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遠距離介護のメリットデメリット☆決断をするポイント

遠距離介護のメリットデメリット☆決断をするポイント
遠距離で介護をする選択は、まだまだ日本では躊躇する方も多いですよね。時には親の介護のために、夫婦のどちらかが拠点を移して、介護生活に入る決断も見受けられます。

 

けれどもその決断がきっかけで、介護生活が長引くにつれ、自分の家族の方にトラブルが起きてしまう悩みや相談も多くなりました。

 

今まで自分達を立派に育ててくれた親の介護は、大切な問題である一方で、今の家族との幸せな暮らしを崩したくない…、と悩む方々は、思っている以上に多いのではないでしょうか。

 

実は最近では核家族化が進み、遠距離での介護を決断するケースが増えていて、実際に介護を受ける被介護者にとっても、遠距離介護が快適だと言う、アンケートでの声も増えてきているのです。

 

そこで今回は、遠距離介護に罪悪感を感じる、迷う方々へ向け、そのメリットデメリットをアンケートや体験談を元にお伝えします。

 



 

遠距離介護のメリットデメリット☆
決断をするポイント

 

遠距離介護のメリット①適切な距離感


遠距離介護の最も大きなメリットは、お互いに適切な距離感を保つことができるため、介護者が疲弊しない、と言うことではないでしょうか。

 

ただ、実はシニア世代のアンケート結果では、その距離感のメリットを感じているのは、介護者だけでもないのです。

 

【 遠距離介護で適切な距離感を保つ 】

 

★ 親にとっても要介護状態になった時、身内に介護をしてもらうことを、できれば避けたいと考える方が増えてきました。

 

・ 介護を専門職としている他人だからこそ頼みやすい、昔の自分を知らない相手の方が、恥ずかしい想いなく頼れる、とするシニア世代も多いのです。

 

要介護状態にもよりますが、訪問介護や看護を利用したり、老人ホームや通所ケアなど、さまざまな介護方法があるので、その手続きやケアマネージャーとの相談などでサポートをしていくのも、良いのかもしれません。

 

 

遠距離介護のメリット②介護サービスの優先利用


一人暮らしの高齢者の場合、家族と同居している場合よりも、公的な介護保険サービスの利用が優先されるのもメリットです。

 

【 公的介護保険サービスが優先される 】

 

★ 現代では多くの地域で、公的介護保険サービス施設が飽和状態になっているため、いつまで待機しても希望の施設に入れない人も増えています。

 

・ 遠距離介護を行う際には、要介護認定を受けてから、地域のケアマネージャーに相談をして、帰る毎にケアマネージャーの元を訪ねるなど、細やかな連携ができれば、とても安心です。

 

役所ではぜひ、親が一人暮らしをしていることを伝えてください。自治体によって活動はさまざまですが、傾聴ボランティアや見守り訪問サービスなどがあります。

 

 

遠距離介護のメリット③現在の暮らしを守る


親が要介護になった時、よく見られる決断が、子ども家族の夫婦どちらかが親の実家へ移り住み、在宅介護を始める決断です。

 

【 遠距離介護でお互いの暮らしを守る 】

 

★ ただ、現在では共働きで生計を立てている家庭も多いため、片方の収入源がなくなることになり、経済的にも不安定になりかねません。また、子どもにも環境の変化が起きて心配と言う声もあります。

 

・ また一方で、親が引っ越して同居する例もありますが、親にとっても環境の変化がきっかけで、老人うつ病を発症する例が増えてきました。

 

現在のシニア世代のなかには、一人きままに過ごす方がストレスが少ないと感じる方も多いようです。要介護の状態にもよるので、地域のケアマネージャー、親と三者で向き合って相談することをおすすめします。

 

 

遠距離介護のデメリット①費用への対策


このようにメリットも多い遠距離介護の決断ですが、やはり在宅介護と比較すると、住まいのバリアフリー化見守りサービスなど、何かと費用が掛かることは否めません。

 

【 遠距離介護、出費対策 】

 

★ まずは、後々のトラブルを避けるためにも、極力親のお金で対処することを考えてください。最初に親の預貯金や保険、年金を確認し、そこから出していくとストレスも掛かりにくいです。

 

・ 最低限のラインは地域のケアマネジャーと相談しながら、公的な介護保険サービスで賄ことができます。

 

遠距離介護の場合には、例えばセコムなどの民間の見守りサービスや食事宅配サービス、車いすなどの費用の他、介護者の交通費などが公的介護保険サービス外となりやすいです。

 

親(被介護者)が民間の介護保険に入っていると、よりフォローしてくれる範囲が広がるので、介護保険加入の有無もぜひ、確認してください。

 

 

遠距離介護のデメリット②緊急事態への対策


遠距離介護で最も気になるのが、急な病気やケガの対処ではないでしょうか。現在では多くの企業が、高齢者の一人暮らし対策として、緊急を察知するサービスを打ち出しています。

 

毎日のガスの動きやトイレの灯り(扉)で、家内に人が動いているか察知するサービス、人感センサーなどの他、スマホを利用した緊急サービスも見受けられるので、ぜひ調べてみてください。

 

【 遠距離介護での緊急事態への対策 】

 

★ このような見守りサービスも上手に利用しながら、実家へ帰省した時には、近所の人々や地域のケアマネージャー、かかりつけ医など、親(被介護者)に関わる人々には挨拶をしてください

 

・ 遠距離介護であっても、親の周囲の人々と連絡を密に取ることにより、何かがあった時にフォローしてくれることが多くなります。

 

介護は在宅、遠距離関係なく、少しでも多くの人々に協力を仰ぎ、一緒に行っていく意識は欠かせません。それがなければ、介護者も親(被介護者)も共に崩れていくことになりかねないのです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回はなかなか決断しにくい、遠距離介護のメリットとデメリット、そして、デメリットに関わる対策をお伝えしました。

 

確かに今まで自分を育ててくれた親への恩返しは、欠かすことはできません。けれども大人になった今、介護者にも社会的立場があり、子どもやパートナーと言った、今の家族も存在します。

 

子どもも思春期を迎えた母親が、親の介護をしなければならない時など、多くの相談が持ちかけられます。親の介護で新しい生活を始めたことがきっかけで、現在の家族が崩れる事例も珍しくはありません。

 

とは言っても、それぞれの家庭のバランスや状況、親や自分達家族の性格などにより、在宅介護が良いケースもあるので、ケースバイケースとも言えるのです。

 

ただ、「嫌な予感がする」など、引っかかるものがあるならば、遠距離介護も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

遠距離介護のメリットとデメリット

・今の社会的立場や収入を守り介護ができる
・身内よりも専門職の方が頼りやすい人もいる
・高齢者の一人暮らしは施設利用の優先度が高い
・一緒に崩れることのない距離で介護ができる
・一人気ままに暮らしたい高齢者もいる
・交通費やバリアフリーなど費用が掛かりやすい
・トラブルを避けるため、基本は親のお金で補填する
・緊急時にすぐに対応できない
・周囲の人々との連絡を密に取る
・民間の見守りサービスを利用する

 



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