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【沖縄の御願】旧暦11月(新暦12月)に行う冬至の祈願

【沖縄の御願】旧暦11月(新暦12月)に行う冬至の祈願
沖縄では独自の御願文化がありますが、他県出身の方々はもちろん、現代では沖縄に住む方にとっても、きちんと調べないと自信がない、分からないことも増えてきましたよね。

 

沖縄では仏壇やお墓への御願はもちろん、現在でもほとんどの家で「ヒヌカン」と呼ばれる「火の神」への御願はかかせません。母や義理の母から代々伝えられるウコールの灰が用いられています。

 

ヒヌカンの御願は毎月1日(チィタチ)と16日(ジュウルクニチー)の他、それぞれの行事に合わせた御願を行いますが、新暦12月頃に行われる旧暦11月の御願行事には冬至や「ウンネーネイミー」などがあります。

 

本州とは違う沖縄の冬至の御願、どのようなものかキチンと調べたいですよね。

 

そこで今回は、沖縄の御願のなかでも旧暦11月(新暦では12月頃)に行われる御願行事、冬至やウンネーネイミーについても少し、お伝えいたします。

 


お墓の引越し、改葬・墓じまい


 

【沖縄の御願】
旧暦11月(新暦12月)に行う冬至の祈願

 

沖縄の冬至の「トゥンジー」


沖縄では旧正月や旧盆など、基本的に年中行事は旧暦で行います。そして旧暦の毎年冬至の日には「トゥンジー」と呼ばれる年中行事が行われるようになりました。

 

【 沖縄の御願、冬至(トゥンジー) 】

 

★ 中国の歴史や風習の影響を色濃く残す沖縄では、「冬至正月」などとも呼び、この日に「赤いご飯」を食べて一歳年を取る、などとも言われています。

 

・ 「赤いご飯」を食べる由来は、冬至の頃からやってくる鬼が赤いものを嫌うためです。

 

中国の風習では赤い豆を用いた御粥を食べていましたが、沖縄ではジューシー(沖縄の炊き込みご飯)を食べるのが習慣です。

 

 

トゥンシージューシー


沖縄の冬至、トゥンシーでいただくのが「トゥンシージューシー」です。「ジューシー」とは沖縄で食べられる、豚の三枚肉などが入る炊き込みご飯で、冬至の他、お盆の初日などにも準備をします。

 

【 沖縄の御願、トゥンジージューシー 】

 

★ 豚の三枚肉の煮つけを賽の目切りにし、同じくにんじんやカマボコ、シイタケなども同じように賽の目切りにした後、だし汁で一緒に炊き込むのが基本のジューシーです。

 

・ さらにトゥンジージューシーの特徴として、この時期に収穫祭を迎える田芋(ターンム)、若しくはさといも(チンヌク)を入れる家が多いので、ぜひ入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

冬至に楽しまれる、ボロボロジューシー


ちなみに、お盆に出すウンケージューシーは基本の材料で作る家が多く、一方、トゥンジージューシーは「冬至雑炊」と書くように、これを柔らかい御粥状の「ボロボロジューシー」にしてお供えする家も多く見られます。

 

【 沖縄の御願、トゥンジージューシーのあれこれ 】

 

★ また、雑炊状のボロボロジューシーの場合には「フーチバージューシー」と呼ばれる、よもぎ(=フーチバー)を入れる家も多いです。

 

・ さらにお店などでは、マーガリンを入れるなどのアレンジもあるなど、ジューシーの作り方は比較的自由なのも楽しみかもしれません。

 

学校の給食でも旧暦の冬至の日には、ジューシーが定番と言うほど、沖縄では慣れ親しんだ習慣となっています。

 

 

トゥンジーに行う、沖縄の御願


沖縄で御願を行う時には、火の神である「ヒヌカン」と仏壇のお供え物を準備してください。沖縄では御願の際に、台所にいる火の神様である「ヒヌカン」と仏壇の二か所にお供え物を供します。

 

【 沖縄の御願、トゥンジーのお供え物 】

 

① 火の神(ヒヌカン)のお供え物

 

・ 基本のお供え物として、チャーギなどの供え花に塩と水の他、トゥンジージューシーを供えて、ヒラウコー(沖縄のお線香)は「タヒラと半分(お線香では12本と3本)」を拝してください。

 

② 仏壇

 

・ 基本のお供え物として対のウチャトゥ(お茶)とお酒、対の供え花とトゥンジージューシーの他、ウコール(香炉)にはヒラウコーを「タヒラ(お線香なら12本)」を拝します。

 

 

沖縄の御願、冬至のグイス


沖縄の御願では神様やご先祖様へ「グイス」を唱えますが、もちろん冬至(トゥンジー)でも同じです。大まかには以下のようなことを神様やご先祖様へお伝えしますが、家や地域によって、細かな言い回しなどは変わります

 

【 沖縄の御願、冬至のグイス 】

 

★ 「本日冬至(トゥンシー)の日を迎えることができました。トゥンジージューシーをお供えしますので、ぜひお召し上がりください。

 

本日この日まで、私たち家族は健やかに過ごすことができました。いつも私たち家族の健康と家庭を見守っていただき、ありがとうございます。

 

これからもどうぞ、私たち家族が健康で円満に過ごし、繁栄しますよう、お見守りください。

 

ウタミリソーチ ミーマンティ ウタビミソーリ ウートートゥ。」

 

…最後の一行は、「これからもお見守りください。」のような意味合いがありますが、沖縄の御願で恒例のグイスと思い、唱えて問題ありません。

 

 

この時期に行う沖縄の御願、ウンネーウイミ


そしてこの時期、沖縄北部地方など一部の地域では、芋の収穫を祝い感謝する行事が行われます。それが「ウンネーウイミ」と言い、「芋折目」と言う意味合いです。

 

【 沖縄の御願、ウンネーウイミ 】

 

★ 旧暦の11月13日前後に行うウンネーウイミでは、「ンムニー」と呼ばれる芋料理が供えられます。

 

・ 「ンムニー」は、芋を煮た後練りこんで作り、ヒヌカンと仏壇のお供え物は、このンムニーと基本のお供え物を供えれば完成です。

 

トゥンシージューシーがンムニーになる他は、基本的なお供え物やヒラウコー(お線香)の数などは同じです。

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の冬至の御願、トゥンジーと芋の収穫を感謝する沖縄の御願、ウンネーウイミについてお伝えしました。

 

温かいイメージのある沖縄ですがやはり冬は寒くなり、沖縄でもこの冬至前後から寒くなるとされています。そのため、沖縄ではこの時期の冬の寒さを「トゥンジービーサー(冬至の冷え込み)」と言われるのです。

 

本土ではこの冬至の日には、カボチャを夕食に食べて、柚子湯に入る習慣がありますが、沖縄ではカボチャや柚子湯はありません。けれどもカボチャと同じように、芋の入ったジューシーを食べるのかもしれません。

 

ひと昔前までは豚の三枚肉を煮て、その煮汁を使ってジューシーを作り、それぞれの家庭のジューシーがありましたが、現代ではお惣菜を買ったり、レトルトで作ったりもするようになりました。

 

 

まとめ

沖縄の冬至、トゥシビーの風習

・沖縄では冬至(トゥシビー)を旧暦で行う
・冬至の日には芋を入れたジューシーを供える
・沖縄の御願ではヒヌカンと仏壇に拝む
・トゥシビーの日のグイスを唱える
・この時期に芋の収穫を祝うウンネーウイミもある

 


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