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【沖縄の御願】旧暦3月後半の拝み。2018年5月前半

【沖縄の御願】旧暦3月後半の拝み。2018年5月前半
沖縄の御願は旧暦で行われますが、「旧暦カレンダー」のイベント欄を見てみると、毎月何かしらの行事がありますよね。特に旧暦3月後半には、沖縄最大の御願行事(墓前祭)と呼ばれる、「清明祭(シーミー)」があります。

 

沖縄の旧暦3月は新暦2018年では4月16日から始まり、後半の旧暦3月15日は新暦2018年では4月30日(最終日)なので、今回お伝えする沖縄旧暦3月後半の御願行事は2018年で考えると5月前半時期です。

 

この時期は行楽日和が続くように、沖縄の御願行事でも前半には浜下り、後半には清明祭(シーミー)と、門中で子どもも一緒に集まる機会も多く、祖父母や家族で楽しめる月なのではないでしょうか。

 

そこで今回は、大切に繋げたい沖縄の御願行事、旧暦3月後半(2018年新暦では4月30日~5月14日まで)をお伝えします。


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【沖縄の御願】旧暦3月後半の拝み。
2018年5月前半

 

旧暦3月15日、ジュウグニチの拝み


沖縄の御願の基本として、毎月ヒヌカン(火の神)とお仏壇へは1日と15日に拝みを捧げます。これを「チィタチ・ジュウグニチの拝み(御願)」と言い、まずはヒヌカンから始まるのが習わしです。

 

【 沖縄の御願、ジュウグニチの拝み 】

 

★ ヒヌカンへの日々のお飾りは、供え花のチャーギなどの葉(向かって左側)、その隣りの右側にはヒラウコー(沖縄線香)を拝するウコール(香炉)が置かれ、その手前には左にウチャトゥ(お茶)、右にお塩を並べています。

 

・ ジュウグニチの拝みでは、ここに盃に注いだお酒、小さなお椀に丸く盛った白ウブク(白ご飯)を三膳並べてください。

 

お仏壇へは、基本のお飾りの対の供え花とウチャトゥ(お茶)が並びますが、ここに盃に注いだお酒と白ウブクを二膳、お供えします。

 

ヒヌカンを通して天・地・海の神様である「ウティン・ジーチ・リュウグ」の神々に感謝を捧げ、お仏壇を通して御先祖様へ感謝を伝えてください。

 

ヒヌカンを掃除したい時には、その理由をヒヌカンに伝えてからキレイにします。ヒヌカンのウコールの灰などは、掃除の仕方などもあるので、習わしに倣うと安心です。

 

※詳しくは「【沖縄の御願】旧暦12月24日ヒヌカンの掃除と御願解ち」をご参照ください。

 

 

旧暦3月15日、サングァッチウマチー(三月ウマチー)


同じく旧暦3月15日は、琉球王朝時代に盛んに行われていた豊作祈願、「三月ウマチー」が行われます。そもそも「ウマチー」は、旧暦2月・3月の麦のウマチー旧暦5月・6月の稲のウマチーがありました。

 

かつては神女であるノロを中心に、役人まで出向いて集落こぞって行われていたようですが、現在では麦や稲の農耕がすっかり衰退し、沖縄の家々での御願はすっかり見られません

 

それでも琉球王朝の家系だった家など、今でもその伝統を続ける家もあり、ムートゥーヤー(宗家)に一門が集まってヒラウコー(沖縄線香)を拝し、豊作の代わりに仕事の成功や家内安全を祈願しています。

 

【 沖縄の御願、三月ウマチー 】

 

★ 三月ウマチーの拝みでは、ノロなどの神職に仕える方々が御嶽を巡るのが伝統行事です。(今でも欠かさず拝みを捧げているノロの方々はいます。)

 

・ 炊く前の「米」である「花米」と、収穫した麦を醸した「ウンサク」と呼ばれる「神酒(ミキ)」、収穫した麦の穂を携えて御嶽を巡るのが三月ウマチーの行事です。

 

