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沖縄の旧盆に大切なウークイ☆最終日、御先祖様の見送り方

沖縄の旧盆に大切なウークイ☆最終日、御先祖様の見送り方
沖縄の旧盆は多くの地域で三日間行いますよね。初日(第一日目)が御先祖様をお迎えする「ウンケー」、二日目が「ナカビ」、そして御先祖様をお見送りする最終日(第三日目)が、「ウークイ」です。

 

沖縄の旧盆ではこの三日目でも、さまざまな習慣があります。特に御願行事では定番の重箱料理「ウサンミ(御三味)」は、このウークイでお供えをした家が多かったため、女性にとっては忙しい一日だったようです。

 

そんなウークイでは御先祖様、故人が天へ戻る日です。抜けることなく、滞りなく儀礼を行って、安心して天へ帰って欲しいですよね。

 

そこで今回は沖縄の旧盆行事、最終日のウークイの進め方をお伝えします。地域や家によってさまざまに違う御願の風習ですが、ひとつのガイドラインとして、ぜひ参考にしてください。

 


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沖縄の旧盆に大切なウークイ☆
最終日、御先祖様の見送り方

 

沖縄の旧盆、ウークイのお供え


ウークイではナカビと同じように、朝一番にウチャトゥをお供えし、朝・昼までは家族と同じ料理をお供えして共食します。御先祖様をお見送りするウークイの儀礼は、夕方から始めてください。

 

【 沖縄の旧盆、ウークイのお供え 】

 

★ ウークイでは夕食に重箱料理の「ウサンミ(御三味)」をお供えします。人数によって臨機応変になってきていますが、基本的には「チュクン」と言われる、おかず重二段とおもち重二段の四段を供えるのが習慣です。

 

・ ウークイの儀礼では最後にウチカビを焚くため、お重の上にウチカビを添えます。

 

この日は親族が集まる家も多いので、手土産の果物やお菓子があるかもしれません。これらも仏壇にお供えをしてください。

 

 

ウークイの儀礼①、仏前でのグイス


お仏壇のある家(宗家)では、御先祖様をお見送りするウークイの儀礼を行います。本来はできるだけ遅い時間帯に始めるのですが、最近では集まった親族の帰りの時間も鑑みて、夕方くらいになると始める家が多くなりました。

 

【 沖縄の旧盆、御先祖様のお見送り 】

 

★ まずはお仏壇を前に、宗家の当主が中心になって拝みを捧げます。当主のヒラウコー(沖縄線香)はタヒラ(二枚)、残りの家族は半分のヒラウコーを拝してください。

 

・ グイス(唱える言葉)の内容は下記の通りです。

 

「本日、ウークイの日となりました。三日間、私たちのおもてなしを受け取ってくださり、ありがとうございます。

 

本日のお供え物、お土産をお受け取りいただき、あの世でも、私たち子孫(クァックマガ)をお見守りいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

そしてどうぞ、また来年もお越しください。」

 

 

ウークイの儀礼②、ウチカビを焚く


拝みを唱えたらウサンミから「ウハチ」を取り出します。「ウハチ」は「御初」と漢字で書き、最初のおかずをお出しすることです。ウサンミからおかずを数品出したら、おかずの上に返して置いてください。

 

ウハチを抜いた後、お仏壇前でそのままウチカビを焚く儀礼へと移ります。

 

【 沖縄の旧盆、ウチカビを焚く 】

 

★ ウチカビは家長が五枚、一緒に拝んでいる家族や親族は、それぞれ三枚ずつ焚き上げるのが一般的です。

 

① 当主→家族→親族の順番でウチカビを焚きます。

 

② お供え物をおろして(ウサンデー)、お仏壇のお酒をボウルに入れて火を消してください。

 

③ 続いて先ほど準備をした「ウハチ」、お花とウチャトゥの他、お供え物に添えた御先祖様のお箸である「ソーローハーシ」「ミンヌク」もボウルに入れます。

 

④ 最後に香炉のヒラウコーもボウルに入れてください。

 

⑤ ヒラウコーを入れながら「ウサンデーサビラ(ウサンデーです。)」とお伝えします。

 

ちなみにミンヌクとは、ウージや野菜の切れ端などを入れたもので、御先祖様と一緒に来てしまった、チガリムン(餓鬼)や無縁仏の霊が、御先祖様の料理を食べないよう、代わりに出していたお供え物です。

 

 

沖縄の旧盆、門でのウークイ


仏前での儀礼を終えたら、門へと移ります。ウチカビを焚いてウハチなどを入れたボウルは門前まで持って行ってください。ヒラウコーも使いますので、持参します。

 

【 沖縄の旧盆、門前の拝み 】

 

★ 門の中央に先ほどのボウルを置き、家長がヒラウコーをタヒラ(二枚)拝します。

 

・ ここでも再び家長がグイスを唱え、集まった親族・家族、皆で拝んでください。ほぼ同じ内容ですが、グイスの内容は下記の通りです。

 

「ウートートゥ、ウヤフジガナシー(あな尊き御先祖様)、今年もお盆でのおもてなしを行うことができました。ありがとうございます。

 

家族全員でお送りしております。どうぞごちそうやウチカビをお持ち帰りいただき、来年もまたお越しください。」

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の旧盆行事の最終日、ウークイの進め方についてお伝えしました。ウークイは夕方(夕食)から始まりますので、その前まではナカビと同じ流れです。

 

ちなみに、ナカビの進め方については別記事「沖縄の旧盆行事の行い方③☆二日目ナカビ(中日)の進め方」でお伝えしていますので、こちらも参考にしてください。

 

ただし、朝食や昼食はナカビと同じ食事ではなくても大丈夫です。家族が食べている食事を一緒にお膳に配してお供えをする家も多く、夕方にお供えするウサンミで用意した煮物を昼食に供える姿も見受けます。

 

御先祖様も後ろ髪惹かれる想いであの世へ帰りますので、お見送りをしたら早めに片づけをするのも、沖縄の旧盆での風習のひとつです。

 

 

まとめ

沖縄の旧盆、ウークイの進め方

・夕食にはお重料理を準備する
・仏前でウークイであることを伝える
・ウハチを抜いてウチカビを焚く
・お酒でウチカビを消す
・ウサンデーを行う
・ボウルにウハチなどのお供え物を入れる
・門前で拝んでお見送りをする
・お見送りの後は、早めに片づける

 


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