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沖縄の霊園でお墓参り☆集合墓でのお参りマニュアル

沖縄の霊園でお墓参り☆集合墓でのお参りマニュアル
沖縄の霊園でのお墓参りは、「基本的には、個人墓地でのお墓参りとあまり変わりがないだろう…。」と思うものの、ちょっと間違えると周囲のお墓にも迷惑が掛かりそうなため、不安になりますよね。

 

沖縄でも識名園の集合墓地など、多くの家のお墓が集まった場所は多々ありますが、沖縄の霊園のお墓では、よりコンパクトなお墓が密接に隣り合った区画もあるため、やはり周囲への気遣いは欠かせません。

 

沖縄の年中行事や法要でお坊さんの読経があるとなれば、霊園に日時を報告して、最前を尽くすことがほとんどですが、日ごろのお墓参りでも、基本的な気遣いはしたいところです。

 

そこで今回は、沖縄の霊園でお墓参りをする際、意識したい基本的なマナーをお伝えします。本州の霊園でのお墓参りマナーにも倣ってお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 



 

沖縄の霊園でお墓参り☆
集合墓でのお参りマニュアル

 

沖縄の霊園でお墓参りをする準備


まずはお墓参りのための準備ですが、沖縄の霊園に限らずお墓参りは掃除から始まりますよね。そのため掃除グッズは不可欠です。

 

ただ、沖縄の霊園のお墓であれば、区画が敷石や砂利で敷き詰められていることが多いため、個人墓地ほど草木が生い茂ることはあまりないので、大掛かりな掃除グッズは必要ありません。

 

【 沖縄の霊園でのお墓参り☆準備をするもの 】

 

① 掃除グッズ … ごみ袋、バケツ(柄杓)、雑巾、ほうき、石を磨くスポンジやたわし、歯ブラシなど。

 

② 御願グッズ … ヒラウコー、打ち紙、チャッカマン、打ち紙を燃やす容器、お供え物、供え花など。

 

などなどがあります。清明祭(シーミー)などの年中行事や法要であれば、お供え物となるウサンミを準備したり…、と本格的な準備が必要ですが、日常のお参りであれば、お供え物や供え花も、行きがけにちょっと準備をしても、問題ありません。

 

 

寺院墓地へのお参りでは


沖縄の霊園のお墓としては少ないのですが、寺院墓地(霊園)であれば、そこにお墓を建てている=檀家となることが多く、霊園を管理している寺院は、「菩提寺」となります。

 

【 沖縄の霊園でのお墓参り☆寺院墓地 】

 

★ そのため、沖縄でも寺院霊園でお墓を建てるのであれば、お参りの前後にご本尊を訪ねてください。

 

・ 基本的にはお墓参りには、服装マナーが細かくある訳ではありませんが、ご本尊に訪ねることもあるので、キチンとした服装を心掛けることが大切です。

 

女性であれば紺やシックな色合いのワンピースやアンサンブル、カジュアルでも、チノパンくらいのキチンとした服装を心掛けてください。

 

 

他のお墓を通る時のエチケット


沖縄では個人墓地が主流だったため、あまり頻繁に他のお墓の前を通ることのないお墓も多かったかもしれません。けれども沖縄の霊園でお墓参りをするとなると、多くの墓前を通り過ぎることになります。

 

【 沖縄の霊園でのお墓参り☆他のお墓への配慮 】

 

★ お墓のなかには、有名人のお墓や立派なものもあるかもしれませんが、自分のお墓ではないお墓に手を合わせることは避けます

 

・ 敷地内に入ったり、他の家の墓石に触るなどはマナーとしてNG行為です。友人の付添いなどでよその家のお墓に立ち寄ることなどあれば、手を合わせず、会釈程度で済ませてください。

 

もともと沖縄では本州とは違い、頻繁にお墓参りをすること自体、避けるべきとされています。むやみに他の家の墓前で立ち止まったり、観察するのもあまり良い行為ではないので、自然に通り過ぎることが大切です。

 

 

お参りの前に掃除をする


沖縄の霊園でお墓参りをする際には、(もしも貸し出し所があれば)手桶と柄杓を借りて、水道で手を清め(手を洗います。)、それから水を汲んでお墓へ移動します。

 

【 沖縄の霊園でのお墓参り☆掃除の手順 】

 

① ヒジャイガミ様があればヒジャイガミ様とご先祖様へ、なければご先祖様へ自分達が来たことを告げ、お掃除などすることを伝えてください。

 

② 敷地内の雑草を引き抜いてごみ袋にまとめた後、墓石の掃除を行います。持ってきた水をかけながら、スポンジなどで磨きます

 

この時、諸説ありますが、水をお墓の頭から掛ける行為は「冷や水を浴びせる」として、NGマナーと言われています。墓石にも良い方法ではないので、避けるのが無難です。

 

③ 花立てなど細かな部分も掃除しますが、この時に歯ブラシなどがあると便利です。

 

個人墓地での掃除は、朝から男性陣が集まってボーボーの雑草刈り作業があり、女性陣はウサンミ(お供え料理のお重)を作る風習がありますが、それほど大変にはなりません

 

 

お供えの注意点


年中行事や法事でのウサンミとは違って、日ごろの沖縄の霊園でのお墓参りでは、お団子やおはぎ、故人が好きだった食べ物を少し準備するだけでも、大丈夫です。

 

ただ、供え花やお供えには注意点もあります。

 

【 沖縄の霊園でのお墓参り☆お供えの注意点 】

 

★ まず供え花ですが、墓前に供えるならバラなどのトゲのある花、毒を持つ花はNGです。ツタが伸びて絡みやすいタイプも、避けてください。

 

・ お供え物はウサンミと同じように、お参り後には家族や親族で皆で分け合うことが正しい作法です。

 

お供え物をそのままにしておくと、鳥や動物が荒らすこともあります。沖縄の霊園では他のお墓にも迷惑が掛かり兼ねませんので、お参りを終えたら、皆で食べたり、持ち帰ってください。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回はお墓参りで周囲のお墓にも迷惑が掛からない、基本的なマナーをお伝えしました。沖縄の霊園でのお墓参りに限らず、全国的にも通用する作法です。

 

個人墓地がスタンダードだった沖縄では、お墓参りと言えば何よりも掃除が大変だったのではないでしょうか。

 

門中によっては、崖に作られていたり、洞窟にあったりして、「どこにお墓があるのか…。」そんな状態から掃除をしなければならないケースも、少なくありません。

 

沖縄の霊園ではお墓スペースの掃除は必要ですが、敷地全体が管理されているので、半日仕事になるような大掃除にならない点も、嬉しいところです。

 

その分、ぜひ心がこもったお墓参りで、ご先祖様を弔ってください。

 

 

まとめ

霊園でのお墓参りマナーとは

・掃除グッズと御願グッズを準備する
・寺院墓地ではまず、ご本尊に挨拶をする
・他の家のお墓に手は合わせない
・水を墓石の頭から掛けない
・トゲや毒のある供え花は避ける
・お供え物は家族でいただく

 



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