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【死んだ時に掛かるお金】葬儀費用が大きく変わる棺の種類

【死んだ時に掛かるお金】葬儀費用が大きく変わる棺の種類
死んだ時に掛かるお金のなかでも、大きな金額を占めるのが葬儀費用ですが、大切な家族が亡くなってすぐの時期だけに、葬儀社任せの打ち合わせになりがちですよね。

 

葬儀は現代では20万円の直葬から始まり家族葬などなど、死んだ時のお金と言っても、予算や規模によって価格帯には幅があります。そのなかでも価格帯に幅がある項目が、棺と祭壇ではないでしょうか。

 

祭壇は「花葬」などの故人の趣味を鑑みたものも増え、豪華になればなるほど価格帯も高くなりますが、ちょっと分かりにくいのは棺です。

 

実は棺も十万円以下のものから、百万円を超えるものまでさまざまあるのですが、そもそも棺まで知識がある方は少なく、選択しようがありませんよね。

 

そこで今回は、意外にも死んだ時に掛かるお金を左右する、棺の種類や価格帯についてお伝えします。ぜひ予算に見合った、納得できる選択をしてください。



 

【死んだ時に掛かるお金】
葬儀費用が大きく変わる棺の種類

 

棺の名前の読み方


死んだ時のお金のなかでも、最も選びにくい棺ですが、それは専門用語が多いためかもしれません。棺のランクを見分けるには、三つの要素があります。

 

【 死んだ時のお金、棺の三つの要素 】

 

★ 例えば「総桐平インロー」であれば…、

 

① 棺の素材

 

… この場合には「総桐」で桐で作られたことになります。この他、「檜無垢(ひのきむく)」や「樅無垢(もみむく)」、総桐ではなく「桐(きり)」などがあります。

 

② 蓋の形状

 

… 日本では蓋がまっすぐ平らになっているものが多い一方、海外では丸くカーブがかった棺が多いですよね。このような蓋の形を表す部分が「平」で、「総桐平インロー」の場合には正式には「平棺」です。

 

③ 棺の造り

 

… 「インロー」の部分が棺の造りを表し、この場合には「インローづくり」の略となり、その他「フラッシュ棺」などもあります。

 

 

それぞれの種類と金額の要素


このように分かれますが、蓋の形状では平らな棺が「平棺」であるのに対し、カーブがかった丸い形状の棺は「アール棺」と言います。(ちなみに、アールは「R」の意味合いです。)

 

また棺の造りの「インロー」は日本古来の凹凸を噛み合わせて作る造りを指し、対する「フラッシュ棺」は簡単に言えば合板です。

 

素材は高級素材に比例するのは当然ですが、(檜無垢→樅無垢→総桐→桐のように)蓋の形状は形状よりも細工の細かさに比例し、造りではインロー→フラッシュ棺(布棺)の順番で安くなる傾向にあります。

 

【 死んだ時のお金、布棺 】

 

★ ただ、近年では棺の価格を抑えたい方々には「布棺」と呼ばれる、フラッシュ棺に布を貼ったタイプが見栄えも良く、選ばれるようになりました。

 

・ この「布棺」の中身となるフラッシュ棺は、芯をベニヤ板で挟んだ造りでとてもリーズナブルな点が魅力です。

 

近年ではこの布棺の需要の高さから、従来の白い布貼りだけではなく、青やグラデーションと、さまざまなニュアンスを選ぶ葬儀社も見られるようになりました。

 

 

棺の種類による、金額の目安


近年人気の布棺は、見た目にも布で装飾されているので何も問題はありませんが、最期に故人が入る場所として、「それなりの棺を準備してあげたい。」と言う方もいますよね。

 

もちろん死んだ時に掛かるお金に余裕があれば、割り当てた葬儀予算内で、納得の行く棺を準備するのが一番です。そこで、下記ではそれぞれの棺の相場を比較してみました。

 

【 死んだ時のお金、棺の種類による金額目安 】

 

① 天然木素材 … 檜無垢平インローでは110万円前後、樅無垢や総桐になると30万円前後が目安です。

 

② フラッシュ棺 … 前項でお伝えしたフラッシュ棺(中空洞板・桐平棺=いわゆるベニヤ板の合板)などを選べば、5万円前後で準備ができます。 

 

③ 布棺桶 … フラッシュ棺に布を貼りつけたものですので、5万円プラスαとなり、7万円~10万円前後が目安です。

 

 

細かな細工がより高級に…


「…では、最も高級なもの(檜無垢の棺)でも110万円くらいなの?」と思われそうですが、それだけではありません。天然素材(檜や樅、桐造りの棺)では、彫刻が施されているタイプがあります。

 

【 死んだ時のお金、プラスαの彫刻 】

 

★ 彫刻は細かければ細かいほど、プラスαの金額が掛かり、檜無垢平インローで、細かな彫刻が施されたものでは300万円!の棺もあるのです。

 

・ 同じ桐素材での比較の一例では…

 

① シンプルな桐平棺が5万円
② 桐布棺にすると10万円(+5万円)
③ 布に刺繍が入ると25万円(+20万円)
④ 一部彫刻で30万円(+25万円)
⑤ 全面彫刻で50万円(+45万円)

 

…と変化します。

 

死んだ時のお金は当初、故人の預金などが凍結されてはいますが、故人の預金や保険金などもあるので、その金額に合わせて、自分達の今後の暮らしも鑑みながら、丁度良いものを選んでください。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は死んだ時に掛かるお金のひとつ、葬儀費用のなかでも、実は大きな割合を占めている棺についてお伝えしました。

 

もともと死んだ時のお金を低く設定している家族葬では、布棺桶などリーズナブルなものがセットされていたりもするのですが、一般葬になると、葬儀社としてもより良いものをすすめることが多いです。

 

また面白い棺のタイプでは、「組み立て式棺桶」などもあり、終活を進めている方や、自宅で葬儀を希望している方などに選ばれています。

 

日ごろから自宅に保管できて、一人でも組み立てることができる棺桶は、一部葬儀社でもよく活用される棺桶で、組み立て式ながら見た目もしっかりとしているのが特徴です。

 

死んだ時のお金のなかでも、棺や祭壇は故人が意見を言えないだけに、「立派な葬儀にしてあげよう…。」と高めに設定しがちなので、最近では生前に話し合う家も増えてきました。

 

ぜひ、死んだ時のお金の優先順位と予算を明確にして、ムリなく納得できる葬儀を執り行ってください。

 

 

まとめ

葬儀費用が大きく変わる、棺の種類と金額

・棺の金額は素材・形・造りで決まる
・割安な棺は布棺やフラッシュ棺
・布棺では7万円~、檜では110万円など
・細工などの飾りをプラスすると高くなる
・組み立て式棺桶などもある

 



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