沖縄の墓の前に、たくさんの人が集まっているのを目にしますが、何をしているのですか?
沖縄では4月から「清明祭(シーミー)」が始まります。お墓で行う伝統行事では一番大きな祭りで、この時期は本土から帰省する人も多く、久しぶりに会う親戚たちとの再会を楽しんだり、近況を報告したりもします。そこでみんながしているのが「うさんでー」です。“おさがり”を意味し、ご先祖様にお供えしたおさがりをみんなで食べる事で、ご先祖様のご加護が得られると言われています。
各メモリアルパークも清明祭の時期はお参り客が多く、墓前や東屋で「うさんでー」する姿が目立ちます。ご先祖様に感謝の気持ちを持ち、心の温かさをこれからの時代にも受け継いでいくのです。