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沖縄のお盆の初日は「ウンケー」☆基本の流れと手順

沖縄のお盆の初日は「ウンケー」☆基本の流れと手順
沖縄のお盆は旧暦の七月十三日から十五日までの三日間。全国的なお盆とは日程だけではなく、細やかな風習が違うことは、広く知られていますよね。2017年の沖縄のお盆は九月三日~五日までとなり、新暦とは大きくずれる年もあるのです。

 

この沖縄のお盆、初日はご先祖様を迎える「ウンケー」、二日目は三日間の真ん中として「ナカビ(中日)」、最終日をご先祖様をお見送りする「ウークイ」と言うのですが、それぞれの日にしきたりや決まり事に沿わなければなりません。

 

…とは言え、現代では緩やかな家庭も増えてきましたが、せっかく沖縄のお盆を経験するのですから、基本の風習を理解して、御願したいですよね。

 

そこで今回は、沖縄のお盆の初日となる、ご先祖様をお迎えする「ウンケー」の基本をお伝えします。

 


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沖縄のお盆の初日は「ウンケー」☆
基本の流れと手順

 

ウンケーの準備


ウンケーの日の朝は仏壇をキレイにして、これから始まる沖縄のお盆三日間のために、供え物や飾り物を整えてください。ちなみに仏壇はその素材から、掃除するにはからぶきがおすすめ。清められる意味合いもありスッキリします。

 

【 沖縄のお盆、基本のお供え 】

 

★ 沖縄のお盆での仏壇飾りは、中心の位牌やお線香を立てる香炉、お水以外は、ほとんどが両脇に対で飾られますので、それぞれ二つずつの準備を。

 

・ 沖縄のお盆に限らず、御願では欠かせないお供え物が、ウチャトウ(お茶)と供え花。お墓参りでもお仏壇でも、ウチャトゥと供え花、お酒とお水は並べるのが一般的。

 

さらにその他で、沖縄のお盆をはじめとする祝い事や行事、法要では、果物の盛り合わせを両脇に一対飾ってください。バナナの他りんごなど、できるだけ丸いものを選んで、上に盛り上げるのがコツ。

 

 

沖縄のお盆ならではの、お供え物


お仏壇に飾る(お供えする)ものは実はこれだけではありません。沖縄のお盆ならではのお供え物もいくつかあるので、押さえておくと安心。特にさとうきびが、沖縄のお盆の飾りで大きな役割を果たしているので、お伝えします。

 

【 沖縄のお盆ならではの、仏壇飾り 】

 

★ さとうきび(ウージ)は短く切ったら「七本」ずつ束ねて結び、もう一対、長いサトウキビを二本ずつ一対の四本準備。

 

・ さらに沖縄では一対の「ガンシナ」と言う、ドーナツ型のくば笠で作った敷物に乗せた、大きな果物を両脇に飾りますが、これはパイナップルなどがおすすめ。

 

ガンシナに乗せる果物は、もちろん前述した果物の盛り合わせとは別。お仏壇にはこのほかに、丸いぼんぼりも手前に並べるのが風習です。

 

また、さとうきび(ウージ)の長い棒を、お仏壇の両脇に飾る風習を不思議に思う方々も少なくありません。これはご先祖様が家まで歩く際に使う「杖」の役割として、飾られています。

 

 

ウンケーでご先祖様に出す食事


沖縄のお盆と言って最もイメージされるのが、重箱料理のウサンミですが、これは最終日のウークイで出されるお供え物。ウンケーでは「ウンケージューシー」と呼ばれる、沖縄の炊き込みご飯を供えてください。

 

【 沖縄のお盆、ウンケーの御膳料理 】

 

★ お膳を用意してその上に、「ウンケージューシー」と酢の物(ウサチ)を並べたら、手前にしょうがを三本並べ(しょうがは葉付きを選んでください。)ます。

 

・ そして仏壇側にはお箸となる「ソーローハーシ」を配してください。これで沖縄のお盆、ウンケーの夜のお食事が完成。

 

その他、白団子(白もち)をそれぞれ七個ずつならべた、「ダーグ(お盆ではウンケーダーグ)」もお出しするのが基本。このダーグはもち米が理想的ですが、近年では白玉粉で用意する家庭も多いです。

 

 

沖縄のお盆、ウンケーでの御願


以上のようなお仏壇飾りやお供え物の準備ができたら、ウンケーの御願。親族が揃ったら、ご仏壇前より先に門前へ…。

 

【 沖縄のお盆、門前での迎え方 】

 

★ ろうそくなどの二対の灯を玄関(門)の両脇へ置き、中央に沖縄のお線香「ヒラウコー」を二枚の「タヒラ」火を灯して並べ置いてください。

 

・ 家長を中心に門前へ向かって集まった親族で拝み、「本日(七月十三日)の盆のいり口、家族全員でご先祖様をおもてなしいたします。どうぞおいでください。」と言った内容の文言を唱えるのが、一連の儀式。

 

全国的なお盆では、提灯を持ってお墓まで出迎える地域もありますが、沖縄のお盆の場合は七夕でご報告しているので、門前で大丈夫。ただ沖縄の島々など、地域によってはお墓までお迎えすることもあるので、その際にはぜひ、周囲に合わせてみてください。

 

 

お仏壇へのウンケーの御願


前にお伝えした御膳料理は、ご先祖様が複数いる場合には二膳を準備。お仏壇に配膳したら、お仏壇前でのウークイの御願が始まります。門前で拝したヒラウコーは、そのまま置いていく地域もあれば、家中に持ち帰り香炉に立てる地域もありさまざま…。

 

【 沖縄のお盆、ウンケーの御願 】

 

★ お仏壇での御願でも、ヒラウコーは「タヒラ」の二枚。ただ、家長だけではなく、集まった人々がそれぞれ1/2ヒラ(それぞれ3本)を、香炉に供える手順があります。

 

・ ここで家長が沖縄のお盆を始めるための文言を唱えれば、ウンケーの御願は終了。集まった皆でご先祖様とともに、食事を楽しんでください。

 

 

いかがでしたでしょうか、沖縄のお盆はほとんどの家庭が最終日の「ウンケー」がメインと考えているため、初日のウークイの御願や準備も、思ったよりも覚えやすいのではないでしょうか。

 

サトウキビのお供え物なども最初は戸惑うかもしれませんが、本記事などでその意味合いを知ることで、「なるほどそうだったのか。」と納得すれば、早々忘れることもすくなくなるはず。

 

そしてこのお盆、初日は確かに旧暦七月十三日のウンケーなのですが、その前の旧暦七月七日には「七夕(タナバタ)」と呼ばれる、沖縄のお盆が近づいてきたことを、ご先祖様に知らせるための、お墓行事も…。

 

ひとつひとつは驚いたり、覚えにくく感じるかもしれませんが、こうして流れと意味合いを理解すると、自然と理解も進み体も付いてくるもの。せっかくの沖縄のお盆、参考にしながらぜひ楽しんでください。

 

まとめ

沖縄のお盆の初日、ウンケーの流れ

・基本のお供えはお酒・花・お茶・水の四点
・ウージは短い七本を束ねたものと、長いものを準備
・初日の御膳料理はウンケージューシー
・まず門前でヒラウコーを拝し、お出迎え
・仏壇でも、家族皆がヒラウコーを配して御願


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