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全国の冬至、柚子湯の入り方☆年中行事を楽しむ

全国の冬至、柚子湯の入り方☆年中行事を楽しむ
全国的な冬至では柚子湯に入ることも、カボチャや小豆料理と共に慣習ですよね。この柚子湯ですが、冬至でなくとも体が温まり、寒い冬にはぜひ活用したい、昔ながらの風習です。

 

冬至に柚子湯に入るのは「融通が利く=柚子」の語呂合わせからだけではなく、「冬至=湯治」とも言われ、それだけに冬には助かります。

 

せっかく冬至で柚子湯に入るのなら、体もポカポカ、美容にも良い方法で入りたいですよね。そこで今日は、冬至の柚子湯、効果的に入るおすすめの入り方をお伝えします。

 



 

全国の冬至、柚子風呂の入り方☆
年中行事を楽しむ

 

冬至時期に入る、柚子湯の由来


冒頭でお伝えしたように、冬至の柚子湯は「融通=柚子」と「冬至=湯治」の語呂合わせ…、が定番です。ただ、冬至に柚子湯に入るのは、語呂合わせだけではありません。

 

【 冬至に入る、柚子湯の由来 】

 

☆ 一年で最も日が短い冬至…、翌日からまた、日が少しずつ長くなります。そのために(日が産まれかわる)「小正月」でもあり、一年の大きな節目です。

 

・ そんな小正月に、昔の人々はお風呂に入って身を清め、「禊(みそぎ)」をしました。柚子の刺激の強い香りは「邪気を祓う」とされ、禊のお風呂に入れたのです。

 

カボチャ(南瓜=なんきん)をいただくのも、「ん」と言う、ひらがなで最後の文字が名前に入っているためでもあります。翌日からは「あ」、元旦の意味合いがあるのですね。

 

 

冬至に入る、柚子湯の効能


このような語呂合わせや禊の意味合いを持つ一方、昔ながらの暮らしの智慧も感じさせるのが、冬至の柚子湯です。

 

…冬至の寒い時期の柚子湯は、実際に人々の体を健康にしてきました。

 

【 冬至時期に入る柚子湯の効能とは 】

 

① 血行促進でポカポカ効果 … 特に末端冷え性の方々におすすめするのは、柚子の皮に含まれるリモネンとシトラールの効能です。

 

・ これらの成分は血管を広げてくれるので、冬至の寒い時期に柚子湯にすることで、血行が促進され、末端まで体を温めてくれます。

 

② ダイエットにも効果的! … 血行促進を促すために、新陳代謝も活発になります。日常に取り入れることで、代謝の良い体になり、ダイエットをサポートしてくれます。

 

③ 美肌にも役立つ … 柚子は柑橘類ですから、ビタミンCも豊富です。もともと水に溶けやすいビタミンCを、お風呂で直接肌から吸収してくれます。

 

・ よりビタミンCの浸透が期待できるのも嬉しいですね。

 

④ 疲労回復効果 … 柚子にはクエン酸も含まれていますが、このクエン酸は疲労回復に効果を発揮することで有名です。

 

⑤ リラックス効果 … 柚子はアロマとしても使われるように、良い香りでリラックスを促します。

 

「香りでリラックス」と言うと、人それぞれにも思えますが、リモネンにはリラックス作用、シトラールの脳をスッキリとさせる効果があります。

 

 

冬至で効果的な柚子湯の入り方


冬至の柚子湯は、よくよく人々に話を聞くと、さまざまな方法がありますよね。

 

温泉宿などでは、たくさんの柚子がまるごと入っている光景も見受けられますが、家庭でこれを実践すると、なかなかの費用が掛かってしまい…、躊躇する方も多いです。

 

冬至に柚子湯に入るから…、だけではなく、実際に冬至の寒い時期にはこまめに柚子湯に入ると効果的ですから、節約しながら続けられる方法をおすすめします。

 

【 冬至の柚子湯。さまざまな入り方 】

 

① 柚子をまるごと入れる…

 

・ まるごと柚子を入れるなら、お財布などとのバランスもありますが、3個~5個がおすすめです。

 

② 柚子を切って入れる…

 

・ 中身がお風呂に浸かる場合には、果肉や種などが出て汚くなりがちですよね。掃除も大変なので、ガーゼ袋や網袋などに包んで入れると便利です。

 

③ 柚子の皮を削いで入れる…

 

・ 柚子の皮だけでもリモネンやシトラールの成分は含まれています。お風呂に一度入れると、もちろん柚子をいただくことはできませんから、節約したい方は柚子の皮だけを入れることもあります。

 

④ 液だけを入れる … 汁だけを絞って入れる家庭もあります。

 

⑤ 半分に切った柚子を熱湯に掛け、しばらく蒸らしたものを入れる。 … 手間は掛かりますが香りも高く、より効果を享受できる入り方です。

 

…①の柚子をまるごと入れる場合でも、切り目を入れたり、ところどころの皮を削いで、中身がお風呂に浸透しやすくするのも、良いかもしれません。

 

また、②の柚子の切り方はさまざまで、二つ切りのみの家もあれば、輪切りにする家もあります。この辺りはお好みで問題ありません。

 

また、柚子湯の後の柚子はさすがに食用には使えませんが、柚子を掃除に利用したり、残り湯を洗濯水に再利用する家庭も多いです。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は冬至の柚子湯にちなみ、効果的な柚子湯の入り方や、冬至に柚子湯に入る由来などについてお伝えしました。

 

このようにとても健康と美容に役立つ柚子ですが、柑橘類なのであまり濃度が高いと、皮膚がヒリヒリ・チクチクしてしまう敏感肌の方も少なくありません。このような場合には、柚子の皮のみを入れる方法がおすすめです。

 

また、しばしば柚子を直接お肌にこすりつけて入る方もいますが、これもお肌が弱いとチクチク・ヒリヒリの原因になりますので、注意をしてください。

 

血行促進に美肌、リラックスも期待できるため、冬至に限らず柚子湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

健康と美容に良い、柚子湯の入り方

・柚子の香りは邪気を祓う
・血行促進や美肌、リラックス効果がある
・ダイエットや疲労回復にも効果的
・丸ごと入れるなら切り目を入れるとより◎
・切るならガーゼ袋などに入れると掃除が楽
・液だけ、皮だけを入れる方法もある
・半分に切って熱湯を掛け、蒸らして入れる
・柚子は掃除に、残り湯は洗濯水に再利用できる



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