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【沖縄の御願】旧暦2月後半の拝み。2018年4月の行事

【沖縄の御願】旧暦2月後半の拝み。2018年4月の行事
旧暦2月の沖縄の御願行事は、本州で言うところのお彼岸や、琉球王朝時代には最も大切な行事のひとつであった豊作祈願、「二月ウマチー」などがはいりますが、今では詳しく拝み方を知らない方も多いですよね。

 

「お彼岸は他県の行事、沖縄の御願行事にはないよ?。」と言う方もいますが、旧暦2月の沖縄の御願行事では、確かにお墓参りには行きません

 

沖縄ではお墓は、他県のように「いつでも気軽に参って良い」存在ではなく、その代わりにお墓と繋がっているお仏壇(トートーメー)が、毎日の暮らしに寄り添っています。

 

では、旧暦2月後半の沖縄の御願行事となるお彼岸や二月ウマチー、各家庭ではどのように過ごすのか、気になりますよね。そこで今回は、旧暦2月後半に行われる沖縄の御願についてお伝えします。


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【沖縄の御願】旧暦2月後半の拝み。
2018年4月の行事

 

旧暦2月15日、ジュウグニチの拝み


沖縄の御願では旧暦2月15日(2018年では3月31日)に、毎月1日と15日にヒヌカン(火の神)とお仏壇へ捧げる「ジュウグニチの拝み」が行われます。ちなみに、「ジュウグニチ」は15日(1日は「チィタチ」)です。

 

【 沖縄の御願、ジュウグニチの拝み 】

 

★ 毎月行われるので大きな事はしません。日ごろの基本のお供え物(お茶と供え花やチャーギ)に、お酒と「白ウブク」と呼ばれる炊いた白いご飯を、ヒヌカンへは三膳、お仏壇へは二膳お供えします。

 

・ 「本日はジュウグニチでございます。ウティン・ジーチ・リュウグの神々様(お仏壇へは御先祖様)のお陰で、皆仲良く健やかに暮らしております。いつもありがとうございます。」

 

…このようにお伝えしてください。(内容が同じであれば、細かな文言は違っていても構いません。)

 

沖縄の御願では、ヒヌカンへ拝む時にはヒラウコーをタヒラと半分(日本線香12本と3本)、お仏壇へはタヒラ(日本線香12本)を拝します。

 

 

旧暦2月15日、二月ウマチー


同じく旧暦2月15日(2018年3月31日)には、二月ウマチーもあります。二月ウマチーは「麦穂祭り」と呼ばれる豊作祈願の行事で、農耕が盛んだった琉球王朝時代には、とても重要視されてきた行事でした。

 

もともと集落ごとに神女やノロを中心にして、村の役人や村人が続き、集落内の御嶽を巡って拝みを捧げる行事でしたが、現在ではほとんど少なくなったものの、集落単位で受け継ぐ地域も見受けられます。

 

【 沖縄の御願、二月ウマチー 】

 

★ 二月ウマチーは家内では「ジュウグニチの拝み」を捧げ、まだ育っていない麦穂を持って御嶽を巡り拝む行事です。

 

・ 特徴的なウサギムン(お供え物)が「神酒」で、二月ウマチーの沖縄の御願では「シルマシ」をお供えします。その他、まだ炊いていないお米「花米」を並べ、ヒラウコーは(神様なので)タヒラと半分を拝してください。

 

「シルマシ」は育っていない麦の穂から作ったお酒で、対して旧暦三月の「三月ウマチー」の大祭では、収穫した麦を醸して作る「ウンサク」を捧げます。

 

 

彼岸の入りに行う、屋敷の御願


沖縄の御願行事では彼岸の入り日に、屋敷の神々へ感謝する「屋敷の御願」の拝みを行います。家の隅々に住む屋敷の神、六神を巡り拝みを捧げる行事です。

 

ちなみに、2018年の彼岸の入り日は3月18日(日)となります。

 

【 沖縄の御願、屋敷の御願 】

 

★ 野外の沖縄の御願で欠かすことのできない「ビンシー」を利用する家が多いです。ビンシーにはお酒に「洗い米(7回すすいだ米)」を真ん中に、「花米(洗っていない米)」を両脇に入れてください。

 

・ さらに果物の盛り合わせとシルカビ(半紙を手で八つ切りにしたもの)、うちゃぬく(三段の餅)を二飾り置いて巡ります。

 

仏壇とヒヌカンにも、同じくお供え(ヒヌカンはうちゃぬく三飾り)をして、感謝を伝えてください。

 

※ 屋敷の神々六神や拝む場所など、詳しくは「【沖縄の御願】旧暦12月24日に行うヤシチヌウグァン」でお伝えしています。

 

 

春分の日の前後一週間、「ニングヮッチヒガン」


沖縄の御願では彼岸の入り日の屋敷の御願から、春分の日の前後一週間が「ニングァッチヒガン(春の彼岸)」です。

 

本州ではお墓参り行事ですが、沖縄の御願では仏壇とヒヌカン(火の神)へお供え物をして、ご先祖様を供養しています。

 

【 沖縄の御願、ニングヮッチヒガン 】

 

★ 沖縄の春の彼岸では、「ウチャワキ」と呼ばれる御馳走の取り分け皿をお供えしてください。(御馳走は沖縄ではお馴染みの重箱料理、ウサンミです。)

 

・ お仏壇にもウサンミから取り分けたウチャワキと、餅、果物の盛り合わせやムイグァーシ(お菓子の盛り合わせ)をお供えします。

 

お彼岸の拝みを終えたら、用意していた「ウチカビ」を燃やして天へ届けてください。お彼岸についても別記事で詳しくお伝えしています。

 

「【沖縄の御願】沖縄の春の彼岸の拝み。お供え物と考え方」の他、多少内容は重なりますが、「沖縄のお彼岸は本州とは違う。その歴史と風習5つの違い」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は旧暦2月後半に行われる沖縄の御願行事についてお伝えしました。沖縄の御願行事は毎月何かしらありますが、特に旧暦2月の沖縄の御願では、二月ウマチーに続いて春のお彼岸が続きます。

 

その他にも旧暦2月前半には、悪疫払いの沖縄の御願となる「シマクサラシ」などなどがありました。(コチラは集落単位で行われる沖縄の御願行事で、今では糸満市など一部の地域でのみ行われています。)

 

沖縄でもこれら全ての御願行事を、ひとつひとつ行う家は少なくなってきましたが、それでも多くの家庭にヒヌカン(火の神)があり、ことあるごとにお供え物をして拝みを捧げてきました。

 

沖縄ではスーパーに行けば、お供え物のためのお菓子や果物が、行事前にはところ狭しと並んでいます。

 

全くその通りでなくても、沖縄の神様はそんなに怒らないと言う方も多いので、できる範囲でぜひ、暮らしに沖縄の御願を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

旧暦2月後半の沖縄の御願

・旧暦2月15日の「ジュウグニチの拝み」
・旧暦2月15日、豊作祈願儀礼の「二月ウマチー」
・彼岸の入り日に行う「屋敷の御願」
・春分から前後一週間の「ニングヮッチヒガン」

 


お墓の引越し、改葬・墓じまい


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