かつてはノロ(などの神職)の方々に続いて、村人や役人の方々も歩きましたが、現在はその姿はなく、家で三月ウマチーの拝みを捧げたい場合には、「ジュウグニチの拝み」とともに、麦の穂をお供えするなどしてください。

 

この「三月ウマチー(サングァッチウマチー)は、宮古島では「麦プーリ」と呼ばれていて、多良間島の公式HPなどでは麦プーリの日程を確認することもできます。

 

 

旧暦3月清明の節気、「神御清明祭(カミウシーミー)」


旧暦3月の沖縄の御願と言えば「清明祭(シーミー)」ですが、その前に清明の節気の入り口で行われるのが、「神御清明祭(カミウシーミー)」です。

 

【 沖縄の御願、神御清明祭(カミウシーミー) 】

 

★ 沖縄では現在使われている「当世(トーシー)墓」の他に、現在は使われていない昔のお墓「神墓(アジシー墓)」を持つ家があります。

 

・ この神墓がある家では、当世(トーシー)墓へお墓参りをする前に、神墓へ参るのです。

 

神御清明祭(カミウシーミー)でも、基本的には本来の「清明祭」と流れは同じなのですが、使われなくなっている神墓(アジシー墓)は、どこがお墓かも分からないほど朽ちているものもあります。

 

崖や山中の辺境にあることも多いので、掃除を(できれば)行い、拝みを捧げて、門中での会食は別会場やムートゥーヤー(宗家)で行う家も多くなりました。

 

また、神御清明祭(カミウシーミー)では、ムートゥーヤー(宗家)のみがお参りに行くなど、全体的な規模が小さくなっている家が多いです。

 

 

旧暦3月清明の節気、「清明祭(シーミー)」


現在では、神御清明祭(カミウシーミー)が終わった後に行うのが、当世墓(トーシー墓)にお参りをする「清明祭(シーミー)」です。

 

現在では、神御清明祭(カミウシーミー)の翌週の土日などを目安に行う家が多く、節気の入りから翌週、翌々週頃に多く見られるようになりました。いずれにしろ、一門が集まる最大の墓前祭になることが多いため、集まりやすい土日が多くなります。

 

【 沖縄の御願、清明祭(シーミー) 】

 

★ 昔から伝わる沖縄の御願での伝統料理、重箱料理の「ウサンミ(祝い用)」を「チュクン」(もち重2段、おかず重2段の4段)準備し、門中皆で行く墓前祭です。

 

・ ヒジャイガミ(お墓の神様)と墓前にウサンミを供えて拝んだら、ウチカビを焚き、それぞれにウチャワキ(取り分け)を供えながら、皆でウサンミをウサンデー(共にいただくこと)するのが、昔ながらの習わしでした。

 

「ウチカビ」とはあの世のお金で、沖縄の祖霊への御願では定番です。また、現在ではウサンミではなく、それぞれにお弁当を別に準備をしている家も多くなってきています。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は旧暦3月後半(2018年4月30日~5月14日)に行われる沖縄の御願行事についてお伝えしました。特に清明祭(シーミー)は、沖縄の風物詩とも言われ、この風景を狙って訪れる観光客もいるほどです。

 

確かに本州のお墓では墓前でお重を広げて、親族皆で賑やかに宴を催すことはありませんよね。

 

この数十年で沖縄でも個人墓地が少なくなり、本州と同じような霊園管理でのお墓が多くなりましたが、それでも所狭しとお重を広げる姿が見られます。

 

門中の人数が少なくなるなど、その規模は小さくなっている地域も多くありますが、家族で和やかに行楽を楽しむ姿は、故人も楽しんでいるように見え、とても温かな光景です。

 

ぜひ沖縄にお墓がある方は、故人とともに食事を楽しむ気持ちで、清明祭(シーミー)には墓前でお弁当を食べてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

旧暦3月後半に行う、沖縄の御願とは

・15日は毎月のジュウグニチの拝み
・15日の三月ウマチーは神職の方が御嶽を巡る
・清明祭の前に神墓を参る神御清明祭
・沖縄の有名な墓前祭、清明祭も旧暦3月後半

 


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