のんびり沖縄 沖縄から地元ならではの情報をお伝えします。
ID:8772

【老後のお金】その持ち家は財産か…、それとも負担?

【老後のお金】その持ち家は財産か…、それとも負担?
老後に持ち家があると、「家賃が掛からない」「財産になる」が定説ですが、「実は負担になる家も多い」と言われると、驚きますよね。

 

ひと昔前の日本であれば、「賃貸で毎月お金を払うくらいなら、後々財産になるマイホームをローンで買おう!」と考える方々が一般的で、実際に老後に助かることが多くありました。

 

けれども「所有しているだけでお金が出て行く…」と、老後に負担になってしまっては困りますよね。そこで今日は、老後に持ち家をどうするべきか…、検討するための判断材料をお伝えします。

 



 

【老後のお金】
その持ち家は財産か…、それとも負担?

 

「不動産」の地価は安定しない


不動産と銀行財産の大きな違いは、その時々で評価額が変化する、流動的な点ではないでしょうか。

 

銀行預金は、確かに現代は金利が驚くほど安くはなっていますが、それでもいくらばかりかの金利が付き、希望した時に現金化ができます。けれども老後の持ち家は、そうそう簡単に現金化ができるものではありませんよね。

 

【 老後の持ち家:土地の地価、建物の時価 】

 

★ 「2020年までは大丈夫。」などの声もありますが、よほど人気があり安定した土地でなければ、現代の不動産相場ではおおむね地価は下がり傾向にあります。

 

・ さらに建物は「建てた瞬間から老朽化が進む」と言われるように、年々建物の価値「時価」は下がり、目安は築10年です。

 

築10年を超えた建物は、「建物としての価値はほぼない」と言われるほど、ぐんと時価が落ちますが、そんななかで「老後の持ち家」と考えれば…、築20年、30年の建物も多くなりますよね。

 

★ そもそも、老後に持ち家を販売するためには、リフォームが不可欠ですが、このリフォーム代金がないために、「販売もままならない…。」と言う声も、現実には多いです。

 

…では「売り出さずに自分達で住もう!」と思っても、築20年、30年と経ってくれば大幅なメンテナンスも必要になってきます。

 

やはり「持っているだけでお金が掛かる」と考えて、老後の持ち家について検討した方が良いのかもしれません。

 

ただし、地域によっては「土地バブル」が起きているケースもありますよね。「バブル」ですので、その時期の見極めは肝心です。

 

 

持ち家「不動産」の多くが「借金」で購入


老後の持ち家について検討した時に、その老後の持ち家が「財産」になるのか「負担」になるのかを判断するならば、住宅ローンの現状把握は不可欠です。

 

マイホームを購入する時に、現金で買う人は少ないですよね。ほとんどが住宅ローンのお世話になります。しかも今では住宅ローンの借り入れ期間の延長や、完済時の年齢設定も、高くなりました。

 

住宅ローンの制度が緩くなったからこそ、意識しておきたいポイントが、「借金」バランスです。

 

【 老後の持ち家:財産か負担か 】

 

★ 老後に持ち家が確実に「財産」となるのは、下記の3パターンと考えてみてください。

 

① 住宅ローンの返済残高が、「確実に」家の資産価値よりも低い。

 

② 住宅ローンを完済した。

 

③ 相続などの理由で、もともと住宅ローンを組んでいない

 

…考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、意外にも、見落としている方々も多いです。

 

 

老後の持ち家の価値を、具体的に数字にする


それでも①に関しては、不動産会社などで確認してもらい、具体的な数字に出してみることをおすすめします。

 

【 老後の持ち家:具体的な数字 】

 

★ 前項でお伝えしたように、時の流れと共に地価も時価も下降傾向にあるのが一般的ですし、所有者意識として、ついつい「自分の家はもっと価値がある」と思ってしまいがちだからです。

 

・ この数字を理解しておけば、家を売って小さなマンションに移り住む、老人ホームに入居する、などの老後の持ち家を手放した場合の選択肢も想像できます。

 

また確実な数字が出た上で、返済額よりも家の資産価値が高いとなれば、それは「財産」になりますよね。

 

ただし、数字を出した後も価格は変動し続けること、後々のリフォームやメンテナンスは年数が経つほど不可欠であることへの理解は必要です。

 

【 老後に持ち家があれば「リバースモーゲージ」も 】

 

★ 住宅ローンさえ完納していれば、後々介護などで経済的に先行きが不安になった時、老後は持ち家を担保にお金を借りる「リバースモーゲージ」もひとつの選択肢です。

 

※ 「リバースモーゲージ」でお金を借りると、契約者の死後は家は売られてしまいますが、生前は持ち家もそのまま利用することができます。

 
 

いかがでしたでしたでしょうか、今日は老後に気になる持ち家の扱いについて、お伝えしました。

 

住宅ローンは30年~35年ですので、「やっと住宅ローンを完済した!」と言うタイミングで、家も老朽がひどくなってきます。高齢によるバリアフリーまで検討に入れると、「1000万円掛かった!」と言う体験談も聞こえます。

 

ですから、住宅ローンを完済するタイミングで家を売り、小さなマンションに入居するなど、新しい暮らしを始める方々も多くなりました。

 

この場合でも、自分で持ち家の価値を決めずに、冷静に不動産会社などで調べ、その価値を見極めることも、穏やかな老後生活のポイントのひとつです。

 

ムリのない老後暮らしのスタートを切ることができますので、ぜひ一度、老後のためにも「持ち家の棚卸し」をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

持ち家が負担になるかを見極める、判断材料

・現代は地価も時価も下降傾向にある
・「確実に」資産価値がローン残高よりも低いと「財産」
・不動産会社などで具体的な数字に出してみる
・住宅ローン完済時期に、家も老朽化がひどくなる
・家のメンテナンス、リフォーム費用も考慮する
・完済すれば、リバースモーゲージも利用できる
・老後の住まいについて具体的に検討してみる



free_dialshiryou_seikyu

カテゴリー:
タグ:

関連記事

合わせて読みたい

人気記事ランキング

カテゴリ

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp

guidebook_banner_sp