沖縄のお盆回り。ナカビのお中元におすすめ、7つの品々
沖縄のお盆では、仏壇を守るお家以外の分家では、沖縄のお盆、三日間の真ん中の日であるナカビに、親族に挨拶回りをしますよね。その際に持って行くのが、お中元。
本州ではお中元と言えば、昔は挨拶回りをしたものの、今では専ら送るものとなっていますが、沖縄のお盆では、正にお中元を持って挨拶回りをするのです。本州出身の方々には新鮮に映る行事のひとつではないでしょうか。
そこで気になるのが、沖縄のお盆でお中元に準備するもの…。やはり喜ばれるものを選びたいですし、少なくとも迷惑になる品を選びたくはありません。でも、直接希望を聞くのも変ですし、聞かなくても気の利いたものを贈りたいですよね。
そこで今回は、沖縄のお盆、ナカビの挨拶回りで持参したい、もらった方々から評判の良い喜ばれる品々を、配慮のポイントとともにお伝えします。
沖縄のお盆回り。
ナカビのお中元におすすめ、7つの品々
沖縄のお盆、お中元の基本
沖縄のお盆、ナカビにはお仏壇を持たない分家の方々が、お仏壇を持つ親族の家を、お中元を持って挨拶に回ります。そのため、お仏壇を持つ家庭では、多くの親族が集まるもの。
【 沖縄のお盆、お中元の基本 】
★ 自分だけがお中元を用意するのではないこと、そして自分達も一軒だけ回る訳ではなく、何軒かに挨拶回りをすることも理解しておくと、選びやすいです。
・ そのため、あまり負担にならないように、お中元の相場は一軒につき1,000円~2,000円前後。これよりも多くなると、他に持って行く分家の方々にも失礼になりますし、少なすぎてもご挨拶したお家に失礼に…。
基本の相場は1,000円~2,000円ですが、もしも分家の親族に聞けるなら、お互いに相談しながら金額を揃えて準備をしても良いかもしれません。何軒か回るので、それぞれの家で大きな違いがないように、配る内容も揃える配慮は不可欠です。
迷惑にならない、お中元
沖縄のお盆では、ナカビに一斉に挨拶回りがあるため、受け取った仏壇を持つお家でも、多くのお中元をいただくことになるはず。そのどれもを一気に消化することは、難しいですよね。
【 沖縄のお盆、迷惑にならない品 】
★ そのため賞味期限が近い生菓子など、急いで消化しなければならない品は避けるべき。その他にも、本来は殺生をイメージさせるお肉などの生ものも、本来はタブーとされています。
・ もちろん名目は「お中元」なのですが、沖縄ではお盆の真っ只中に届ける「お供え物」としての役割もあります。そのためお供え物でタブーとされている品々は、極力避けた方が良いのです。
その他で言えば、五辛と呼ばれる七味唐辛子などの香辛料の数々も、仏教的にはタブーとされているため、お供え物には相応しくありません。
沖縄のお盆、人気の品々
沖縄のお盆で持参するお中元は、お供えが終わると皆で分け合うのが通例。子どもがいるお家では、「この分け合う時間を楽しみにしている!」何て家庭もあるほどです。
沖縄ではお盆が終わると「ご先祖様が後ろ髪を引かれないように。」一気にお仏壇のお供え物を片付けてしまいますが、この時に持参したお中元も広げて、皆で分け合います。感想にもあるように、比較的子どものいる家庭が優先で配るのも特徴的。
【 沖縄のお盆、人気の品々 】
★ そのため、やはり日々の暮らしで役立つこと間違いなし!の品々は人気。沖縄のお盆では前述したように、お中元の価格相場が1,000円前後ですので、それに見合った品々のなかから…。
・ お米
・ シーチキンの缶詰
・ サラダ油
…などなどが挙げられます。
特にお米は沖縄のお中元やお歳暮で定番!お中元用に箱にキレイに入っているものが、時期になると店頭に出回りますので、選びきれない時にはお米ではいかがでしょうか。
子どもが多い家庭なら
やはり子どもが多い家庭であれば、お菓子は喜ばれること、間違えなし!ただ、前述したように沖縄のお盆では、多くの家族がお中元を持参しますから、生菓子を避けるなどの配慮が不可欠。
子どもと言うとフルーツも思い浮かべますが、やはり沖縄のお盆にはもともと丸いフルーツをお供えする風習があるので、重なる事は確実。高級であってもフルーツは避けた方が無難です。
【 子どもが多い家庭のお中元 】
★ 賞味期限も長く、お盆が終わってから皆で分けやすい、個包装された焼き菓子などのお菓子なら、安心して持参できるはず!
・ 個包装された焼き菓子
・ 賞味期限の長い、ゼリー
・ 賞味期限の長い、季節を感じる水ようかん
…などなどの品は、子ども達に人気!
定番のお菓子などもありますが、もしも他と差を付けたいと考えるなら、インターネットで取り寄せた、神戸のお菓子や老舗の水ようかんなどを用意すると、普段は味わえないお菓子が届けられて大人にも好評です。
子どもにも高齢の方々にも人気の品
このように沖縄のお盆で持参するお中元は、保存が効いて日常で消耗しやすいものがおすすめ。それでいて、普段より少しランクアップした商品などであれば、大人にも喜ばれる品選びができるはず。
賞味期限が長く喜ばれる食品は、お菓子などだけではありません。
【 高齢の方々にも人気の品 】
★ 子どもだけではなく、高齢の方々が多いようであれば、乾物などを選んでも喜ばれます。
・ 上質なのりや佃煮セット
・ どんこやあごだしなどの出汁セット
…などなど。
特に高齢の方々による、沖縄のお盆で嬉しかった商品の回答では、料理をしなくても気軽に食事が食べられるような、佃煮のセットなどは密かな人気でおすすめです。
いかがでしたでしょうか、沖縄のお盆でのお中元は毎年のこと。いろいろと趣向を変えて選んでも、どうしても思いつく気の効いた品選びも、ネタに尽きてしまうのは、当然!そんな時は、喜んでもらえた商品を定番にするのもひとつの手。
もちろん、沖縄ではお盆前になるとサンエーやジャスコ、かねひでと、あらゆるスーパーやデパートでお中元の品々が並びます。
サンエーは品揃えが良い、ジャスコは本州の品を選びたいならおすすめ…、かねひでは価格帯も手頃な相場にぴったりのものが選べる、などなど、それぞれの特徴もあるかもしれません。
そしてもしも、周囲とちょっと差を付けて、毎年楽しみに待ってもらう「定番」を作るなら、インターネットなどでまとめて取り寄せ、事前に準備しておくのもおすすめ!家族構成も加味して、配慮の行き届いたお中元の品選びをしてください。
まとめ
沖縄のお盆、お中元に人気の品々
・お中元の相場は1000円~2000円
・賞味期限が迫る生菓子などは控える
・お米やシーチキンの缶詰、サラダ油が人気
・個包装のお菓子は配りやすくて便利
・のりや佃煮セットは、大人に人気のお中元