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沖縄の仏壇は身近にある。地元の人々との関わりと考え方

沖縄の仏壇は身近にある。地元の人々との関わりと考え方
沖縄では仏壇がとても身近なものとしてありますよね。祖霊信仰が根付いている沖縄では、仏壇は故人を偲ぶためだけではなく、その先の神となった御先祖様への拝みの意味合いもあります。

 

また、沖縄には代々女性の間で引き継がれる「ヒヌカン(火の神・かまどの神)」も、現代もなお馴染み深く、ヒヌカンのある家では、ヒヌカンとともに沖縄のお仏壇にも、毎月1日15日の拝み行事が欠かせません。

 

そんな沖縄のお仏壇は、あまりにも当たり前に地元の人々の暮らしに溶け込んでいます。昔ながらの沖縄の家族とお仏壇の関係、繋がりを見習い、自分たちも毎日の拝みとして取り入れたいですよね。

 

そこで今回は、とても身近にある沖縄のお仏壇、その付き合い方や存在をお伝えします。ぜひご先祖様との関係をより身近に置き、穏やかな日々に役立ててください。


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沖縄の仏壇は身近にある。
地元の人々との関わりと考え方

 

昔の家では、お仏壇は暮らしの中心


ひと昔前の沖縄の民家風景と言えば、平屋の瓦屋根と石垣の門をイメージする方も多いですよね。このような昔ながらの沖縄の屋敷は、現在でも多く残っていますが、昔の家では家の中央にお仏壇がありました。

 

【 沖縄の仏壇は家の中央 】

 

★ 昔の家は六つに区切られ、畳間が並ぶ一番座・二番座・三番座、三番座裏が台所で二番座の奥が二番裏座、一番座の奥に一番奥座が設けられていました。

 

・ そのため、中央は二番座の畳間となるのですが、その二番座の奥に沖縄では仏壇を置く大きなスペースがあったのです。

 

沖縄では仏壇を継承した本家(宗家)では、門中(父方の血族で繋がる親族)の人々が集まります。そして拝みを捧げた後に、沖縄ではお仏壇に供えたおかずを下げて皆でいただく「ウサンデー」と共に宴があるのです。

 

そのため宗家では人をおもてなししやすい、二番座にあったのかもしれません。現代でも押入れをまるまる潰して入れるなど、沖縄仏壇は大きいのが特徴です。中も三段に分かれています。

 

 

沖縄のトートーメー、「ムチスク」とは


祖霊信仰が深く人々の心に根付いている沖縄では、仏壇の継承「トートーメー」はとても大切な事柄として捉えられてきました。

 

父方の血を引いた長男が引き継ぐのが最も理想的な継承で、沖縄では仏壇を継承した家の者が中心になり、毎年の御願行事や法事法要を執り行います。「長男嫁」とも言われるように、主に女性の仕事として伝わってきました。

 

【 沖縄の仏壇を引き継ぐ「ムチスク」 】

 

★ そんな沖縄の仏壇を引き継いた家、つまり家にイフェー(位牌)がある家を「ムチスク」と言います。

 

・ 清明祭(シーミー)などの年中行事では、主にムチスクの女性が中心となって拝みを捧げます。そのためグイスや拝みの流れなども把握していなければならず、訪れた親族をもてなす役割を担う門中もあるのが特徴です。

 

大きな門中では、嫁いだ者が交代で一年間、さまざまな年中行事をお手伝いしながら修業する習わしがあるなど、組織さながらの門中を引っ張っていかなければならないムチスクは多いです。

 

 

沖縄の仏壇に鎮座する、「ウヤファーフジ」


沖縄の仏壇に祀られる何枚もの札が並ぶ沖縄位牌、本州の繰り出し位牌とは違い、一目で御先祖様の名前を一同に確認することができます。この沖縄位牌には亡き家族の戸籍があり、常に御願の中心にありました。

 

【 沖縄の仏壇に祀られる御先祖様 】

 

★ そんな御先祖様を沖縄では「ウヤファーフジ」と言い、御願の際には「ウートゥートゥー ウヤフジガナシー(あな尊き 御先祖様)」と呼びかけるのです。

 

・ 年中行事や毎月1日・15日の御願など、日々のなかに拝みがあり、その拝みが欠けていると、家族に病気や災いなどで知らせるとも言われています。

 

ちょっと怖い気もしますが、地元の方々との日常会話では、子どもが熱を出した時に「あれ、そう言えば…。」と言って拝みを捧げる家などもあり、大きな災いばかりではありません。

 

 

日々の沖縄での仏壇との関わり方


実は沖縄では本州のように、何時でも気が向いた時にお墓参りに行くことを良しとしていません。その代わり、沖縄ではお墓と仏壇が繋がっているとされ、日々の暮らしのなかに御先祖様がいます。

 

【 沖縄の仏壇と日々の暮らし 】

 

★ 毎月の1日と15日は「チィタチ・ジュウグニチの拝み(御願)」として拝みを捧げることが習わしです。けれども、毎日ウチャトゥ(お茶)をあげて日々の感謝と拝みを捧げている家も多いです。

 

・ 良い事があった時、いただきものをもらった時、子どもの初めてのお給料など、日々の暮らしを報告して仏壇にお供えすることもあり、とても身近にあるのが沖縄の仏壇です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は初めて沖縄で仏壇を迎え入れる家庭で理解しておきたい、その存在と考え方をお伝えしました。旧暦の大晦日やお正月、毎月の細やかな年中行事でも、沖縄では仏壇が御願の中心にありました。

 

そしてもうひとつ、沖縄の家庭を語る上で欠かせない存在がヒヌカン(火の神・かまどの神)ではないでしょうか。

 

本文中でも毎月1日・15日の拝みについてお伝えしましたが、これはヒヌカンと共に行います。実は、沖縄では仏壇よりも先にヒヌカンに拝み、「これから〇〇の御願をします。」と報告してから、仏壇に移るのです。

 

祖霊信仰があるため、沖縄では神拝みでも仏壇に手を合わせます。ヒヌカンはそれらの神様の「トゥーシゥクル(通し処)」と言われ、仏壇を含む神々に私たちの言葉を伝えてくれるのです。

 

このような「システム」を持つ沖縄の神々と御先祖様、知れば知るほど興味深いものがあります。ぜひ日々の暮らしのなかで、沖縄の仏壇への拝みを捧げてみてください。

 

 

まとめ

沖縄における仏壇への考え方とは

・昔の家では仏壇が間取りの中央にあった
・沖縄では位牌のある家を「ムチスク」と言う
・毎月1日・15日には拝みを捧げる
・日々の暮らしのなかで報告をする存在
・ヒヌカンと仏壇は一緒に拝む家が多い
・遠い御先祖様を神様として拝む家も多い

 


遺骨・位牌の年間預り


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