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沖縄で葬儀、喪主の手順。当日から納棺まで5つの流れ

沖縄で葬儀、喪主の手順。当日から納棺まで5つの流れ
沖縄での葬儀、喪主ともなれば不安にもなりますよね。周囲にも助けてくれる親族や友人知人がいるかもしれませんが、音頭を取らなければならない一方で、突然の事になれば、頭も上手く回らないことは、仕方がありません。

 

そんな時、やはり葬儀社との打ち合わせまで漕ぎ着けると、少しはホッとするもの…。沖縄での葬儀は喪主の自宅で行うこともありますが、最近では斎場などを利用するケースが増えています。

 

このような斎場の手配から、通夜や葬儀の段取り、会葬者の方々への香典返しや通夜振る舞いまで…、数え上げればキリがない多くのやるべき事柄、上手く整理をして、故人のためにも滞りなく進めたいですよね。

 

そこで今回は、沖縄での葬儀、喪主が進める段取りや納棺までの、一般的な流れをお伝えします。

 



 

沖縄で葬儀、喪主の手順。
当日から納棺まで5つの流れ

 

ご臨終のとき


故人が亡くなった先が病院であれば、そのままお医者様から死亡診断書をいただくのが通例。ただ、ややこしいのは自宅などで亡くなった場合ではないでしょうか。

 

【 沖縄での葬儀、喪主の手順、その1 】

 

■ 自宅で亡くなった際には、主治医がいる場合にはすぐに主治医を呼んで、死亡診断書を書いていただくことができますが、主治医がいない場合には、まずは救急車を呼び、救急病院へ移送する方法となります。

 

・ 救急病院では遺体の検死を行うため、死亡診断書ではなく「死亡検案書」を発行してもらうことに。事故などのケースでも、死亡検案書です。

 

 

「アミチュージ」には遺族も参加


故人が亡くなった後、まず行うのはご遺体を清めること。体をきれいに拭いたり、洗ったりしてから、耳や鼻、口などを脱脂綿を使って詰める作業なのですが、やはり遺族にとっては辛いものですよね。

 

【 沖縄での葬儀、喪主の手順、その2 】

 

■ このご遺体を清める行為を、沖縄では「アミチュージ」と言いますが、病院のスタッフや葬儀社のスタッフ(自宅の場合)が、遺族に代わって行ってくれます。

 

・ ただ、このアミチュージは儀式のひとつでもあり、遺体を清めながら、遺族が故人の想念、想いまで清めて行く意味合いがあるため、少しでも手伝うように進めると、後々まで後悔しない沖縄での葬儀が、喪主の方もできるのかもしれません。

 

アミチュージが終わったら、すぐに着替え(グソースガイ)に入らなければなりません。多くはアミチュージと同じく、病院スタッフや葬儀社のスタッフが、着替えさせてくれるはず。

 

従来は沖縄で「グソージン」と呼ばれる、いわゆる死装束(しにしょうぞく)を着せますが、終活をしていた場合など、本人が希望する服があれば、それを着せてあげても、問題ありません。

 

 

遺体を安置する


ここまで整えたら、遺体をどこかに安置しなければなりません。多くは自宅い移送して通夜の日を待ちますが、そうでない場合には、斎場や火葬場の遺体安置所に安置することも。この頃には葬儀社を決めていると、何かと心強いです。

 

【 沖縄での葬儀、喪主の手順、その3 】

 

■ 病院には霊安室がありますが、ここでの遺体の安置は一時的なもの。ほとんどの病院で数時間、長くても一日が限度ですので、自宅なり安置所なりに移送しなければなりません。

 

・ まだ葬儀社が決まっていない場合には、病院で葬儀社を紹介してもらえ、移送だけでも受けてはくれますが、この時点で葬儀社が見つかっていれば助かるはず。

 

ご遺体にはお化粧(死化粧)をして、全国的には「北枕」なのに対し、沖縄では「西枕」で寝かせるのも、沖縄の葬儀、喪主の手順での特徴的なところです。

 

 

葬儀社との打ち合わせ


沖縄では葬儀社と喪主の打ち合わせは、この当たりで行うはず。自宅に安置した場合でも、通夜までの枕飾りなどの準備がありますので、この際にも葬儀社が必要なものを用意してくれたり、枕飾りまで整えてくれることが多くなりました。

 

【 沖縄の葬儀、喪主の手順、その4 】

 

■ 沖縄で葬儀社と喪主が打ち合わせをする際の決め事は、主に通夜や葬儀、納骨式までの日程と場所、金額を見ながら、葬儀の規模と宗旨宗派や家族葬や一般葬などの「スタイル」を決めること。

 

・ この時期には、葬儀社への支払いだけではなく、病院への支払いもあるので、何かと頭を悩ませる遺族も少なくありません。支払い期限や支払い方法などについても、ここで明瞭に確認をしてください。

 

葬儀費用については後の項で詳しく説明します。

 

 

葬儀社への支払い


葬儀社と打ち合わせまで終えれば、通夜の準備や納棺まで、葬儀社が先導してくれるので、まずは安心。葬儀社の支持に従って、納棺や通夜の準備に取り掛かります。葬儀スタッフが祭壇を飾り、遺族は遺影選びや戒名、家内の片付けなどをしてください。

 

【 沖縄の葬儀、喪主の手順、その5 】

 

■ 葬儀社の多くは、葬儀後から一週間の支払い期限を基準にしているはず。お香典もいただくため、現金一括や現金一括払い、クレジットカード払い、それらの併用が一般的ですが、それでも支払えない場合には、葬儀ローンなどもあります。

 

・ 葬儀社が行っているローンや信販ローンなど。ただ、生活保護や高齢などで生活面でどうしても払えない事情があれば、国の「葬祭扶助制度」も…。

 

この葬祭扶助制度は、葬儀前に手続きをしなければなりませんし、葬儀スタイルもかなりの規制があり、受けるための条件も満たさなければなりません。

 

 

いかがでしたでしょうか、以上が沖縄の葬儀で喪主が行う、納棺までの手順と流れ。最後の葬儀費用の支払いに関しては、例えば家族で、故人名義の銀行口座を生活費として使っていたなどの場合、口座が凍結している、などのトラブルも見受けます。

 

銀行は口座を持っている人の死亡が確認されると、遺産となるため故人の口座を凍結することになっているもの。これは相続手続きが終わるまで続くので、困ってしまう家族も見受けられるのですが、「葬儀費用」に関しては、引き出しが認められているのです。

 

ただ、その手続きも大変。お香典での支払いができることも多いため、さまざまな事例はあるのですが、やはり相続を早い段階で解決してしまうと、スムーズではあるもの…。

 

沖縄の葬儀に限らず、喪主は悲しみのなかにも関わらず、さまざまなやるべき事柄や、悩ましい問題に直面することもあるかもしれません。できるだけ一人で抱え込まず、周囲に相談しながら、一連の作業を進めてください。

 

まとめ

ご臨終から納棺まで、喪主の手順

・死亡診断書か死亡検案書を出してもらう
・「アミチュージ」ご遺体を清める
・ご遺体を自宅か安置所へ移送する
・葬儀社を決め、打ち合わせをする
・葬儀費用の支払い方法を決める

 



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