のんびり沖縄 沖縄から地元ならではの情報をお伝えします。
ID:6247

沖縄で増えた家族葬のニーズ①。一般葬との費用との違い

沖縄で増えた家族葬のニーズ①。一般葬との費用との違い
沖縄でも家族葬を検討する方が増えましたよね。沖縄では結婚式と同じく、葬儀も多くの人々が集まるものでしたが、近年では都心や若い層を中心に、全国的な傾向と同じく、少しずつ変化しています。

 

沖縄のもともとの葬儀では、お通夜こそ家族のみでしめやかに行われることが多いものの、告別式がある翌朝には、一般の故人でも新聞に荼毘広告が掲載されます。そのため会葬客も多いです。

 

全国的に一般葬では100人前後、もしくはそれ以上の弔問客が訪れます。一方、家族葬儀では多くても20人~30人前後ですから、やはり金額は変わって来ることがほとんどです。

 

そこで今回は、需要が年々高まっている沖縄の家族葬、特に費用面についてお伝えします。

 



 

沖縄で増えた家族葬のニーズ①。
一般葬との費用との違い

 

一般葬の事例


沖縄の家族葬の前に、一般葬のケースを見てみます。昔ながらの沖縄の一般葬では通夜は自宅で執り行うことも多いですが、最近ではご遺体を自宅に搬送せず、葬儀社が所有する斎場を借りることも多いです。

 

そのため那覇市周辺の斎場を借りたケースを見てみます。

 

【 沖縄の家族葬:一般葬の費用目安 】

 

★ 親族20人、弔問客80人、合計100人の葬儀例です。

 

① 祭壇 … 38万円
② 棺や枕飾りなど … 60万円
③ 車両手配(霊柩車など) … 13万円
④ 振舞い料理 … 40万円
⑤ 香典返し … 5万円
⑥ 供花 … 3万円
⑦ 看板 … 5万円
⑧ 火葬場使用料 … 33万円

 

合計 … 197万円

 

沖縄では通夜振る舞いや精進落とし(葬儀後に振舞われる膳のこと)をお出ししない葬儀も多いですが、近年では通夜振る舞いはなくても精進落としは準備する…、などの喪家も増えてきました。

 

香典返しは即日渡しで、タオルを準備しています。供花は喪主の料金のみで、一付(右左二基)を手配しました。火葬使用料は多くのケースで葬儀社が立て替えてくれるので、葬儀社にまとめて支払ってください。

 

 

家族葬の事例


以上が一般葬の一例ですが、祭壇や棺にもさまざまなランクがあったり、会場や香典返しもさまざまです。そのため、一般的な目安にはなりますが、費用も変わることは、打ち合わせ時には意識してみてください。

 

特に現代の沖縄では昔ながらの葬送から、本州に近い葬儀社が提案する葬儀プランまで、さまざまにあります。

 

今回は、同じく那覇市周辺で葬儀社が手配した斎場を利用した、沖縄の家族葬のケースです。

 

【 沖縄の家族葬:費用例 】

 

★ 親族20名のみで執り行われました。

 

① 祭壇 … 10万円
② 棺や枕飾りなど … 30万円
③ 車両手配(霊柩車など) … 13万円
④ 振舞い料理 … 20万円
⑤ 香典返し … 1万円
⑥ 供花 … 3万円
⑦ 看板 … なし
⑧ 火葬場使用料 … 30万円

 

合計 … 107万円

 

比較がしやすいように、こちらも告別式後には精進落としを振舞っています。香典返しも一般葬の事例と同じく即日渡しのケースです。料理や香典返しは単純に人数が少なくなったため、予算も減っています。

 

 

近年の沖縄の家族葬


以上が沖縄の家族葬と一般葬の費用比較ですが、実は沖縄の家族葬は二つのパターンに分かれる傾向が出てきました。家族葬ながら予算を掛けたスタイルと、シンプルに抑えたスタイルです。

 

シンプルにどんどん抑えて行くと、一日で葬儀の全てを済ませる「一日葬」や、火葬場で済ませる「直葬(火葬式・荼毘葬)」、近年では火葬場に遺骨も置いて帰る「0葬」を勧める本も出版され、注目されるようになりました。

 

このような流れから、沖縄でも家族葬は選択によって価格帯がまちまちです。

 

【 沖縄の家族葬:選択例 】

 

★ 近年の家族葬では、遺族は一般葬とは違う選択も増えてきました。

 

① お香典の辞退 … 小さい規模のお葬式で人数も少ないので、お香典を辞退する沖縄の家族葬が増えています。お香典を辞退するので、香典返しも用意をしません

 

② 荼毘広告の掲載をしない … 沖縄では告別式の朝に新聞に葬儀会場や日時を伝えた「荼毘広告」を掲載しますが、小規模な家族葬では掲載しないケースが多いです。

 

③ 自由葬の選択 … 一般葬ではお坊さんを読んで読経供養を行いながら、参列者がお焼香を進めますが、お坊さんを呼ばない葬儀も増えています。

 

④ 祭壇を設けない演出 … リビング葬や自宅葬など、アットホームな会場で行う小規模な家族葬の場合、棺を囲んで遺族が集まり、会場に花を散らすなど、祭壇を設けない会場演出も見られるようになりました。

 

⑤ 一日で全てを済ませる「一日葬」 … 沖縄ではもともとお通夜は家族のためにありました。そのため、沖縄の家族葬では告別式→火葬→納骨式、と一日で済ませる選択も多いです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は注目されつつある沖縄の家族葬についてお伝えしました。沖縄では結婚式も葬儀も、参列者が多い大きな規模で行われることで有名ですが、最近では故人の高齢化も進み、規模よりも心を大切にした葬儀が選ばれつつあります。

 

また一般葬では「家族葬を選んでしまうと、後々まで自宅にお客様が訪れて、返って大変!」と言う声もありますよね。

 

ただ、沖縄では家族葬を選んでも、後々ウフナンカ(初七日)から始まる週忌法要があるため、葬儀に参列できなくても、この週忌法要に参加してもらうことができます。

 

周囲を気にせず故人をゆっくりと偲びながらお見送りできるのが、家族葬の魅力です。ぜひ選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

一般葬と家族葬の費用比較の一例とは

・一般葬の費用の一例では197万円
・家族葬の費用の一例では107万円
・家族葬は希望と予算に合わせて調整できる

 



free_dialshiryou_seikyu

カテゴリー:
タグ:

関連記事

合わせて読みたい

人気記事ランキング

カテゴリ

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp