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沖縄での終活事情☆地域ならではの特徴と体験談

沖縄での終活事情☆地域ならではの特徴と体験談
沖縄で終活をする場合、全国的な事柄とは違う物事…、例えば仏壇や位牌の継承や門中墓など…、も問題があれば一緒に解決しておくと、安心して過ごせますよね。そのため沖縄での終活は、全国的なガイドラインでは賄いきれない方も、少なくありません。

 

まずはエンディングノートを準備して、全国的なガイドラインに沿って進めることは問題ないのですが、プラスアルファとして、気になる項目は解決したいもの!そのためには沖縄で終活をしている、してきた方々の体験談は参考になるはず。

 

せっかく沖縄で終活をするのなら、さまざまな問題を一緒に解決して、スッキリと残りの人生を過ごしたいですよね。そこで今回は、沖縄ならではの終活の特徴を、納得の体験談とともにお伝えします。

 



 

沖縄での終活事情☆
地域ならではの特徴と体験談

 

沖縄の終活で考えたい、門中墓


沖縄の終活の二大柱と言えば、門中墓と位牌について。特に門中墓は大きいお墓を扱うだけに、それなりに費用が掛かる問題なので、早め早めに段取り良く事を進めなければなりません。

 

門中墓について、沖縄の終活で話題になる傾向にあるのは、コチラ。

 

【 沖縄での終活、門中墓 】

 

・ 高齢になっている継承者が、あまりに辺境にある昔ながらの門中墓を、後々の継承者が管理し切れるのか、負担が掛かり過ぎないかと心配。

 

・ 大きな門中墓に亀裂が多く入り、修繕してもし切れない、いたちごっこの状況になっている…。自分が生きている内に、解決したい。

 

・ 門中墓の継承者がいない。いても、他の地域で住んでいるなどの理由で、管理が出来るのか心配

 

…などの理由があります。沖縄県全体でも個人墓地に建てられる事の多い習慣から、近年無縁仏が増え、新規での個人墓は集合霊園などで建てることを推奨しているのが現状です。

 

 

門中墓を継承している方の、終活体験談①


このような様々な問題、沖縄での終活で解決したいと考えた方の例では、お墓の改葬や建て替えがありました。個人墓地に建つお墓を建て替えるケースでは、個人で管理しているお墓だけに、近隣にしっかりと管理できる継承者がいる事例。

 

【 沖縄での終活、門中墓の建て替え 】

 

★ 前項でお話した亀裂がどんどん入るケースでは、コンクリート造だったことも原因だと考えられ、予算内のためコンパクトにはなったものの、御影石のお墓に建て替えられました。

 

・ お墓自体は小さいながら、墓前スペースの敷石で、墓前でのウサンデーをより快適にし、雨風を凌ぐ屋根を付けた造り。より快適に集まることが出来ます。

 

古い門中墓でとてもたくさんの骨壷があったので、誰か分からない古い遺骨は洗骨して合祀供養。室内も整えることで、ご先祖様も快適になりました。

 

 

門中墓を継承している方の、終活体験談②


門中墓があまりにも辺境にあり、自然と同化しているようなものであれば、これは改葬してしまいたいもの。昔からあるご先祖様の門中墓と、近年の門中墓、二つのお墓を持つ家もあるのですが、この事例でもひとつにまとめて管理をしやすくした体験談が…。

 

【 沖縄での終活、門中墓の改葬 】

 

★ 昔からあるご先祖様の門中墓が、いよいよ管理もできないほど自然と同化した洞窟のようになっていたため、思い切って墓じまい。もうひとつの比較的新しい門中墓も、建て替えが必要な状況だったので、新しく霊園に改葬しました。

 

・ この事例でもそれぞれの骨壷を整理して、コンパクトなお墓に改葬。永代供養を付けたので、継承問題があっても無縁仏になる心配がないのがメリットでした。

 

結果的に、遠方に住む子どもが継承したため、親族での毎年のお墓参り行事や供養は少なくなったものの、常に清潔に管理や供養ができるため、より気軽に個々でお参りをするようになりました。

 

 

沖縄の終活で考えたい、位牌問題


沖縄で終活をする際に、切っても切り離せない事柄が位牌問題。沖縄の終活では位牌を継承している本人が高齢となっているケースの他、位牌を継承していない高齢の方でも、自分の位牌についての終活をしたい方も見受けられます。

 

【 沖縄での終活、位牌 】

 

・ 自分亡き後、後々の継承者が見つからない、若しくはまだ幼い

・ 自分の位牌を、親族の位牌と一緒にしたくない

・ 位牌の中に入れてもらえなかった、亡くなった家族の位牌が気になる。

 

…などなどの事例があるのですが、沖縄の終活で位牌について知る際に、多くの方が気にしているのが、ヒジュルグァンス(冷たい位牌)であることは、知っておきたいところ。

 

ヒジュルグァンス(冷たい位牌)とは、継承者がいなくなった、言わば無縁仏のような存在。家の隅に置かれ供養しているヒジュルグァンスを供養しておきたい、と言う沖縄での終活もありました。

 

 

位牌問題を解決した体験談


現在、このような位牌問題では、父方の血族で継承の権利を持つ存在を見つける…、などのケースも見受けられますが、一方で、「もう、継承をさせることで、自分と同じような負担は掛けたくない。」と考える方々も増えてきました。

 

【 沖縄での終活、位牌問題を解決 】

 

★ そのため一例では、位牌を思い切ってお焚き上げ。自分の位牌は全国的な一柱のみが書かれた位牌を準備するよう、遺言書に残した事例がありました。寺院のお坊さんへ魂抜きの供養をお願いし(三万円~七万円のお布施)、仏具店へ預けたと言うことでした。

 

・ もうひとつ。お焚き上げをして位牌を失くしてしまうほどの決断は出来ない、と考えた方は、位牌を民間霊園の永代供養堂に預けた、と言う体験談が…。

 

現在は、そのまま子どもがその位牌を引き継ぎ、引き継いだ子どもは、永代供養堂で預け続けながら、本州へ移住しています。

 

 

いかがでしたでしょうか、確かにさまざまな選択肢が増えたなかで、皆がハッピーになる方法だったとしても、昔ながらの風習を重んじる方々なら、少しばかりは違和感や抵抗を感じてしまう方がいるのも、仕方のないこと。

 

昔から長く続いてきた大切な風習の形が、少しずつ変っていくのは寂しくも感じますが、実際に位牌や門中墓を継承している本人の苦労は、どうしても他からは分からないもの…。

 

沖縄では終活だからこそ、高齢にもなって周囲の人々を説得できる環境も育ち、また本人も本音で活動が出来る側面もあるのかもしれません。ただ、何となく分かっている問題を先延ばしにしたままでは、心のどこかに引っ掛かったまま、時だけが過ぎてしまうことも多いはず。

 

誰かが何らかの対処をしなければならないのであれば、沖縄では終活は絶好の機会!思い立った機会に、なかなか腰の重い継承問題に向き合い、スッキリと暮らせるように解決してみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

沖縄の終活で考える、継承問題

・沖縄では門中墓の問題も多い
・修繕を繰り返していたお墓を建て替え
・辺境にあるお墓を霊園へ改葬
・位牌継承の問題も終活で多い悩み
・位牌のお焚き上げや永代供養の選択もある

 



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