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沖縄のお盆を初めて迎える。押えたいウークイ5つの事柄

沖縄のお盆を初めて迎える。押えたいウークイ5つの事柄
沖縄のお盆は旧暦に行うだけではなく、どれもこれもが独特。初めて沖縄のお盆に参加するとなれば、「どのように振舞えば良いのか…。」流れも想像できないだけに、不安になりますよね。

 

沖縄のお盆で最も賑やかで盛大であり、大切な日は最終日でもあるウークイの日。この日はいらっしゃっているご先祖様をお見送りする日…、ではあるのですが、お見送りの儀式はかなり夜が更けてから行われます。

 

夕食には沖縄のお盆だけではなく、あらゆる行事で登場するお重料理のウサンミが用意され賑やかに過ごし、夜が更けた頃には、地域の青年会のエイサーが華やかに練り歩きます。

 

これだけ賑やかな沖縄のお盆。せっかく参加するなら流れだけでも理解して、楽しみたいですよね。そこで今回は、初めて沖縄のお盆を迎える時にも戸惑わない、最終日であるウークイの一日の流れをお伝えします。

 


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沖縄のお盆を初めて迎える。
押えたいウークイ5つの事柄

 

沖縄のお盆の最終日、ウークイ


沖縄のお盆は旧暦の7月13日~7月15日の三日間。旧暦7月13日、ウンケーの夕方にご先祖様を迎え、ナカビ(ナカヌヒー)となる翌日の7月14日では、お仏壇のある家に親族が挨拶にやってきて、お線香を拝します。

 

そして最終日となるのが、旧暦7月15日の三日目となる「ウークイ」。沖縄のお盆行事のなかでは特に大切な日であり、ご先祖様をお見送りする一日となるのです。

 

【 沖縄のお盆、ウークイの準備 】

 

★ 沖縄の行事や供養で欠かすことのできない重箱料理。沖縄のお盆ではこのウークイの日の夕食にいただきます。沖縄ではこの豪華な重箱料理を「ウサンミ」と呼び、親族の女性が集まって、慣わしに倣ったおかずを皆で作るのが恒例!

 

・ ウサンミの重箱にはおかず重お餅重があり、餅はきれいに5個ずつ、3列に並べるのが作法。一方おかず重は、地域によってさまざまながら、基本としては豚の三枚肉の煮付けや締め昆布、ごぼうの煮物やかまぼこ、魚てんぷらなどが並べられるのです。

 

そして最も特徴的な点が、おかず重の盛り付け方!きれいに四角く、それぞれのおかずを盛り付ける場所が決められていて、おかずは7品目の場合もありますが、9品目が基本です。

 

 

ウークイでは他の料理もお供えする


沖縄のお盆では、ウークイもできるかぎり遅くに行い、三日間と言う短い時間をできる限りご先祖様と過ごすのが礼儀。そのため、前項でお伝えした夕食のウサンミも、ご先祖様と一緒に食べながら、賑やかに過ごすのです。

 

そのため、お仏壇には朝食や昼食をお供えします。(夕食はウサンミを皆でいただくので、料理から取り分けてお供えしてください。)内容は、前日のナカビ(ナカヌヒー)とほぼ同じで問題ありません。

 

【 ウークイでお供えする、朝食や昼食 】

 

★ 朝食はご飯と汁物、そして酢の物をお供えする家庭がほとんど。酢の物は「ナマシグァー」などと呼ばれ、沖縄のお盆だけではなく初七日(ハチナンカ)などの法要でもお供えされ、きゅうりや大根などの食材が多いです。

 

・ ご飯は初日のウンケーでいただく沖縄風の炊き込みご飯(ジューシー・ウンケージューシー)でも構いません。汁物も家庭により様々ですが、中身汁を準備する風習もあります。

 

お昼もナカビ(ナカヌヒー)と同じく、冷やしそうめんをお供えすることが多く、ご先祖様とウークイのお見送りまで、一緒に食事をして過ごします。

 

 

ご先祖様をお見送りするウークイの手順


夕食もご先祖様と楽しみ、世も更けてからご先祖様をお見送り。お見送りの時には「瓶子=ビンシー(ビンス・ウビンス)」と呼ばれる、供養のための道具一式が入った木箱と、ウチカビを準備します。

 

またウチカビは燃やすので、燃やすための道具として、燃やしても大丈夫な金属製のボール(カニバーキ)と火箸、アルミホイルも忘れずに!お仏壇に拝すヒラウコーは、家主や年長者などの主は2枚と半分(15本)、参加者はそれぞれ3本用意してください。

 

【 沖縄のお盆最終日、ウークイの手順 】

 

① 全員でお仏壇に集まり、お線香(ヒラウコー)を拝したら、合掌(ウートートー=拝み)。お線香が半分ほどになるまでは、暫く合掌してください。

 

② 主が中心となって、金属ボール(カニバーキ)のなかでウチカビを燃やします。(中に網を敷いて安全に燃やすことも大事!)ウチカビは1人3枚が目安。(諸説あり、家庭によって違います。)

 

③ ウチカビを燃やした火を、お供え物のウチャトゥ(お茶)とお酒で消してください。

 

④ その中に、供え花や先ほど拝したヒラウコー、ウサンミのおかずを入れ、それをご先祖様へのお土産として、玄関先まで運ぶのです。(クワズイモの葉で包みます。)

 

⑤ 「また来てくださいね(マタン ヤーヌンメンソーチクミソーリ)」と伝えたら、振り返らずに家に戻って下さい。

 

このウークイの儀式で、ご先祖様は天国へ帰ります。ウークイの行事を済ませたら、お仏壇のお供えはその日に片付け、チャーギの葉を活けてください。

 

 

いかがでしたでしょうか、短くて長い沖縄のお盆の三日間も、このウークイの日にご先祖様をお見送りすれば終り。少し寂しい気持ちにもなる瞬間です。

 

それだけにご先祖様も「名残り惜しい…。」と感じているとされていて、そのために、ウークイの行事を終えた後に家に入る際には、振り向いてはいけない、とされています。お仏壇のお供え物や提灯などの、飾り物をすぐに片付けてしまうのも同じ理由。

 

本文に出て来たビンシー(ビンス)は、他の地域の方々には耳慣れないものですが、清明祭(シーミー)など、外でのお墓行事が多い沖縄では必須のもの。あの世と生きている者を繋ぐ実印とも言われ、お米やお酒、塩などがセットになっているのです。

 

沖縄のお盆で最も盛大で大切なウークイ。本記事を参考にしながら、丁寧にご先祖様をおもてなししてください。

 

まとめ

沖縄のお盆最終日、ウークイの流れ

・ウークイでは重箱料理のウサンミを夕食に供える
・朝食と昼食は、ナカビと同じ料理を供える
・世も更けたらウチカビを燃やしてお見送りをする
・ウサンミのおかずを一切れずつ入れてお土産にする
・家に入る時は振り返らず、片付けもすぐに済ませる


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