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沖縄のお墓、現代事情。広がりつつある5つの新しい形

沖縄のお墓、現代事情。広がりつつある5つの新しい形
沖縄のお墓へのニーズが少しずつ変わりつつあることは、特に終活などによってお墓に関心を持っている方々などになると、実感する事も多いですよね。

 

行動範囲も全国に広がり、忙しい現代人にとっても管理や継承がしやすい沖縄のお墓へのニーズが高まっています。これは若い方々の需要も去ることながら、自分の子どもや孫を案じた、高齢の方々にも広がっているのが特徴的。

 

そのため、現在門中墓を継承している高齢の方が、自分亡き後の子や孫の苦労を案じて、今の門中墓を改装し、より管理がしやすい沖縄のお墓へ引っ越したり、時には墓じまいを選択するケースも見受けられます。

 

沖縄のお墓や文化も引き継ぎながらも、自分達にも負担のない、新しい形を見つける事ができるなら、実現したいですよね。そこで今回は、沖縄のお墓事情と、現代広がりつつある、沖縄のお墓へのニーズをお伝えします。

 



 

沖縄のお墓、現代事情。
広がりつつある5つの新しい形

 

霊園にお墓を建てて、永代供養


お墓の屋根
昔ながらの大きな門中墓の多くが、個人墓地に建てられたもの。そもそも沖縄では民間の霊園自体の歴史は浅く、20年前後しかありません。その中で近年では、霊園でお墓を建てることのメリットを選ぶ方々が増えています。

 

【 沖縄のお墓、霊園に建てるメリット 】

 

・ 敷地内が常に管理されている。
・ 頻繁にお墓の清掃をしなくても良い。
・ 永代供養が付いているお墓が多い。
・ 無縁仏になる心配がない。
・ 交通の便が良く、お参りがしやすい。

 

…などなどがあります。また、施設を運営している業者があるため、例えば法要であったりお墓の建て直しなどの際、相談できる専門家がいる点も、場合によっては大きなメリットのひとつです。

 

 

納骨堂に遺骨を納めて、気軽にお参り


沖縄での永代供養、納骨堂を選択した体験談と注意点
少し前から全国的に広がりつつある納骨堂、近年では沖縄でもお墓として納骨堂を選択する方々が増えてきました。沖縄でも納骨堂は交通の便が良いエリアに位置することが多く、気軽にお参りがしやすい点が、選ばれる最も多い理由。

 

【 沖縄のお墓、納骨堂を選ぶメリット 】

 

・ 比較的安価に遺骨を安置できる。
・ ロッカー式のため、管理の手間が掛からない。
・ 永代供養が期待できる。
・ 気軽にお参りに行ける。
・ 交通の便が良く、お参りがしやすい。

 

霊園以上に納骨堂はお参りがしやすい存在。24時間とは行きませんが、「いつでも思い立った時にお参りに行く…。」と言う方も多いのが特徴的です。

 

 

予算内でコンパクトな個人墓を建てる


沖縄で選ぶお墓、少ない費用で建てる5つの選択とは
沖縄のお墓は大きく土地も広いスペースを必要とするため、それなりの費用が掛かります。そのため、昔ながらのお墓では門中墓や村墓などにして、多くの人数でその費用を賄っていた部分もあるのではないでしょうか。

 

けれども近年は、そのスペースやお墓自体をコンパクトにして、ムリのない予算内で小さくてもそれぞれの沖縄のお墓…、つまり個人墓や家族墓を求める傾向にあります。

 

【 予算内で個人墓を建てる 】

 

★ 納骨堂であれば15万円前後~、小さなスペースに並べられた個人墓であれば50万円~、霊園のスペースに建てられるお墓でも80万円以上など、自分達の予算に合わせた沖縄のお墓が見られるようになりました。

 

・ 一時期は全国的な和風墓でも、一基300万円前後が平均とされてきた時代も。

 

沖縄の門中墓となれば、都心から遠く離れた地域でも、500万円以上は掛かる時代もあったことを考えると、ずい分と価格帯も変化したことが分かります。

 

 

自然葬を選択して、自然に帰る


自然葬の種類。樹木葬や海洋散骨、7つの基礎知識
また、近年では沖縄でもお墓に対する考え方が自由になってきたため、従来の沖縄のお墓の形を乗り越えて、「自然に帰る」ことを目的とした自然葬を選択する事例も少なくありません。

 

【 沖縄のお墓、自然葬を選択 】

 

★ 最も人気が高い自然葬が樹木葬。大きな樹木の元に合祀されるプランも多いのですが、三十三回忌などの一定年数までは、個人の墓地スペースに遺骨が埋葬され、墓標として植樹するものもあります。

 

・ このように個人スペースもあり、墓標代わりに植樹するプランでは、一定年数が経って合祀されるまで、お参りができる対象があることも、遺族にとっては嬉しいメリットになるかもしれません。

 

この他、全国から沖縄に来て執り行われる事例が多い自然葬が、「海洋散骨」。遺骨を粉骨して海へ流すものですが、これは遺骨の一部を流すことも多く、いわゆるセレモニーのひとつ、と言う意味合いもあります。

 

 

終活で増えつつある、合祀墓


永代供養の種類と料金。それぞれの目的で選ぶお墓
終活を進めている方々など、一部で話題となった「0葬」を進めた書籍がありましたが、近年では自分が亡き後、「経済的にも精神的にも、子や孫に余計な負担は掛けたくない。」と考える高齢の方々も増えてきました。

 

ただ0葬は火葬後に遺骨を引き取らないこと。これでは遺族としては、故人を偲ぶものがなく、心の拠り所がなくなってしまうことにもなりかねません。

 

【 沖縄のお墓、永代供養塔に合祀 】

 

★ そのため永代供養塔に合祀埋葬を望む方々も増えています。

 

・ 門中墓から抜けて自身は合祀埋葬されることで、葬儀やお墓に関わる費用や、継承問題による負担を極力抑えたい、と言う終活での希望から増えた傾向です。

 

ただしこの選択は、一度埋葬されると遺骨が戻らないだけに賛否両論。本人が望んで生前契約したものの、遺族が反対して新しくお墓を立てたというケースも多いだけに、終活で決断するなら、事前に家族にも相談したい選択です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、沖縄でのお墓事情も現代になり大きく変わりつつあります。忙しい昨今、より個人の負担を少なくできるようなお墓の形態へのニーズが増えた点がひとつの理由。

 

そしてもうひとつ、沖縄でもお墓への考え方が少しずつ自由になってきて、終活を通して沖縄でお墓に入る本人の意見が聞こえるようになったことも、大きな要因。特に個人墓や家族墓は、沖縄でも生前墓が増えてきているのです。

 

生前墓とは生前に建ててしまうお墓を差していて、「寿陵墓」とも言われています。一部では「縁起が悪い!」と言うイメージを持つ方々も多いのですが、実際には仏教的には長生きできる、徳を積む行為。相続面でもメリットがあります。

 

本記事をきっかけにして、自分が望むお墓の形を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

現代の沖縄、お墓へのニーズとは

・霊園で永代供養を望む方が増えた
・全国に続き、沖縄でも納骨堂の選択が増えつつある
・ムリのない予算に見合った、コンパクトなお墓の選択
・「自然に帰りたい」故人の遺志を尊重した自然葬
・「負担を掛けたくない」と終活で選択した供養塔

 



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