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沖縄にも広がる永代供養墓。歴史から紐解く5つの特徴

沖縄にも広がる永代供養墓。歴史から紐解く5つの特徴

沖縄でも永代供養墓は広く知られるようになりましたよね。個人墓地が多い沖縄では、霊園で行う永代供養墓は遠い存在でもありました。
 
けれども全国的にも少子化が進み、本州の先祖代々墓も墓じまいが続いています。子ども世代は出身地から離れて暮らすことも多くなり、お墓を管理することが難しくなったことが大きいです。
 
そのため都心部では、より価格も安く身近に安置できる納骨堂などが注目されるようになりました。沖縄では2017年~2018年のユンヂチの年回りも重なって、この全国的な波が訪れています。
 
ただ、もともと沖縄の永代供養は、霊園自体がさほど身近ではありません。その歴史や知識を得ていないと、決断はしかねますよね。
 
そこで今回は、沖縄で永代供養墓を検討している方々が、より身近に感じるその歴史と、特徴をお伝えします。
 



 

沖縄にも広がる永代供養墓。
歴史から紐解く5つの特徴

 

永代供養と永代供養墓


まず最初に「永代供養」と「永代供養墓」の違いをお伝えしいます。
 

 
【 沖縄で広がる永代供養墓、永代供養との違い 】
 
① 永代供養 … 霊園の管理者が子どもや孫に代わって、永代に渡り管理や祭祀(供養)をしてくれる、と言うものです。
 
② 永代供養墓 … 永代供養のひとつの形としてお墓があり、継承者がいなくなった時、子どもや孫に代わって永代に渡り管理や祭祀(供養)を行ってくれます。
 

 

ちなみに永代供養は「供養」であり、一定年数が経つと合祀埋葬をして、他の遺骨とともに管理や供養を行う霊園が多く、(その長さは15年・33年・50年など様々。)「お墓がある=永代供養」ではありません
 

 

2017年に沖縄で永代供養が求められた理由


最近になって沖縄で注目される永代供養墓は、個人墓地の歴史が長かったことから、「墓じまい→永代供養墓」の選択を取る方が多いです。
 
2017年~2018年の2月頃までは、数年に一回の「ユンヂチ」の年回りもあり、沖縄で永代供養墓への改葬が目立った年となりました。
 

 
【 沖縄で永代供養墓が増えた2017年 】
 
★ 沖縄では、日ごろはお墓を建てたり改葬するなどを行うには、日取りを気にしなければなりません。
 
・ 「ユンヂチ」は「日無し」と言われ、神様の目が届かない年回りとして、日取りを気にせずお墓事がしやすいのです。
 

 

沖縄で門中墓を永代供養を検討するなら


2017年に沖縄で永代供養墓が急激に増加したように、現在沖縄ではお墓の継承問題が深刻になりつつあります。けれども同じ永代供養でも、納骨堂や集合墓には抵抗がある方々が多くいます。
 
ちなみに納骨堂や集合墓は、小さなお墓がロッカーのように並べられた永代供養の形がほとんどです。
 

 
【 沖縄で今求められる永代供養墓 】
 
★ 沖縄では永代供養墓の必要性は理解していても、霊園でお墓を建てることにやっと納得できた…くらいの方が、シニア世代を中心に多くいます。
 
・ そう考えると、沖縄で親族が納得してもらいながら、現在の門中墓などの継承問題を解消しようと思った時に、最も適した方法が永代供養墓なのです。
 

 

もともと沖縄のお墓は大きいものが多いので、それが集合墓ほど小さくなってしまうと、「ご先祖様を無下に扱って申し訳ない…。」と捉える方々も少なくありません。
 
墓石を持つきちんとしたお墓を建てながら、もしも継承できない状況になったら霊園が子や孫に代わって永代供養をしてくれる方法だと助かるのではないでしょうか。

 

現代に通じる永代供養墓の始まり


 
実は現在沖縄で起きている「永代供養」への抵抗は、ひと昔前にも本州では起きていました。同じように「ご先祖様に申し訳ない」と言うシニア世代の方々が、全国的にもいました。
 
最初に現在のような永代供養が登場したのは、1985年です。滋賀にある比叡山延暦寺大霊園で「久遠墓地」が登場しました。その後もいくつかの霊園で永代供養が登場しましたが、本格化したのは2000年です。

 

 
【 永代供養の歴史 】
 
★ 1999年の墓埋法の改正により、無縁仏の墓じまいや撤去が格段に楽になりました。行政の本格的な介入が始まり、公営墓地には合祀式墓所があちこちに登場しています。
 

・ ただ、この時期には無縁仏を撤去した遺骨を合祀埋葬する「無縁塔」に近いタイプの合祀による永代供養が多かったことや、永代供養のシステムがまだ曖昧だったため、一般的にはあまり良いイメージはありませんでした。
 

 
現在の沖縄の永代供養に対する感覚と同じく、「やむおえない場合に選択するもの。」「最終手段」としての永代供養、と言う認識をもつ一般の方々も多かったのです。

 

沖縄で永代供養墓を建てるには


この永代供養が最終手段と思う理由には、その墓所の簡素さから、見た目にも納得できないものが多かったことがありました。けれども現在では、立派なお墓にも永代供養が付加されています。
 
昔はただの安置場所だった納骨堂でさえも、立派な永代供養の施設となり、拝む場所としての機能を充分に果たすようになりました。
 

 
【 沖縄にある永代供養墓 】
 
★ つまり、ひと昔前のイメージである「合祀塔」ではなく、予算に合わせてあらゆるタイプの永代供養を選ぶことができる時代になったのです。
 

 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で永代供養墓を検討している方々へ向け、「永代供養とは何か」が分かるよう、歴史的流れを織り交ぜながらお伝えしました。
 
今でもひと昔前の「合祀塔=永代供養」と考える方々は少なくありません。けれども現在では、それは永代供養のひとつの形に過ぎず、霊園によっては全てのお墓に永代供養を付けているほどなのです。
 
沖縄では永代供養墓以前に、霊園への抵抗を持つ方もいるかもしれません。霊園でも墓地スペースはさまざまな大きさから選ぶことができますが、やはり個人墓地ほど大きなお墓は難しいことが多くなります。
 
現在の沖縄の永代供養墓の傾向では、霊園の墓地スペースに見合った大きさの琉球墓の需要が高いです。
 
この一般的なお墓に永代供養を付けて、後々の継承問題に対応できるよう、個人墓地からの改葬をした方々が多く見られました。多様化した現代では、沖縄でも理想の永代供養墓を見付けられることは多いです。
 
ぜひこの機会に、検討してみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

沖縄で広がる永代供養墓

・永代供養墓は永代供養を付加したお墓
・2017年はユンユンヂチにより永代供養墓が増えた
・納骨堂や集合墓は抵抗のある親族もいる
・1999年の墓埋法の改正で、永代供養が広がった
・予算に合わせた永代供養の形を選ぶ

 



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