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沖縄の終活 で永代供養の選択。その理由と3つの体験談

沖縄の終活 で永代供養の選択。その理由と3つの体験談

沖縄での終活では「永代供養」の言葉を良く聞きますよね。沖縄で多い位牌やお墓の継承問題。終活で焦点となることが多いのですが、永代供養を選択することで解決した、と言う体験談が良く見られるのです。  

 

ただ、全国的には民間霊園や寺院霊園が当たり前のように昔からあるのに対して、沖縄では昔からのお墓と言えば個人墓地で建てたお墓が主流。そんな中、急に沖縄で終活だからと永代供養を簡単に選択するには、少し不安を持つ方が多いのも事実です。  

 

…と言うか、「そもそも永代供養とは何?」「永代供養で、どうして問題が解決するのか」など、基本的な知識がないための心配事も多いですよね。  

 

そこで今回は、沖縄で終活をし、永代供養によって日頃から気になっている問題を解決したい方々へ向け、「永代供養」の概要を、体験談とともにお伝えします。  



 

沖縄の終活 で永代供養の選択。
その理由と3つの体験談

 

妻のお墓を身近な場所にしたかった


あるご夫婦の体験談では、奥様に先立たれた旦那様が、二人が入る予定だった門中墓に納骨するにはあまりにも遠く、「頻繁にお墓参りに行けなさそう…。」と納骨をためらっていた事例があります。  

 

【 沖縄の終活、永代供養で独立 】

 

★ 門中墓が辺境の地にあったので、納骨をためらったものの、子どもが全て娘であったため、門中から独立しても、後々の継承者がいないかもしれない…、と門中からの独立をためらっていました。

 

・ けれども手元供養をしていた妻の遺骨が気に掛かり、沖縄で終活。永代供養の存在を知り、思い切って門中から独立して、新しく霊園でお墓を建てることにしました。

 

沖縄の終活では永代供養を選択することで、継承者がいなくても、子や孫に代わって永代に渡り供養・管理をしてくれるため、無縁仏の心配なく、門中から独立することが出来るメリットがあります。 

 

納骨堂の存在を聞いて


実は前述したご夫婦のケースでは、奥様は長年の闘病生活の末に亡くなりました。そのため医療費がかさみ、お墓を建てるようなまとまったお金がなかったことも、手元供養を続けていた要因のひとつだったのです。

 

【 沖縄の終活、永代供養の納骨堂 】

 

★ そんな時、沖縄で終活をした際に、永代供養が出来る納骨堂施設を見学することが出来ました。

 

・ 「お墓を建てるには、何百万の費用が必要」と考えていたところ、納骨堂施設は50万円前後。再び娘二人と共に見学に訪れ、後々自分も入るように夫婦のスペースを契約しました。  

 

丁度長女がまとまった金額を持っていたため一度立て替え、次女も含めた三人で出し合い、奥様を納骨堂に納めたのです。

 

急死した母、門中墓に入れない


幼い頃に両親が離婚し、母子二人で暮してきたA子さん。成人してからもずっと、二人で暮らしていました。   ある日突然、お母様が亡くなり喪主となりました。沖縄では葬儀後に納骨式がありますが、お通夜の席で親族に「門中墓にお母さんは入れない。」と伝えられました。

 

【 沖縄の終活、永代供養墓を建てる 】

 

★ この時、A子さんも40代。結婚する予定もなかったため、自分自身も門中墓には入れないと気付いたために、若くして沖縄での終活を通して永代供養墓を決断

 

・ 自分と母二人のお墓であったため、「大きなスペースも要らない。」と、小さな墓地スペースで「軸石型」と呼ばれる、上部分がプレートになっているシンプルなお墓を建てました。  

 

毎年の管理料は多少掛かるものの、小さいお墓だったので100万円で建てることができ、思った以上に安く収めることが出来たのも、決断の理由です。

 

病気が発覚、管理をしているお墓が心配


まだ70代に差し掛かったばかりで、「終活」と言われても、まだまだ現実味がなかったBさんの体験談では、健康診断での病気の告知がきっかけでした。シングルマザーで子どもも独立していた時の病気の告知、真っ先に気になったのが、門中墓

 

【 沖縄の終活、子どもが継承した門中墓 】

 

★ 沖縄では現在はそれぞれの門中によって、それぞれの考え方があるものの、基本的には父系血族の男子が継ぐ慣わし。そのため、Bさんの長男がこの門中墓と位牌を継承していました。

 

・ けれども長男は移住して、他県で家庭を築いているため、実質的にはBさんがお墓を管理、供養をして、位牌も「預かって」いたところの、病気の発覚。  

 

「もしも自分が急逝したら…。」そう考えた時、「この状態を何とかしなければ!」と言う意識に…。沖縄で終活を通して、永代供養を知ったのです。

 

墓じまいをして改葬


Bさんは子どもと相談をして、門中墓の墓じまいを決断。親族とも相談をしましたが、多くの親族が子ども世代が離れた地域に住んでいたり…、と同じような境遇だったため、思ったほど反対の声はなかったとのこと。  

 

ただ、誰もが共通して「自分達の代で全くの墓じまいは気が引ける。」であったり、「両親や祖父母だけでも、拝む対象が欲しい。」などの声が聞こえました。  

 

【 沖縄の終活、永代供養に改葬 】

 

★ そこで個人墓地に建っていた門中墓を墓じまい。遺骨を整理して、古い先祖の遺骨を合祀供養、祖父母と両親の遺骨は霊園の永代供養墓に改葬したのです。

 

・ 拝む対象のお墓が健在であるため、管理や継承の心配がなくなってからも、毎年のお墓の恒例行事や年忌焼香を執り行う事も出来て、「行きたい時に気軽に会いに行ける。」良い選択だったと話しています。 

 

 

 

いかがでしたでしょうか、昔ながらの門中墓がある沖縄での終活、永代供養と言う新しいサービスがあったとしても、その考え方やしきたりへの忠実さは、門中や家によってそれぞれ違います。そのため、今回お伝えしたのは、あくまでもひとつの事例。

現代に合わせるなかで、そのグラデーションも様々になった、門中への人々の意識があるからこそ、沖縄での終活や永代供養との出会いは、その人ならではのストーリーがあるのかもしれません。

 

沖縄だけではなく終活が広がった今、永代供養と言う名前もどんどん認知される中、実はその定義は、まだまだはっきりとは定まっていないのも注意点。霊園や施設によって違いがあるので、お世話になりたい業者にしっかり確認してから決めてください。    

 

まとめ

沖縄の終活での、お墓に関わる体験談

・妻の遺骨を身近に収めたくて、門中墓から独立
・納骨堂のスペースを夫婦で契約
・母親が門中墓に入れず、永代供養墓を購入
・継承者が移住したため、改葬を選択
・永代供養付きの門中墓に改葬

 



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