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沖縄のお墓は「ユンヂチ」に建てる。その理由とは

沖縄のお墓は「ユンヂチ」に建てる。その理由とは
沖縄ではお墓や位牌に関する、法事や年中行事がたくさんありますよね。ご先祖様をとても大切にしているなかで、沖縄ではお墓に関する事柄や行事には、特に日にちや時期を意識します。

 

現代でこそ、その意識も緩くなってはきていますが、特に沖縄でお墓を建てたり、改葬、墓じまいとなれば、時期や方位まで気にする家庭は少なくありません。必ずユタさんにお伺いに行く、と言う家庭もあります。

 

そんな沖縄でお墓事をするのに良い、とされる時期があります。それが「ユンヂチ」。このユンヂチは33ヶ月間に一度巡ってくるもので、2017年がユンヂチの年回りです。

 

これから沖縄でお墓事を検討しているなら、このユンヂチ、気になりますよね。そこで今回は、沖縄でお墓を建てる時期にふさわしいとされる、ユンヂチについて詳しくお伝えします。

 


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沖縄のお墓は「ユンヂチ」に建てる。
その理由とは

 

沖縄の行事は旧暦


沖縄ではお正月やお盆など、旧暦を見ながら行事が進められています。今では本州と同じように、大晦日や元旦を祝う家庭も多いのですが、その後の旧暦でのお正月は、沖縄ならではの作法で、旧正月を祝います。

 

【 沖縄の年間行事は旧暦が基準 】

■ お盆についても同じように旧暦が基準となっていて、全国的なお盆と沖縄のお盆では毎年少しずつ、ずれているのです。

 

・ そのため、沖縄の新聞や県内の出版社などで発行される、カレンダーや手帳には、旧暦が一緒に掲載されているものがほとんどなのです。

 

 

そもそも、「ユンヂチ」とは


沖縄のお墓参りをはじめとした、年間行事が旧暦で行われるため、新暦とのずれが生じます。旧暦では一年間が354日、365日の新暦とは年間で11日もの差が…。

 

二年間では22日、三年間では33日、約一ヶ月ほどの誤差が生じてきますよね。そこで、「ユンヂチ」と言う「閏月(ユンヂチ)」を設けて調整しているのです。

 

【 「ユンヂチ」とは 】

■ 旧暦と新暦の日数の調整のために、約33ヶ月に一度設けられる「余分な月」が、「閏月(ユンヂチ)」

 

・ ユンヂチがある年の旧暦は13ヶ月となる訳です。昔ながらの解釈では、その余分な月をユンヂチとしますが、今では閏月がある年自体を、ユンヂチと呼んでいます。

 

この余分な一ヶ月は、あの世の世界では、ない月になっています。つまり、一月が二回あったとしたら、二回目の旧暦での旧正月は、特に何もしなくても良い、と言うことになります。

 

 

2017年のユンヂチは?


このユンヂチは33ヶ月に一回訪れることはお伝えしましたが、正確に言えば、19年のなかで七回の閏月(ユンヂチ)があります。このユンヂチ、2017年が正にその年回り!

 

【 2017年のユンヂチは? 】

■ 前項でお伝えしたように、閏月(ユンヂチ)がある年の一年ですから、旧暦の1月1日~12月30日まで、一年間がユンヂチの期間です。

 

・ 新暦で言えば、2017年1月28日が元旦、2018年2月15日が大晦日に当たりますので、この期間が2017年のユンヂチです。

 

2017年の閏月(ユンヂチ)は、旧暦の五月。二回目の五月となるのは新暦で言えば2017年6月24日~7月22日。間違えやすいのですが、全国的な新暦の閏年(うるうどし)とユンヂチは、全く関係がありません。

 

 

ユンヂチでお墓を建てる理由


このユンヂチに沖縄でお墓を建てることが良い、とされているのは、前述したようにこのユンヂチがあの世の世界にとって、「余分な月」であるから。

 

つまり、あの世では「ないこと」になっているので、天からの目がこの世まで届かないことになります。そもそもお墓を建てることが悪いこと、と言う訳ではないのですが、この世の人間が比較的自由に動けるためです。

 

【 ユンヂチにお墓を建てる 】

■ 沖縄のお墓や位牌、仏壇に関する物事は、その時期など、細かな決まり事が多いため、忙しい現代では、なかなかしきたり通りに動くことができません。

 

・ その点、ユンヂチであればあの世からの目が届き難いため、自由な日程で進められる、と言う訳です。

 

特に墓じまいや改葬などをしたい場合には、ユンヂチが行いやすいかもしれません。今年のユンヂチの次は、新暦で言う2020年1月25日から翌年2021年の2月11日。しきたりも重んじながら、良いタイミングで進めたいところです。

 

 

ユンヂチに進めたい事柄とは


このユンヂチには、お墓を建てたり、改葬や墓じまいには最適な年回りと言えます。その他にも仏壇の新調や位牌に関わる事柄は、ユンヂチに進めてしまえれば、良いタイミング。

 

【 ユンヂチに進めたい事柄 】

■ さらに沖縄ではお墓だけではなく、位牌の継承に関わる「シジタダシ(筋正し)」なども、このユンヂチに行われることが多いです。

 

・ 「シジタダシ」は詳しく伝えると長くなるため、簡単に表現すると「家系を正す」こと。男子系の血族で継承される沖縄独特の文化です。

 

このようなシジタダシは、ユタさんにお願いして行われたりします。このようにお墓や仏壇、位牌に関わる事柄は、ユンヂチに行われることが良し、とされているのです。

 

 

いかがでしたでしょうか、沖縄のユンヂチと新暦で言う閏年では、そもそも全く違うものではありますが、本州では閏年と言えば「お墓に関わる物事をしない方が良い時期」とされているだけに、意外かもしれません。

 

この閏月(ユンヂチ)は、沖縄では日無し(ひーなし)と呼ばれていて、この世にいる私たちはお休みをして良い時期とも言われています。沖縄の旧暦が息づいた暮らしのなか、お墓事も進めたいですよね。

 

近年では生前墓を終活を通じて、契約する方々も増えています。さらに、昔からある門中墓なども修理修繕が不可欠になってきたり、周辺環境も変わってきて、お墓の管理に頭を悩ませる方々も見受けられます。

 

このユンヂチを良いタイミングとして、日頃何となく気になっていた、沖縄のお墓問題の解消を、改めて検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

ユンヂチの基礎知識

・沖縄の年間行事は旧暦が基本
・新暦と旧暦を調整する閏月が「ユンヂチ」
・現代では閏月がある年をユンヂチと言う
・2017年1月28日~2018年2月15日はユンヂチ
・神様の目が届かないユンヂチに、お墓事をする
・お墓の他、仏壇や位牌、筋正しのこの年が良い


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