のんびり沖縄 沖縄から地元ならではの情報をお伝えします。
ID:5690

お墓の改葬を検討中!引越しのための5つの選択肢とは

お墓の改葬を検討中!引越しのための5つの選択肢とは
お墓の改葬(引越し)の話は、年々身近になってきましたよね。現代では故郷に腰を据えて人生を過ごす人は少なく、お墓の継承問題が表面化してきました。

 

多くの若い世代が都心部へ出て行くため、近年では都心部でも遺骨を預かってくれるうえ、気軽にお参りに行けるような「納骨堂」や、自宅で遺骨を供養する「手元供養」もより広まっています。

 

そんななかで故郷にある、昔から続く先祖代々墓や沖縄では門中墓などは墓主が高齢化し、日ごろのお墓の管理や掃除が難しくなってきたため、管理がしやすい場所にお墓を改葬する方が増えたのです。

 

とは言っても、特に先祖代々墓や門中墓など、自分達だけではなく親族や家族にも関わりのあるお墓にもなれば、決断するには知識が必要ですよね。

 

そこで今回は、お墓の改葬を迷った時、家族や親族で話し合う時に役立つ、いくつかの選択肢をお伝えします。



 

お墓の改葬を検討中!
引越しのための5つの選択肢とは

 

全てを移動することはできない


お墓の改葬(引越し)ではいくつかの選択肢はありますが、「全て」となると、それぞれの墓地スペースなどの物理的な関係で難しいことがほとんどです。

 

【 お墓の改葬ができる範囲 】

 

★ お墓を改葬できるのは、墓石と骨壺のみです。周囲を囲っている柵や敷石などは移動できません。

 

・ 理解しておきたい点は、骨壺を埋葬する納骨棺も移動できないと言う点です。現代では少ないのですが、骨壺に入れずに直接、納骨棺に遺骨を埋葬していた場合、移動が難しくなります。

 

納骨棺に直接遺骨があり、「本来はその遺骨を移動したかった…。」と言うケースでは、遺骨として納骨棺内の土を移動することが多いです。

 

 

墓石ごと、お墓を改葬する


ひとつめの選択肢として、既存のお墓をそのまま移動する方法があります。遺骨も全てそのまま移動し、場所をまるまる変える感覚です。

 

この場合、今までのお墓は墓じまい、改装後に更地にする選択となります。

 

【 墓石ごとお墓を改葬 】

 

★ この場合には新しい墓地スペースにお墓が入らなければいけませんので、お墓の大きさを踏まえた墓地探しが欠かせません。

 

・ さらに霊園施設では、既存のお墓をそのまま改葬(引越し)することを受け入れていない場合もあるので、新墓地の契約前に、既存の墓石ごと移動したい旨を伝え、確認してください。

 

墓石を残すので安いと考える方もいるかもしれませんが、移動費用が掛かることも多いです。石材業者に相見積もりを取り、まずは費用を確認することをおすすめします。

 

 

遺骨のみのお墓の改葬


ふたつめの選択肢が、墓石は新しく、遺骨のみ新しいお墓に改葬(引っ越し)をするため、遺骨は全てそのまま移動するパターンです。全ての遺骨を新規のお墓へ改葬するので、今までのお墓は墓じまいをして、更地にします。

 

【 お墓の改葬、新規のお墓に全てを移動 】

 

★ このパターンが最も需要が高いです。そのため「お墓の新築・改葬プラン」を打ち出す霊園も多く、流れがスムーズになることも一因かもしれません。

 

・ 実際に既存のお墓を移動しようと考えていたものの、見積もりを取ると新規のお墓を建てた方が安上がりだったため、新規のお墓に改葬した体験談は数多くあります。

 

ただし、このパターンでも遺骨を全て移動するお墓の改葬であれば、新しいお墓の納骨棺内に全ての骨壺が入らないケースも否めません。内部調査をして確認しておくと安心です。

 

 

新しいお墓に一部のみ改葬


続く3つ目のパターンが、新しくお墓を用意して、一部の遺骨のみを引っ越すものです。この場合には先祖代々墓や沖縄では門中墓などから「独立」したり、取り敢えず一部を移動するケースが見られます。

 

【 お墓の改葬、遺骨の一部を移動 】

 

★ さらに近年では遺骨の埋葬先が決まらず、「取り敢えず納骨」していた事例も多くなりました。

 

・ 先祖や一族のお墓から、家族の遺骨のみを取り出す場合には、事前に親族一同と話し合いをして、トラブルを避ける必要があります。

 

特に沖縄の門中墓の場合には、お墓の扉をむやみに開くことができません。日取りを決めなければならないので、日程まで確認をしてみてください。

 

もちろん、この場合には既存のお墓はそのまま残ります。手続きは移動をする一部の遺骨のみで大丈夫です。

 

 

遺骨を分骨、新しいお墓へ改葬


4つめのパターンが同じ故人の遺骨を分骨してもらい、分骨した遺骨で新しくお墓を建てる改葬です。住まいが離れている兄弟の他、それぞれの事情で分骨をするケースは多々あります。

 

【 お墓の改葬、分骨して移動 】

 

★ ただしこの場合には、霊園であれば今までの施設管理者から分骨証明書をもらわなくてはなりません。

 

・ 最初から分骨が決まっているのであれば、火葬場でも分骨証明書はもらえますし、その方が手続きがスムーズです。役場の手続きも必要ありません。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回はお墓の改葬を検討している時に理解しておくと役立つ、いくつかの選択肢をお伝えしました。「5つの選択肢」とお伝えしましたが、最後の選択肢は墓じまいです。

 

「墓じまい」と言えばイメージがネガティブですが、実際には墓じまいをしたからと言って、遺骨がなくなる訳ではありません。もちろん供養もできる方法が多々あります。

 

例えば、冒頭でお伝えした納骨堂や手元供養も需要が高い方法です。特に納骨堂は転勤族などで居住地が頻繁に変わる方々にとって、とても役立つ葬送方法でもあります。

 

手元供養や納骨堂の選択で一時骨壺ごと預け、後々立派なお墓を建てなおす事例も多くなりました。

 

先祖代々墓や門中墓で骨壺が多く収納しきれそうにない場合にも、ぜひお墓の改葬先の霊園などに相談してみてはいかがでしょうか。粉骨や喉仏のみを残すなど、いくつかの提案をいただけるかもしれません。

 

 

まとめ

お墓の改葬で選ぶ、5つの選択肢とは

・お墓は納骨棺や柵などは移動できない
・選択肢1)墓石ごと改葬する(既存墓は撤去)
・選択肢2)新規の墓石で全て移動(既存墓は撤去)
・選択肢3)新規の墓石で一部移動(既存墓は残る)
・選択肢4)新規の墓石で分骨(既存墓は残る)
・選択肢5)お墓を残さず墓じまい

 



free_dialshiryou_seikyu

関連記事

合わせて読みたい

人気記事ランキング

カテゴリ

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp