のんびり沖縄 沖縄から地元ならではの情報をお伝えします。

沖縄のお墓、法事の準備。お供え物の基礎知識

沖縄のお墓、法事の準備。お供え物の基礎知識
沖縄のお墓へのお供え物は、事前にしっかり勉強して理解しておかないと、なかなかスムーズに準備できるものではありませんよね。現代では少しずつ緩くなってきてはいますが、料理ひとつひとつに、ルールがあります。

 

さいの目のようにキレイに分かれて並べられた、重箱料理が特徴的な沖縄のお墓のお供え物。こんぶの煮しめひとつでも、結び昆布を並べる法要と、返しこんぶを並べる法要があるなど、細かな部分があるのです。

 

本州から嫁いだお嫁さんなどはもちろんのこと、なかには「何となく、子どもの頃から見ているけれど、準備をするのは初めて…。」と言う方もいますよね。

 

そこで今回は、事前に確認しておきたい、沖縄のお墓のお供え物を準備するための、基本的な事柄をお伝えします。まだまだたくさんありますが、この基本が分かっていると、教えていただく内容も理解できるかもしれません。

 


soudan_bnr_600


 

沖縄のお墓、法事の準備。
お供え物の基礎知識

 

沖縄のお供え物、重箱料理


沖縄のお墓では、毎年恒例の清明祭や旧盆の他、さまざまな法事の度に重箱料理が供えられます。沖縄のお墓でお馴染みの風景ですが、独特の文化。細かな決まり事があるのです。

 

【 沖縄のお墓に供えられる、重箱料理 】

■ 実はひと口に重箱料理と言っても、地域によって違いがあるばかりか、お墓参りの目的によって、それぞれに少しずつ、内容や数に決まり事があります。

 

・ 例えば年中行事である清明祭や旧盆、本州では初七日に当たる「ハチナンカ」などの週忌法要によっても、沖縄のお墓やお仏壇にお供えする重箱の内容が変わります。

 

 

「チュクン」と「カタシー」


前項でお伝えしたように、重箱料理はそれぞれの目的によって、少しずつ決まり事が変わりますが、特にあまり知らない方々でも分かりやすいのが、「チュクン」か「カタシー」か、ではないでしょうか。

 

【 重箱料理、「チュクン」と「カタシー」 】

■ 沖縄のお墓にお供えする重箱、さまざまな法事や年間行事に参加していると、その数に違いがあったりします。これも、決められていることが多いのです。

 

・ チュクンはおかずの重箱×2箱お餅の重箱×2箱合計4箱の重箱料理を差し、カタシーはおかずの重箱×1箱お餅の重箱×1箱合計2箱を並べます。

 

これは地域や家庭によっては、参加者の人数を見て、チュクンかカタシーかを決定することもあるようです。話が前後しますが、重箱料理はひとつの箱がおかず、もうひとつの箱はお餅を並べたものを準備します。

 

 

重箱料理の一例


沖縄のお墓の前に並べる重箱料理のひとつは、お餅がキレイに並べられたもの。地域やお墓参りの内容によって異なりますが、例えば初七日では、白餅を三列×三段で15個並べたものなどがあります。

 

清明祭で沖縄のお墓の前に並べる重箱料理では、白餅よりも色餅で、なかに餡が入っていることも多いです。

 

【 沖縄のお墓に供える、重箱料理の内容 】

 

・ カステラかまぼこ
・ こんぶの煮しめ
・ 赤かまぼこ
・ 豚三枚肉の煮付け
・ 魚の天ぷら
・ 大根の煮付け
・ 揚げ豆腐
・ ごぼうの煮しめ
・ こんにゃくの煮しめ

 

…などなどをキレイに並べられます。

 

正式には九品を並べるとされますが、七品であったりもします。その他にもタームなど違う料理が準備されることもあります。

 

 

その他にお供えする食べ物


重箱料理を手作りするだけでも大変であることは、その内容を見てもすぐにイメージできますが、実は、沖縄のお墓にお供えするものはそれだけではありません。

 

重箱料理と同じく、地域によっても違いがありますが、仏式の供養ならば仏様に精進料理をお供えすることも必要。このような膳料理は、白米におすまし、酢の物などが用意されます。

 

【 重箱と膳料理の他の供え物 】

■ 重箱料理以外の、沖縄のお墓に供える食べ物も、それぞれの目的や地域によって違いますが、お菓子と果物は一般的。

 

・ お菓子は例えば清明祭では「色つきお菓子」とする地域もあり、初七日(ハチナンカ)などの法要では「七種類」などの決まり事があることも…。

 

果物は決まった果物ではありませんが、丸いものやバナナなど、季節の果物が多く、法要では故人が好んだものを選ぶことが多いです。

 

 

その他にお供えするもの


これらが基本的に沖縄のお墓にお供えをするために、準備をしたいものですが、その他にも泡盛・水・お茶(ウチャトゥ)もまた、どんなお墓参り行事や法要でも供えています。

 

【 沖縄のお墓の法事で使用するもの 】

■ さらに沖縄のお墓参りや法要で欠かせないのが、打ち紙(ウチカビ)と打ち紙(ウチカビ)を燃やすためのもの(ボウルなど)、そして線香です。

 

・ 打ち紙(ウチカビ)とは、故人が天国で使うお金。ボウルなどでこの打ち紙(ウチカビ)を燃やして、天国へ届けます。

 

 

いかがでしたでしょうか、ここまで沖縄のお墓にお供えする、重箱料理を中心にお伝えしましたが、まだまだお伝えする事柄はたくさん。それ位、細やかな決まり事があるのです。

 

ひと昔前までは、この重箱料理から取り分けて、参列していただいた親族や知人・友人にふるまいましたが、法要時にはこのお供え物の他に、お膳料理を用意することがほとんど。

 

重箱料理は手作りをする家庭が多いのですが、このお膳料理は「スーコー用」と呼ばれる、専門の仕出し弁当も多いので、女性も少し手間が省けるかもしれません。

 

さらに本文中でも少し触れましたが、仏式の場合がほとんどですが、その場合、仏様へのお膳も準備しなければなりませんので、準備をする家庭は忙しいことが分かります。

 

本記事を参考にしながら、周囲のアドバイスや協力を仰いで、慣れない準備への不安を少しでも解消してください。

 

 

まとめ

沖縄のお墓の供え物の基礎知識

・重箱料理の内容は、目的によって少しずつ違う
・内容によって重箱の数が変わる(チュクンかカタシーか)
・三枚肉の煮付けやかまぼこなど、九品が多い
・重箱料理の他、お菓子と果物を供える
・泡盛・水・お茶(ウチャトゥ)・ウチカビなども準備

 


soudan_bnr_600b


free_dialshiryou_seikyu

カテゴリー:
タグ:

新着記事

  • 沖縄での相続、継承問題☆お墓を継承する時に理解したい事柄
  • 沖縄で改葬をする時。相談前に検討したい5つの事柄
  • 【沖縄の御願、歳時記】火の神(ヒヌカン)の仕立て方
  • 【沖縄の御願、歳時記】独立した家で祀りたい、ヒヌカンとは
  • 沖縄での納骨トラブル。お墓にまつわる5つの注意点

カテゴリ