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やっぱり最期まで、夫婦一緒かな?とご夫婦で生前契約

兵庫県在住 70代男性

「母が東恩納の出身で、ここ具志川で教鞭をとっていたんです」と話すのは、
神戸市垂水区にお住いのご主人。
 
ご両親のお墓の改葬先を考えた時、真っ先に思い浮かんだのがそのことだった。「嘉手納には父方の墓もあったんですが、あいにく基地の中になってしまって」とご主人。合わせて、お母様が生徒や地域の方にずいぶん慕われていたことや、親戚が多いことが改葬の地を具志川メモリアルパークに選んだ理由だった。

ご夫妻がお墓の改葬を考えたのは、やはり継承の問題。「息子たちはみな東京勤務で、それぞれ家庭を持っていて、もう関西に帰ってくることもないだろう」と。その時、ご両親が帰りたいところってどこなんだろうと考えたご主人、見つけた答えは、やはり沖縄だった。
 
さらに、「親たちだけ沖縄に置いておくのは、無責任なのかもな」と考えたご主人は、ご自分の生前合祀契約を選んだ。
「父の両親も神戸にいて、幼いころからずっと祖母の〝うちなーぐち〟を聞いて育ったんです」とご主人。だから、沖縄がふるさと、というイメージはあったという。とはいえ、それは遠い父祖の地としてのイメージであり、自分自身に結びついたものではなかった。
 
それが大きく変わったのが阪神淡路大震災。何もかも一遍で壊れてしまったのを見た時、自分自身のルーツについて強い興味が湧いたという。「それで沖縄のことを調べ始めるようになったんです」と話すご主人、沖縄に何度も足を運び、図書館や古本屋通いが趣味といえるようになっていった。
さて、こうしてルーツの沖縄に眠りの地を選んだご主人だが、奥様は、というと…。
「私は神戸生まれでずっと神戸育ち。神戸から出たこともなかった」という奥様だが、「でも、やっぱり結局、ずっと夫婦一緒かな、と思って」と、ご夫妻揃っての生前契約になった。
 
~当財団発行の情報誌【ひとやすみ】より
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投稿日:2017年5月9日