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トゥンジージューシーとンムニーレシピ☆旧暦十一月行事

トゥンジージューシーとンムニーレシピ☆旧暦十一月行事
トゥンジージューシーは沖縄のトゥンジー(冬至)では、定番ですよね。2018年度のトゥンジー(冬至)は12月22日です。

 

もともとトゥンジージューシーは、ターンム(田芋)やチンヌク(里芋)を入れた雑炊料理でした。けれども今では、馴染み深い炊き込みご飯のジューシーに、芋料理を添えて供える家が多くなりました。

 

一度作ってみれば、意外と手軽に作ることができる、トゥンジー(冬至)のお供え物、手作りで用意して楽しみたい方も多いですよね。そこで今日は、冬至のお供え物レシピをお伝えします。

 



 

トゥンジージューシーとンムニーレシピ☆
旧暦十一月行事

 

現代炊き込みご飯版、トゥンジージューシー


現代は沖縄ではお馴染み、炊き込みご飯のジューシーをトゥンジージューシーとする方が多いですよね。

 

【 炊き込みご飯版、トゥンジージューシー材料 】

 

☆ 材料 ☆

 

★ 具材用

 

・ 豚バラ塊 150g~200gほど
・ 人参   中半本
・ かまぼこ 適量
・ 干し椎茸   適量
・ 昆布   適量

 

★ 味付け用

 

・ ショウガ(スライス) 3枚

 

・ 白だし     小さじ1杯弱
・ ガラスープの素 小さじ1杯
・ お酒   大さじ1杯
・ みりん  大さじ1杯
・ しょうゆ 大さじ1杯

 

・ 塩 ひとつまみ程度

 

★ 仕上げに

 

・ 紅ショウガ 適量
・ 小口ネギ  適量

 

★ お米

 

・ お米  2合
・ もち米 1合

 

※ もしくはお米3合

 

…以上を用意してください。お伝えしてるように、もち米を使うとモッチリして美味しくおすすめですが、お米だけで作る家庭も多いです。

 

材料も味付けもだいたいの目安…、具材はそれぞれ同じ位の分量を用意しています。

 

 

炊き込みご飯版、トゥンジージューシーの作り方


豚バラの煮付けは、沖縄では総菜コーナーなどで販売していますし、レトルトでもありますよね。これを購入して汁ごと料理するのも美味しいですが、三枚肉の塊から始めても簡単です♪

 

【 炊き込みご飯版、トゥンジージューシーの作り方 】

 

★ 下準備 … 豚の三枚肉は、適当な大きさに切り分け(3切れほど)ひたひたの水に入れた鍋で煮ます。臭い消しのショウガスライスを入れてください。弱めに30分ほど茹でればOKです。

 

① 具材(椎茸・かまぼこ・人参・昆布)をそれぞれ同じ位の大きさの賽の目状に切り分けます。干し椎茸は戻して切りますが、出汁になるので、戻し汁を残しておきます。

 

② 下準備で茹でた豚肉を取り出し、他の具材と同じ大きさほどの、賽の目状に切ります。残った茹で汁は出汁として、残してください。よく冷ましておきます。

 

③ お米(もち米も)を洗い、3合だったら2合くらいまでの水を入れます。(出汁を入れるので、残り1合くらいを残してください。)

 

④ 干し椎茸の戻し汁、豚の煮汁を合わせて、残り1合分の分量を入れてください。出汁がいきわたるように、馴染むように混ぜ合せます

 

⑤ 賽の目状に準備をした具材を一気に投入して整えたら、炊飯器で焚き上げです♪

 

⑥ 炊きあがってもしばらくはそのままにしてください。暫くしたら(10分~20分程度)全体を切って出来上がりです。

 

…炊飯器の機能は普通の白米で炊きあがりますが、最近では炊き込みご飯機能を使う家庭もあります。どちらでも、問題はありません。

 

 

トゥンジージューシーと供えるンムニー


ンムニーの作り方は簡単です♪ンムニーと言えばターンム(田芋)ですが、紅芋と半々にして作ると、色も付いて華やかです。

 

【 トゥンジージューシーと供えるンムニー 】

 

