時、家族の名義で口座を作ってそこにお金を入れるケースがありますが、これは「名義預金」と判断され、相続税が掛かることもあるので、注意してください。

 

【 貴重品は一ヶ所にまとめる 】

★ ここで預貯金口座や実印、銀行員をはじめとする、貴重品類は一ヶ所にまとめ、相続人が把握しやすくしておくと、後々スムーズです。

 

自分亡き後の手続きだけではなく、突然入院することになったり、思うように動けなくなった…、などの場合にも、大切なものをまとめておくことで、周囲の人々がサポートしやすくなります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、生前整理はまず片付け。けれどもこの片付けが、長い年月のなかで物が溢れ、どこからどう手を付けて良いのか…、検討がつかなくなり途方に暮れてしまうもの。

 

「どうしても進まない!」と言うのであれば、本文中でお伝えしたように、プロの手に委ねるのもひとつの手です。とは言え、気楽に終活を始めた身としては、生前整理に何十万も掛けるのは、躊躇しますよね。

 

それならばまずは一時間~数時間の時間制でお願いして、重要な箇所、気になるだけをスッキリさせるのも一案かもしれません。終活とは言え、もちろん時間はたっぷりあります。焦らずにできる場所から、ベイビーステップで少しずつ進めていくのが、気負わずに楽しく生前整理を進めるポイント!

 

本記事を参考にしながら、時には家族も巻き込んで、スッキリした暮らしにシフトできるよう、生前整理を進めてください。
まとめ

生前整理をする事柄とポイント

・思い出よりも「遺族が後々困らないか」で決める
・子どもや、生前整理のプロにお願いすることもある
・専門業者に頼む目安は、一部屋で4万円前後
・預貯金口座を整理する
・財産を整理して、財産目録を作る
・貴重品類は一ヶ所にまとめておく



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