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【沖縄の法事】供物の重箱料理ウサンミ、沖縄の現代事情

【沖縄の法事】供物の重箱料理ウサンミ、沖縄の現代事情
沖縄の法事では欠かせないお供え物が、「ウサンミ」と呼ばれる重箱料理ですよね。観光客にとっては風物詩としても知られている、十六日や清明祭(シーミー)のお墓参り行事でも、このウサンミが準備されます。

 

全国的なお墓参りマナーとしては、故人と話がしたいなど、ふと思った時に訪れて良いのですが、沖縄ではそうではありません

 

自分達のお墓ばかり人が頻繁に来ると、周囲のお墓が羨ましがる…などの理由で、むやみにお墓参りはしないのです。だからこそ、お墓参りの年中行事や沖縄の法事では、盛大なウサンミを準備します。

 

ただ近年では、那覇市などの都心部を中心にして、このウサンミも少しずつ事情が変わってきました。そこで今回は、昔ながらのウサンミの沖縄の法事での慣わしと、現代事情をお伝えします。

 


遺骨・位牌の年間預り


 

【沖縄の法事】供物の重箱料理ウサンミ、
沖縄の現代事情

 

沖縄の法事で欠かせない「ウサンミ」


「ウサンミ」とは重箱料理で「たくさんの美味しい味」を意味し、お仏壇やお墓にお供えするために作られます。

 

沖縄の法事の規模によって、「チュクン」と「カタシー」があり、「チュクン」は重箱4箱「カタシー」は重箱2箱です。どちらも半分がおかず重、もう半分がもち重で作られます。

 

【 沖縄の法事、ウサンミの内容 】

 

★ おかず重では7・9品目と、奇数のおかずを準備してください。多く準備されるおかずでは、かまぼこや昆布、豚の三枚肉があります。

 

・ もち重も3列×5個を準備するのが基本です。沖縄では法事の席でも豚の三枚肉は欠かせませんが、お坊さんへはお出しできないことも多いので、事前に確認しなければなりません。

 

おかず重にはその他、ごぼうの煮つけやあげ豆腐、魚の天ぷらや男根の煮つけなどが見られます。品数は奇数と決まっていますが、ある程度定番のおかずがあるとは言え、大きな決まり事はありません

 

 

十三年忌のウサンミ、三十三年忌のウサンミ


沖縄の法事では、全国的な「三回忌(さんかいき)」などの「回忌(かいき)」は使わず、「三年忌(サンニンチ)」など「年忌(ニンチ)」の言葉を使います。

 

また「法要」は「焼香(スーコー)」と言いますので、「年忌焼香(ニンチスーコー)」が沖縄での法事の呼び名です。

 

ところでこのニンチスーコーですが、十三年忌までは「ワカスーコー」、それ以降(二十五年忌・三十三年忌)は「ウフスーコー」と呼ばれて、沖縄の法要でも意味合いが変わってきます

 

【 沖縄の法要、ワカスーコーとウフスーコー 】

 

★ ワカスーコーは、まだ故人が亡くなって日が浅い(若い)時期のスーコーを差し、故人を弔うための焼香です。

 

・ 一方、ウフスーコーは故人が亡くなって日が経ち、お祝い事として行われます。

 

そのため、ウサンミの並べ方が少しだけ違うのです。(ちなみに、この違いはお墓参りの年間行事、十六日と清明祭の違いとも同じで、十六日が弔いの意を、清明祭がお祝いの意を持っています。)

 

【 沖縄の法要、弔いのウサンミとお祝いのウサンミ 】

 

★ 弔いの意を持つワカスーコーまでは、①かまぼこは白かまぼこ②昆布は返し昆布、③豚の三枚肉は皮側を上にすることが大切です。おもちも全て白いものを並べてください。

 

・ お祝いの意味合いを持つウフスーコーからは①かまぼこは赤かまぼこ②昆布は結び昆布、③豚の三枚肉は皮側を下に並べます。

 

もち重もまた、お祝い言となるウフスーコーでは(清明祭でも)、白もちの他、餡子を入れた赤もちや茶色のもち(黒砂糖で甘くしたおもち)を入れてカラフルにします。

 

 

昔と今のウサンミの違い


このウサンミは、ひと昔まえの沖縄の法事では、集まる皆が楽しみにしていた「ごちそう」でした。日頃の食事と比べてとても豪華で、美味しく栄養価が高いおかずが詰まっていたのです。

 

【 沖縄の法事、ウサンミとウサンデー 】

 

★ そのため、沖縄の法事では準備したウサンミをお供えして拝み、拝みを終えた後は集まった親族で賑やかにいただくのが習慣でした。これを「ウサンデー」と言います。

 

ただ、現在ではその光景はあまり見られなくなりました。確かに墓前の前で「ウサンデー」は行われるのですが、少し変化しています。

 

【 沖縄の法事、ウサンミの現代事情 】

 

★ 昔は「ごちそう」だったウサンミですが、日ごろの食べ物がおいしくなったため、形としてお供えするようになりました。

 

・ 現在のウサンデーでは、準備をしたウサンミの他に、集まった人々がいただくための法事用の仕出し弁当を準備している家がほとんどです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の法事で欠かすことができないお供え物であり、沖縄の特徴でもある重箱料理「ウサンミ」についてお伝えしました。

 

沖縄の法事料理では最大の特徴とも言えるのが、ウサンミにも含まれている豚の三枚肉ですが、実はお通夜の枕飾りにも味は付いていないものの供えられています。

 

ただ、仏教に詳しい人々のなかではそれを良しとしない方も確かにいて、本文中でもお伝えしたように、お坊さんにはお出ししなかったり、事前に確認するケースもあるようです。

 

沖縄の法事事情に詳しいお坊さんのなかには、誰も口にすることなく捨ててしまうウサンミの現代事情を慮り、現代ではお供えしなくても良いとしたり、精進料理のウサンミを提案する方もいます。

 

一方で地方では、全てのおかずではないものの、後々家族が美味しくウサンミをいただいている家もありますので、自分達の家の様子を見ながら、ムリのないウサンミを準備してみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

沖縄のウサンミと現代事情

・ウサンミは半分がおかず重、半分がもち重
・おかず重は7品目か9品目を並べる
・おもちは3列×5個の十五個を並べる
・25年忌・33年忌はお祝いのウサンミを作る
・昔はウサンミがごちそうだった
・現代では別に仕出し弁当を準備することが多い
・後で捨てることのない、美味しいウサンミの提案もある

 


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