★ 下準備 … ターンム(田芋)も紅芋もそれぞれ皮を剥いて、茹でやすい大きさに乱切りにしておきます。

 

① ひたひたの水を被せて炊いて行きます。ここで、芋が柔らかくなった頃に、煮汁を計量カップ1杯ほど取り分けてください。

 

② 水が少なくなり潰せる状態になったら、鍋の中でマッシュポテトのように潰してください。

 

③ 味を見ながら、お砂糖と塩で味付けをします。

 

④ きんとんのように潰したら、①で残した煮汁を加えて弱火にかけます。

 

⑤ さらに水溶き白玉粉を加えて、潰すように練り続け…、ネットリとしたきんとん状になったら完成です♪ 

 

白玉粉は使わない家も多いのですが、きんとん状のンムニーを作るには便利なので、ぜひ、試してみてください。

 

 

雑炊トゥンジージューシーの材料


雑炊トゥンジージューシーでも、材料はだいたい同じです。ただ、昔ながらのトゥンジージューシーではターンム(田芋)やチンヌク(里芋)などを加えるのが特徴です。

 

【 雑炊版、トゥンジージューシーの材料 】

 

☆ 材料 ☆

 

★ 具材

 

・ 豚三枚肉の塊 150gほど
・ 田芋 200gほど
・ 干し椎茸 適量(3枚ほど)
・ 人参 中半本
・ かまぼこ 適量(3本ほど)

 

★ 味付け用

 

・ ショウガスライス 3枚

 

・ 削り鰹節
・ 塩    適量
・ 醤油   大さじ2杯
・ サラダ油 大さじ2杯

 

★ 仕上げ

 

・ 紅ショウガ
・ ネギの小口切り

 

※ わけぎなどでも♪

 

★ お米 3合

 

 

雑炊トゥンジージューシーの作り方


雑炊版トゥンジージューシーの下準備では、お米を研いだら出汁に浸けておくのがポイントです。沖縄では定番の、たっぷりの鰹節で出汁を取り、浸けておいてください。

 

【 雑炊版、トゥンジージューシーの作り方 】

 

① 豚の三枚肉ブロックはショウガスライスと共に茹で、こちらも茹で汁を残しておきます

 

② 具材をそれぞれ賽の目状に切ってください。今回も干し椎茸の戻し汁は残しておきます

 

③ 釜にサラダ油を入れてお米3合を炒めます

 

④ 豚の茹で汁、鰹の出汁、椎茸の戻し汁を混ぜ合わせた出し汁を、3カップ半入れ、強火で煮立ててください。

 

⑤ 水分がなくなるほどに煮立てて、穴がぷつぷつ空いて来た頃に、中火に切り替え2分、さらに弱火にして8分ほど煮て蒸らします。

 

⑥ 良く混ぜ合わせて、仕上げのネギ、もしくはわけぎや紅ショウガを乗せて出来上がりです♪

 

…この昔ながらの雑炊版トゥンジージューシーは、トゥンジー以外にもカリー(お祝い)の日に良く出された、ハレの日の料理です。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄のトゥシビー(冬至)でヒヌカン(火の神)やお仏壇にお供えし、家族でいただくトゥシビージューシーのレシピをお伝えしました。

 

本州と同じように、毎年変わる冬至の日に合わせて、トゥシビージューシーを作る家庭もありますし、近くにある旧暦十一月十三日頃に行われる、芋折目の御願行事、「ウンネーウイミ」に合わせて行う家庭も見られます。

 

今では炊き込みご飯の素を利用する家庭も多いですが、その場合にもターンム(田芋)などの芋は入っていないので、お仏壇へはターンム(田芋)や芋料理を合わせてお供えすると丁寧です。

 

まとめ

沖縄の冬至でいただく料理のレシピ

・冬至ではトゥンジージューシーをいただく
・「ンムニー」を添える家も多い
・炊き込み版トゥンジージューシー
・昔ながらの雑炊版トゥンジージューシーもある
・ンムニーは芋を煮て練り上げていく料理
・ジューシーでは豚の茹で汁を入れる
・雑炊版では田芋などを加えて炊く



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