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【沖縄の御願】旧暦3月前半の拝み。2018年4月後半

【沖縄の御願】旧暦3月前半の拝み。2018年4月後半
沖縄の御願行事は旧暦で行われますが、全国的にも珍しいですよね。旧暦3月の始まりは、2018年の新暦では4月16日から始まります。(旧暦では一か月が30日でずれているので、毎年変化します。)

 

沖縄の御願と言えば、今でも家庭の女性が拝みを欠かさないヒヌカン(火の神)の存在があり、毎月旧暦の1日・15日には手を合わせてきました。これが「チィタチ・ジュウグニチの拝み(御願)」です。

 

特に旧暦3月の沖縄の御願行事は、人々が大切にしてきた儀礼がいくつかあり、前半には女の子には欠かせない旧暦3月3日の「浜下り」があります。

 

ご縁がある沖縄なら、御願行事まででき得る限り参加して、その風習や文化を体感していきたいですよね。そこで今回は、旧暦で行う沖縄の御願、旧暦3月前半の行事カレンダーをお伝えします。


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【沖縄の御願】旧暦3月前半の拝み。
2018年4月後半

 

旧暦3月1日、チィタチの拝み


旧暦3月1日(2018年4月16日)は、毎月の沖縄の御願、「チィタチ・ジュウグニチの拝み」のチィタチの拝みです。

 

朝にまずヒヌカン(火の神)へ白ウブク(小さなお椀にてんこ盛りにした白飯)を三膳、お酒をお供えし、タヒラと半分(二枚と半分…日本線香では12枚と3枚)を拝したら、グイス(沖縄の御願言葉)を唱えます。

 

【 沖縄の御願、チィタチの拝み、ヒヌカンへのグイス 】

 

★ 「お陰様で本日もチィタチを迎えました

 

いつも私たち家族をお見守りくださり、ありがとうございます。

 

ウティン・ジーチ・リュウグの神々様に恵みをいただき、家族皆、健やかに家族穏やかに過ごしております。

 

いつも、ありがとうございます。」

 

※ 神職の方が唱えるグイスは違うものですが、家々では内容が同じであれば問題なく、家庭では言い回しはそれぞれに変わることが多いです。

 

続いてお仏壇へお供え物をします。お仏壇へはウチャトゥ(お茶)とお酒、白ウブクは二膳のみお供えをしてください。

 

【 沖縄の御願、チィタチの拝み、お仏壇へのグイス 】

 

★ 「御先祖様みなさまのお陰様で、クァッウマガウチャァ皆、健やかに穏やかな日々を過ごしております。

 

いつも、ありがとうございます。

 

どうぞ今後も、ミィマンティ ウタミリソーリー ウートゥートゥー」

 

…と唱えてお祈りしてください。

 

最後の言葉は沖縄の御願でよく使われる言葉で、「みんなのことを、どうぞよろしくお願いいたします。」と言う意味合いがあります。「ウートゥートゥー」は手を合わせる時には、子どもの頃から単独でよく使うので、ぜひ、唱えてみてください。

 

 

旧暦3月3日(2018年4月18日)、サングァッチャー


旧暦3月下旬には、沖縄の御願行事では最大の墓前祭となる「清明祭(シーミー)」が行われますが、そのまえの旧暦3月上旬と言えば、旧暦3月3日の「浜下り」です。これを地域によっては「サングァッチャー」などとも言います。

 

沖縄の御願行事のなかでも、女の子の健康祈願がこのサングァッチャーです。本州でも3月3日はお雛様なので、どこか共通するものを感じます。

 

【 沖縄の御願行事、サングァッチャー 】

 

★ 今ではピクニック弁当も多いですが、女の子とその家の女性が、浜下りの重箱料理「三月お重」を準備して浜へ下り、手や足を海水で清めるのが本来の儀礼です。

 

・ 海では「ミジナティ」と呼ばれる儀礼も行われます。母親が潮水を薬指の腹に付け、子どもの額に三回、チョンチョンチョンとタッチするのです。

 

ひと昔前まではサングァッチャーは男性禁止だったのですが、今ではすっかりお父さんも子ども達も皆で出かけて、潮干狩りを楽しむ光景が見られるようになり、ちょっとした行楽行事にもなりました。

 

 

サングァッチャーの拝み方


このようにすっかり行楽行事となっているサングァッチャーですが、きちんとした沖縄の御願儀礼もあります。まず、浜に行く前には、ヒヌカンとお仏壇にウサギムン(お供え物)を供えてください。

 

【 沖縄の御願、サングァッチャーのウサギムン 】

 

★ サングァッチャー(浜下り)のウサギムンは「フーチムチ」と呼ばれる、よもぎ餅です。一皿に小さいフーチムチを5つほど供えて、お酒を捧げ、ヒラウコー(ヒヌカンはタヒラと半分、お仏壇はタヒラ)を拝してください。

 

・ 「おかげ様で本日無事に三月三日の浜下りの日を迎えました

 

ヒヌカンガナシーのお見守りにより、家の娘みなが本日まで健やかに成長してきました。

 

いつも、ありがとうございます。

 

これからもどうぞ、健やかに成長しますよう、お守りください。」

 

…と唱えてから出かけます。

 

沖縄ではアチラコチラの浜で浜下りの姿を見かけますが、南部では瀬永島、中部近郊では泡瀬海岸海中道路(うるま市)なども人気のスポットです。金武町のブルービーチも浜下りの姿を見かけます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は旧暦3月3日の浜下り(はまうい=サングァッチャー)を中心に、旧暦3月上旬の沖縄の御願行事をお伝えしました。沖縄の御願は墓前祭にも言えますが、子どもも楽しめる儀礼が数多くあります。

 

この浜下りはもちろん、八重山諸島でも行われていて、八重山諸島では主に「サニズ」、宮古島では「サニツ」と呼ばれるのが違いです。この時期は一年の中でも干満の差が大きく、長く潮干狩りを楽しめるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ヒヌカンやお仏壇へお供えするよもぎ餅は、お昼ご飯としてお弁当代わりに持参する家もあります。そのために特に宮古島などでは、よもぎ餅ではなくおにぎりをお供えする家も見られました。

 

宮古島では八重干瀬の潮干狩りが有名で、貝や魚が獲れると海の神々にお供えをして祈願することも多いです。

 

 

まとめ

沖縄旧暦3月上旬の御願行事とは

・毎月1日は「チィタチの拝み」
・旧暦3月3日は「浜下り(はまうい)」
・浜下りでは潮干狩りを楽しむ
・浜下りは本来女の子の節句
・潮水に手足を浸して健康を祈る
・潮水を額に付けて「ミジナティ」をする
・八重山諸島では「サニズ」などと言う
・ヒヌカンやお仏壇にはよもぎ餅を供える

 


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