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お布施の渡し方マナー☆シーンで違う、5つの添え言葉

お布施の渡し方マナー☆シーンで違う、5つの添え言葉
お布施の渡し方には細やかな作法があります。ただ、日ごろあまりお寺との関わりがないだけに、葬儀や法事を執り行うことになって、初めて慌てることもありますよね。

 

お布施もお金を包む風習ですから、お香典と同じように考える方も多いのですが、実際には意味合いから違います

 

そこを理解せずにお香典マナーに倣った言葉掛けをして、失礼になってしまう事も多いです。できれば避けたいですよね。

 

そこで今日は、お布施の渡し方マナーのなかでも、渡すシーンや添える言葉に焦点を置いてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

 



 

お布施の渡し方マナー☆
シーンで違う、5つの添え言葉

 

葬儀・法事の朝に渡す場合


一般的にお布施は、お坊さんとお会いした時にお渡しするのがベストです。寺院で執り行う場合には、到着してご本尊に手を合わせた後、お坊さんのお部屋へ伺い挨拶をします。

 

葬儀社が紹介してくれたお坊さんで、会場でお待ちするのであれば、控室を用意してください。

 

到着後に控室に出向いて(葬儀社スタッフが案内してくれます。)、ご挨拶をしながら、お布施も渡すのが一般的です。

 

【 お布施の渡し方:朝に渡す言葉 】

 

★「本日は〇〇(故人)の〇〇回忌(葬儀)に付き、大変お世話になります。どうぞ、よろしくお願いいたします。」

 

・朝の挨拶の時間を過ぎると、喪主(施主)は慌ただしくなりますので、この時にスケジュールや駐車場の確認も終えてください。

 

事前に読経供養をお願いする際、(会場からの出張であれば)寺院から会場までの送り迎えの有無、法事(葬儀)後の会食への出席の有無を確認します。

 

【 お布施の渡し方:御車料、御膳料 】

 

★送り迎えをしない場合、お坊さんが会食に出席しない場合には、「御車料」「御膳料」も準備しなければなりません。

 

・どちらも、白い封筒に黒墨で「御車料」「御膳料」と記せばOKです。

 

金額目安は御車料であれば、寺院から会場までのタクシー代を目安に、御膳料は一人分の会食代金を目安に、約五千円くらいを限度に用意します。

 

 

葬儀・法事を終えて渡す場合


現代では法事(葬儀)の朝にお布施をお渡しするのが一般的ですが、地域によっては法事(葬儀)の後に渡す風習も多いです。

 

また朝に慌ただしく挨拶ができず、全てを終えた後の挨拶になることがあります。

 

【 お布施の渡し方:法事(葬儀)後に渡す言葉 】

 

★「本日は〇〇(故人)の○○回忌(葬儀)に付き、お心こもったおつとめを頂き、誠にありがとうございました。

 

今度ともどうぞ、よろしくお願いいたします。」

 

・挨拶の際には引き出物など、お渡しするものがあれば、ここで一緒に出してください。

 

お布施の渡し方には作法があります。封筒を乗せる程度の大きさのお盆、「切手盆」に乗せて、お渡しするのが習わしです。

 

お布施の表書きはお坊さん側に…、より丁寧な習わしでは、切手盆の上に袱紗を掛けて出します。

 

 

葬儀・法事後に改めて届ける場合


檀家である場合には、法事(葬儀)後に改めて挨拶に伺う家も多いです。改めてお礼に伺うなら、翌日に尋ねてください。

 

【 お布施の渡し方:改めて伺って渡す 】

 

★「枕づとめから、お通夜、葬儀、還骨まで、大変お世話になりました。お蔭様で、〇〇を無事に送ることができました。誠にありがとうございました。」

 

・ここで今後の法事の確認までしておくと安心です。

 

また、今後のお付き合いもあるので、事務的なものにとどまらず、世間話もしておくと、後々助けになるかもしれません。

 

【 お布施の渡し方:改めて寺院を訪れる 】

 

★先方に訪れるなら、お坊さんへ挨拶をする前に、まず本堂へお参りをして手を合わせてください。

 

 

遠方に移住し、久々に訪れる場合


以上が、お布施の渡し方で多いパターンですが、今では檀家であっても生まれ育った地域から移住して、菩提寺とは疎遠になっている方も多いのではないでしょうか。

 

お盆やお彼岸、年末などに帰省した際に訪れ、お布施を包むと好印象です。

 

【 お布施の渡し方:久々に訪れる 】

 

★「大変ご無沙汰しております。みなさまお元気で、お変わりはないでしょうか。こちらはどうぞ、お供えとしてお受け取りください。」

 

・…と挨拶をしながら、包んだ袱紗(ふくさ)からお布施を取り出し、袱紗を座布団代わりに下に敷いて、両手でお渡しします。

 

もちろん、お布施の表書きをお坊さんへ向けてください。

 

 

事前に袈裟などを受け取る地域


今ではすっかり少なくなりましたが、法事(葬儀)の時には事前に寺院を訪れて、法具(袈裟や経本など)を受け取り、会場の控室に準備をしておく慣習もあります。

 

お坊さんが準備をせずに訪れるための心配りの慣習なのですが、この時には独特の言い回しがあるので、注意をしてください。

 

【 お布施の渡し方:法要道具の受け取り 】

 

★法具は人に見立てて「お経様」(袈裟などは「お衣(おころも)」と表し、受け取ったり届けることを「お迎え」や「お送り」と言います。

 

受け取る時 … 「お経様(お衣)をお迎えにあがりました。」「本日はどうぞ宜しくお願いいたします。」

 

届ける時 … 「お経様(お衣)をお送りにあがりました。」「本日は無事に〇〇回忌(葬儀)を終えることができ、ありがとうございました。」

 

…となります。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日はお布施の渡し方マナーのなかでも、一緒に添える言葉を中心にお伝えしました。

 

お布施は葬儀や法事の他、お彼岸やお正月などでもお渡しする家はあります。寺院での供養行事(彼岸会など)に参加する家も、まだまだありますよね。

 

お布施はお香典などとは違い、相互援助の意味合いではなく、本来は仏教の修行のひとつなので、檀家になれば何かと包む機会は多いです。

 

ですから、その時々に合わせた感謝の表現、相手を尊ぶ表現も知っておくと役立ちます。

 

 

まとめ

お布施の渡し方と言葉添えのマナー

・朝には法要の内容と「お世話になります」
・後なら「お蔭様で…、ありがとうございました」
・改めて訪れるなら翌日に伺う
・お礼と共に今後の法事のお伺いも立てる
・寺院では御本尊にまず手を合わせる
・遠方なら、帰省時にお布施を包んで渡す
・法具を予め受け取るなら、法具を人に見立てる

 



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