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再婚同士のお墓問題☆継承トラブルを避ける3つの注意点

再婚同士のお墓問題☆継承トラブルを避ける3つの注意点
再婚同士の場合、お墓の継承トラブルにならないよう、再婚した時点での親族間での話し合いは不可欠ですよね。

 

特に死別してお墓を継承していた場合、新しいパートナーが出来ることで、「このまま元パートナーのお墓を守って行くのか。」「自分はどちらのお墓に入るのか…。」など、生前に話し合って起きたい事柄が起きてきます。

 

自分達にこだわりはなくとも、子ども達にとっては再婚によって、継承問題が複雑になることを考えると、余計な負担はかけたくないですよね。

 

そこで今日は、再婚同士で注意したいお墓トラブルを、3つの体験談とともにお伝えします。

 



 

再婚同士のお墓問題☆
継承トラブルを避ける3つの注意点

 

子どもには選択権がある


死別・離別に関わらず再婚の場合には、「子どもには選択権がある」と言うことを念頭に置いて話し合いを進めるとスムーズです。

 

法律から見ると、子どもは元パートナーの家墓を継承する権利や、自身が入る家墓も選ぶことができます。

 

【 子どもと話し合いたい、再婚のお墓問題 】

 

☆ 離婚をして再婚をした場合、当人は元パートナーの家墓に入ることは、まずありませんよね。選択肢としては…

 

① 現在のパートナーの家墓に入る。
② 二人で新しくお墓を建てる。

 

…などの方法があります。

 

☆ 一方、両親が離婚・再婚をした場合、子どもの選択肢としては…、

 

① 実親(元親)の家墓に入る。
② 現在の親の家墓に入る。
③ 現在の両親が新しく建てたお墓があれば、そこに入る。

 

…などの選択肢ができますし、再婚同士の場合お墓の継承権も、実親の家墓・再婚家の家墓、双方にあります

 

ただし、実親(元親)が再婚をしている場合には、新しいパートナーやその子どもにも、同じくお墓に入る・継承する権利はあるので、ここでトラブルにならないよう、生前の話し合いをしてみてください。

 

【 再婚同士のお墓問題、継承の優先 】

 

☆ お墓の継承自体は、故人が指名があればその継承者が優先されます。続いて地域の慣習が優先です。

 

 

再婚で起きるお墓の負担


代々守ってきた家墓の場合には、継承者は生前に話し合い決めておくと安心です。もともと再婚同士でなくてもお墓の継承問題は深刻化しています。

 

無縁墓が増加傾向にある現代ですから、再婚同士のお墓になると尚更です。

 

【 再婚同士のお墓、子どもの負担 】

 

☆ 最近では少子化やお墓の継承ができない方々が増え、子どもが一人で実親(元親)の家墓と、現在の親の家墓を継承するケースが増えて負担が増えています。

 

・ もしも元親の家墓、現在の親の家墓…、と複数のお墓を継承する立場になった場合、より負担なくお墓を管理する方法も考えてみてください。

 

① 片方、若しくは両方のお墓を改葬(引っ越し)して、ひとつの場所にまとめ、管理しやすいように整える。

 

② 片方、若しくは両方のお墓を墓じまいする。(取り出した骨壺は合葬して供養する。)

 

…などなどがあります。

 

もちろん関係者間で話し合いをすることをおすすめしますが、現在ではお墓自体に興味のない方々も多いですよね。その場合には、自身が管理がしやすいように進め、負担を軽くすることを優先するケースが増えました。

 

…と言うのも、自分の世代では管理が出来ても、子どもの世代でさらに管理するお墓が増えたり(娘が引き継ぎ、さらに婚家の家墓を見なければならないなど)と、先々に問題が持ち越されるケースが増えたためです。

 

 

死別、再婚をした場合


元パートナーと死別後、元パートナーの家墓を継承した後に再婚をした場合には、「継承した元パートナーの家墓をどうするか…」と言う問題が出てきます。民法第769条でも関係者間の協議を定めているほどです。

 

【 元パートナーのお墓を継承後、再婚した場合 】

 

☆ ここでのポイントは、「子どもには元パートナーの家墓を継承する権利がある」点です。この場合に考えられる選択肢は…、

 

① 元パートナーの親族にお墓を継承してもらう … 

 

この場合には、前述したように元パートナーとの間に産まれた子どもには、お墓の継承権があります。後々の継承問題まで話し合うと、自身の死後も安心です。

 

② 元パートナーのお墓の継承先がない場合 …

 

近年ではお墓を継承しない、できない方々も多いため、元パートナー方の親族にお墓を継承してもらえないこともあります。この場合には、新しいパートナーとの話し合いが必要です。

 

・ 新しいパートナーが元パートナーと一緒のお墓に入ることを良しとする場合には、継承している元パートナーが眠るお墓に、自分と新しいパートナーが入ることもできます。

 

・ 新しいパートナーが一緒に入ることを拒む場合、二人で新しくお墓を建てる事例が多いです。

 

…②で、新しくお墓を建てる選択をした場合でも、元パートナーの眠るお墓は別に守り続ける選択もありますが、その場合には、子どもが二つのお墓を引き継がなくてはならなくなります。

 

この点を子どもと話し合いながら、後々は元パートナーのお墓を墓じまいしたり、自分達のお墓を期間限定の永代供養墓とすることも、ひとつの方法です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は再婚同士のお墓問題についてお伝えしました。お互いに離婚・再婚をした場合には、相手も再婚をする可能性があり、その子ども達にもお墓に入る、継承する権利があります。

 

法律的には、どちらも実子であればお墓に入ることはできますが、それぞれの家族同士の関係性や感情もあり、なかなかスムーズに話し合いが進まないことも多いです。

 

ただし、お墓の継承は相続財産とは全く別物であり、気持ちの問題でもあります。

 

もしも「一緒のお墓に入るのは嫌だ。」など、気が進まない場合には、ムリをせず独立して、新しいお墓を建てることも、永代供養墓が普及し始めた現代では、選択肢のひとつではないでしょうか。

 

 

まとめ

再婚同士のお墓問題の注意点

・実子には元パートナーのお墓を継ぐ権利がある
・子どもに複数のお墓を負担させない配慮も必要
・次世代のお墓の継承まで考慮して話し合う
・元パートナーのお墓に新しい家族も入ることができる
・新しい家族で新たにお墓を建てることも一案
・墓じまいや永代供養墓もひとつの方法



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