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【沖縄の御願】旧暦五月の年中行事。家で行う拝みの進め方

【沖縄の御願】旧暦五月の年中行事。家で行う拝みの進め方
沖縄の御願は、毎月何かしらの行事がありますよね。旧暦で進められる沖縄の御願行事、旧暦五月には、毎月のチィタチ・ジュウグニチの拝みの他にも、「ユッカヌヒー」や「ウマチー」があります。

 

今では地域こぞってのウマチー行事は少なくなりましたが、それでも、家族単位での沖縄の御願は行う家は多いです。さらに旧暦五月五日には、邪気払いの「グングァッチグニチ」もあります。

 

どれも少しずつ行う家も少なくなりましたが、昔から伝わる沖縄の御願の風習、少しでも残したいですよね。そこで今回は、旧暦五月の沖縄の御願行事の概要と、お供え物や拝み方をお伝えします。

 

特に都心部などの各家庭では、拝みの習慣も少なくなりましたが、家族の健康祈願などに、拝みを捧げてみてはいかがでしょうか。

 


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【沖縄の御願】旧暦五月の年中行事。
家で行う拝みの進め方

 

旧暦五月四日、ユッカヌヒー


旧暦五月四日に行われる沖縄の御願行事「ユッカヌヒー」は、海の神様へ漁の成功を願って行います。ひと昔前には(戦前)市場でおもちゃなどが並べられましたが、今ではハーリーが有名です。 

 

【 沖縄の御願、旧暦五月四日のユッカヌヒー 】

 

★ 地域の行事としてはハーリーが開催されることが多いですが、各々の家庭では、沖縄の郷土菓子である「ちんぴん」と「ぽーぽー」のお供え物が有名です。

 

・ 他の沖縄の御願行事と同じく、①ヒヌカン→②お仏壇(トートーメー)へと拝みを捧げてください。拝む際のグイス(唱える言葉)はコチラです。

 

「ウートートゥ、ヒヌカン(ウヤフジ)ガナシー

 

本日は五月四日のユッカヌヒーでございます。お蔭様で家族みな、無事に健康に過ごしております。子ども達も元気に育ちました。

 

どうぞこれからも、家族みな、健やかに仲良く過ごせますよう、お見守りください。

 

ミーマンティ ウタビニスーリー ウートートゥ」

 

家長が中心にヒヌカン、御先祖様にお伝えをしながら、家族で手を合わせて拝みます。日ごろの沖縄の御願行事と同じく、神様(ヒヌカン)へ家長が拝するヒラウコー(沖縄線香)はタヒラ(二枚)と半分、お仏壇はタヒラです。

 

「ちんぴん」と「ぽーぽー」の作り方は別記事「沖縄料理、おやつを手作り☆チンピンとポーポーのレシピ」でお伝えしていますので、ぜひ、コチラも参考にしてください。

 

 

旧暦五月五日、グングァッチグニチ


新暦の五月五日は子どもの日ですが、旧暦五月五日の沖縄の御願行事では、家族の病気を払う拝みをします。これが「グングァッチグニチ(五月五日)」です。

 

【 沖縄の御願、旧暦五月五日のグングァッチグニチ 】

 

★ グングァッチグニチでは病気の「邪気」を払うとされる「あまがし」をお供えします。

 

・ヒヌカンへはあまがしのみをお供えしますが、お仏壇へはあまがしと共に、お匙の代わりとなるような葉(ショウブが多いです。)を添えてください。

 

お供え物をしたら、他の沖縄の御願行事と同じく、ヒヌカン→お仏壇へと拝みます。グイスは呼びかけの言葉まではユッカヌヒーと同じく、その後は下記の通りです。

 

【 沖縄の御願、グングァッチグニチのグイス 】

 

★ 「本日はグングァッチグニチです。今後とも家族の病気、災いとなる邪気を追い払い、家族みな健やかでありますよう、お見守りください。

 

ミーマンティ ウタビニスーリー ウートートゥ」

 

「あまがし」とは沖縄ぜんざいで、前日から水に浸けておいた金時豆や押し麦を砂糖で煮た伝統菓子で、かき氷にかけていただくこともあります。

 

 

旧暦五月十五日、ウマチー


すっかり見られなくなったウマチーの慣習ですが、もともとは大切な集落行事のひとつです。地域のカミンチュ(神人)やノロの人々を中心に拝所を回る他、各家庭でも初穂をお供えしてきました。

 

今でも拝所では、ウマチーの日に拝むカミンチュの姿を見受けることがあります。

 

【 沖縄の御願、旧暦五月十五日のウマチー 】

 

★ この時には、まだ熟していない穂で作ったお酒を、同じく熟していない穂とともに供えるのが習わしです。拝所ではさらに洗っていないお米(花米)も供えます。

 

・ さらにお仏壇のある宗家でウマチーの儀礼を行う場合には、「ウンサク」と呼ばれる熟した穂を醸した「神酒」、花米、さらに果物や菓子の盛り合わせをお供えしてください。

 

宗家でウマチーの儀礼を行う場合には、神棚にお供えをすることが多いです。

 

 

旧暦五月頃の島々のウマチー


この旧暦五月のウマチーですが、沖縄の島々(宮古や八重山諸島)でも行います。この儀礼を、宮古地方では「シツ祭り」、八重山諸島などでは「アイスクマ」などと言いますが、少しずつ儀礼の方法は違います

 

【 沖縄の御願、島々のウマチー 】

 

① 宮古地方のシツ祭り … シツ祭りのお供え物は、初粟のおにぎりです。聖地の建物にこのおにぎりを供え、ワカミジ(若水=井戸の新鮮な水)を汲みます。

 

② 八重山諸島のアイスクマ … 集落毎の行事がメインですが、家庭では新米をお供えをします。集落ではカミンチュ(神人)が御嶽を訪れ、稲の初穂を供えるのが習慣です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は旧暦五月に行われる沖縄の御願行事についてお伝えしました。特に旧暦五月には有名な海への祈りの儀礼である「ユッカヌヒー」や、子ども達の健やかな成長を願う「グングァッチニチ」があります。

 

ウマチーの儀礼でお伝えした「神酒」ですが、沖縄では「神酒」と書いて「ミキ」と呼びます。本文中に出て来たウンサクもミキの一種で、もともとは新米を口に含み咬んでから発酵させる「口咬み酒」でした。

 

その他、五月の他にも二月のウマチーなどでは、まだ未熟な稲穂や麦穂を刈り取り、すり潰してから水で溶いてこす「シルマシ」を供える場合も多いです。

 

最近では、正式なミキの代わりにヤクルトなどの乳製品(ヨーグルトなども)をお供えする光景も見られるなど、習わしも緩く変化しつつあります。

 

 

 

まとめ

旧暦五月の沖縄の御願行事

・旧暦五月四日、海へ祈る「ユッカヌヒー」
・ユッカヌヒーではちんぴんとぽーぽーを供える
・旧暦五月五日、健康祈願「グングァッチニチ」
・グングァッチニチではあまがしを供える
・旧暦五月十五日、「グングァッチウマチー」
・ウマチーでは神酒(ミキ)を供える
・沖縄の島々ではシツ祭りやアイスクマとも言う

 


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