のんびり沖縄 沖縄から地元ならではの情報をお伝えします。
ID:5694

お墓を建てるなら「地震保険」。現代の対策と5つの知識

お墓を建てるなら「地震保険」。現代の対策と5つの知識
お墓を建てる時に現代で気になる筆頭が、「地震対策」ですよね。以前にも多くのボランティアの方々が、骨壺を集めて倒れたお墓を戻し、納骨していました。

 

けれども全てのお墓でこのようなボランティアの方々がいるとも限りませんし、何よりもよほどの災害でない限り、自分達のお墓をボランティアの人任せにする訳には行きません。

 

お墓を建てるには平均で300万円、なかには600万円以上と、家に次いで人生での大きな買い物のひとつです。災害で倒れたからといって、簡単に建てなおす訳にもいかず、そのままになっているケースもあります。

 

地震が頻発する日本、できることならお墓を建てる段階で、地震対策まで配慮し、突然の時にも慌てずに対処したいですよね。そこで今回は、お墓を建てる時に頼りになる「地震保険」や、業者による地震対策をお伝えします。



 

お墓を建てるなら「地震保険」。
現代の対策と5つの知識

 

丁寧な基礎工事の説明


地震対策は見えないところですが、丁寧な基礎工事は基本と考えてください。地震で倒れるお墓の多くは、この石材などの問題ではなく、施工が原因であることがほとんどです。

 

【 お墓を建てるなら、基礎工事を大切に 】

 

★ ただ、見えない部分ですのでお墓を建てる側としては、契約前に丁寧な説明をしてくれるかどうか…、などで石材業者さんの信頼度を確認するしかありません。

 

・ 鉄筋コンクリートの基礎工事が基本ですが、あまりにも地盤が緩い墓地の場合(墓地を決める前に確認もできます。)や、とても狭い墓地スペースの場合には、中央を抜いた基礎石を入れることもあります。

 

このような「簡易施工」のケースでは、どうして簡易施工なのか、またその過程も説明できる業者であればより安心です。

 

なかには骨壺を入れるカロート部分が充分でなかったり、ホームセンターなどでも販売されているような、安いブロックで代用している業者もあるので、事前の質問と見極めが肝心です。

 

 

霊園の提携石材業者はより信頼できる


この信頼面に関しては、霊園でお墓を建てる場合には、提携石材業者はやはり安心できます。

 

【 霊園でお墓を建てるなら、提携石材業者が良い 】

 

★ …と言うのも、霊園が提携しているため、連携やメンテナンスがしやすく、結果的により行き届いたアフターケアができるからです。

 

・ 霊園によっては複数の提携石材業者があるので、この場合には相見積もりを取ったり、石材業者まで立ち寄って比較検討してください。

 

ただ、インターネットで良く見られるように、霊園との提携、指定石材業者によるトラブルがあるのも確かです。

 

単純に営業担当者の配慮不足で、霊園と契約してから知ったため、「だまされた!」と感じてトラブルに発展したものの、いざ他の石材業者と比較検討したところ問題なかった…、と言う事例もあります。

 

一方、実際により利益を得るためのものもあるので、「お客様の立場」からの提携か、「自社の利益のための」ものなのか…、こちらも見極める目は必要かもしれません。

 

 

現代の石材業者の地震対策


近年では続く大型地震の影響で、お墓を建てる方々も耐震対策には敏感になりました。

 

一般的には震度5~6くらいから、お墓にも影響があるとされ、その時は問題なくても続く地震によって隠れた部分にヒビや損傷を起こしているものもあります。

 

【 お墓を建てる時の、地震対策 】

 

★ 石材業者によってそれぞれに対策が取られ、「アンカーボルト」と呼ばれる耐震ボンドや耐震ゲル、パズルのように凹凸に組み込むことで、崩れにくくする対策などがありました。

 

・ また、そもそも墓石自体を二段構造、三段構造から大きなひとつの墓石(一体構造)で崩れにくくしたものもあります。

 

 

お墓の「地震保険」の重要性


このようにお墓を建てるに当たり、多くの地震対策を取っている現代のお墓業界ですが、いくら基礎工事や地震対策を取っても、大きな災害の前にはどうにもならないこともあります。

 

【 お墓を建てる時に必要な、地震保険 】

 

★ さらにお墓の災害補償はまだまだ制度が確立されていません。災害によるお墓の修繕や建て替え費用は、現代の制度では墓主の負担になるのです。

 

・ 自分のお墓であればお金が貯まってから修繕…、でも問題はないのですが、時には周辺のお墓を損傷してしまうこともあります。

 

この場合、修繕費を請求されることも多いです。もし損傷しても、自分のお墓への耐震対策を充分に施していれば、支払いを免れることができるケースもあるものの、地震保険に入っていれば安心です。

 

 

地震保険の保障例


このような事情から最近では霊園や石材業者で、お墓の地震保険を紹介されることも多くあります。まだまだ新しい保険ですが、一か月数千円の保険がほとんどです。

 

【 地震保険の事例 】

 

① 免震加工をした際に任意で入れる保険 … 1口年額4500円、最大10口までで、1口なら有事の時に30万円(10口なら300万円)

 

② 50万円以上の墓石購入で任意で入れる保険 … 月額約3000円の支払いで、有事に墓石補償。  

 

…などなどがあります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は地震の多い現代の日本で、お墓を建てる時に加入しておくと安心できる地震保険と、現代の地震対策事情をお伝えしました。

 

本文中でも少し触れましたが、墓石は重量も重く震度5以上くらいまではあまり影響はありませんが、その地震が長く続いてしまうと、じわじわとお墓にも損傷が出てきます。

 

時には地震が終わってしばらくしてから、墓石がずれていることに気付いたり、お墓の装飾が崩れたりする事例もありました。

 

墓石に使う石材はどれも重量のあるものです。小さな装飾でも意外と重いので、見つけたら石材業者や霊園の施設管理者へ相談をして、業者で修理、取り除いてもらってください。

 

お墓を建てる段階から後々戸惑うことのないよう、充分に地震への配慮を行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

お墓にまつわる地震対策

・地震対策には基礎工事は不可欠
・霊園の提携業者は、よりアフターケアがしやすい
・耐震ボンド一体構造など、耐震対策が進んでいる
・お墓の災害による補償制度は進んでいない
・近隣のお墓を損傷して修繕費を請求されることもある
・地震保険にはさまざまな制度がある

 



free_dialshiryou_seikyu

カテゴリー:
タグ:

関連記事

合わせて読みたい

人気記事ランキング

カテゴリ

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp