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納骨のさまざまなプラン。悲しみを乗り越える5つの方法

納骨のさまざまなプラン。悲しみを乗り越える5つの方法
納骨を行ってしまうと、遺族にとっては少し寂しさを感じることも多いですよね。それだけに、期限が決められていない納骨は、昔と違いより自由なタイミングで行われることが多くなりました。

 

昔ながらの流れでは、沖縄であれば告別式当日に、全国的にも四十九日を目処に、法要とともに納骨式まで行ってしまう流れが一般的。ただし宗旨宗派に囚われない方々が増えてきたなかで、納骨そのものまで、さまざまなケースが見られるようになったのです。

 

そんな今の時代、さまざまな価値観があるなかでの納骨、少しでも心が和らぐ方法を選択したいですよね。そこで今回は現在の新しい納骨への考え方やプランを、いくつかお伝えします。

 

今回の納骨以外のプランの数々に、驚く方もいるかもしれません。

 



 

納骨のさまざまなプラン。悲しみを乗り越える5つの方法

 

納骨の時期は、自分で決める


ひと昔前であれば、なかなか納骨を終えずに手元に遺骨を置いておくと、親族や周囲の目が気になったもの…。新しいお墓を建てるなどの理由で、多少ずれることはあっても、少なくても一年忌(一周忌)には納骨式まで終わらせる方がほとんどでした。

 

【 現在の、納骨のタイミング 】

 

■ しかし本来の納骨のタイミングは、実はきちんと決められた「期限」はありません。そのため、自分達が納得できるまで、自宅で供養する方が増えています。

 

・ 遺骨をそのまま、仏壇脇に供える方もいますし、最近ではこのようなニーズが増えているため、「手元葬」と呼ばれる新しい葬送プランも見られるようになりました。

 

近年では寺院墓地ではなく、宗旨宗派の括りがない民間霊園でお墓を建てる方も増え、菩提寺への気遣いが少なくなったことも、一因と言われています。

 

 

住まいの近くに安置する、納骨堂


「それでも多分、三年五年くらいのスパンで、納骨はしないだろう…。」と考えているならば、骨壷を納める納骨堂に遺骨を安置するのも、ひとつの方法。最近では納骨堂もお墓のひとつとして需要が高まっているのです。

 

【 納骨堂で遺骨を安置 】

 

■ ロッカーのような形状の施設も多いのですが、それぞれのスペースに仏壇や小さなお墓が置かれ、お墓参りや法要も可能。

 

・ 都心部に近く、住まい近郊で安置できるので、仕事帰りやふと思い立った時に、いつでも故人に会いに行ける気軽さも、選ばれる理由のひとつではないでしょうか。

 

「納骨堂だと、読経が伴う一周忌(一年忌)などの法要は難しいのでは…。」と考える方もいるのですが、多くの施設で予約をすれば、読経供養もできるので、扱いはほぼお墓と変わりはありません。

 

 

「手元葬」と言う葬送方法


なかなか納骨ができないのなら、いっそ「手元葬」を選択してしまうのもひとつの方法。最初の項で少し触れましたが、遺骨をそのまま置くのも手元葬です。ただ、それだけでは何だかスッキリしない方のために、手元葬プランが見受けられます。

 

【 手元葬を選択する 】

 

■ 骨壷をおしゃれなものや荘厳なものにして、自宅で供養をするための仏壇に変える方法や、粉骨をして小さくするケースまであるのです。

 

・ さらにはご夫婦などで「いつも一緒にいたい。」と考えている方のために、遺骨を粉骨してダイヤモンドに加工したり、指輪に加工する…、などのプランも。

 

遺骨を粉骨するサービスは、近年多く見つけることができますが、指輪やダイヤモンドの他にも、小さな観音像などにして手元に置く方法も見つけることができます。

 

 

「分骨」と言う方法


このようにお墓に納骨する以外にも、いくつかの方法がありますが、どうしても親族や周囲の目も気になるのも仕方のないこと…。そんな場合には、遺骨の一部をお墓に納骨して、一部を手元供養するなどの方法も検討してみてはいかがでしょうか。

 

【 分骨と言う選択肢 】

 

■ 葬儀の際に分骨が決まっているのなら、火葬時に分骨するための骨壷を準備して、予め「分骨証明書」をもらっておくのが、最もスムーズな手続き方法。

 

・ 手元葬の場合には自宅で供養するので、基本的には分骨証明書は必要ありませんが、お墓などに埋葬する時にはこの証明書は不可欠。

 

必要な時に再発行もできなくはないのですが、火葬日や死亡年月日も必要になってきたりと、子や孫の代になると複雑になってくることも多いので、やはり分骨証明書は準備していると安心です。

 

 

分骨をするなら、思い出の地へ


「分骨」と言う方法を取るからこそ出来る、近年希望の多い葬送プランに散骨があります。故人の愛した土地や山、思い出の海へ、粉骨した遺骨を散骨する葬送方法。

 

【 納骨ではなく、散骨 】

 

■ 数年に一度、海へ旅行に来ていた夫婦の例では、亡くなった奥様の遺骨を分骨して、一部を手元葬、一部を粉骨して思い出の海へ散骨したケースがあります。

 

・ お願いした業者では、散骨証明書としてプレートも用意され、海近くの石碑に名前も刻印できたため、毎年思い出の地として、散骨場所へ訪れるとのことでした。

 

 

いかがでしたでしょうか、ひと昔前なら、なかなか受け入れられない考え方かもしれませんが、それでも、より多くの選択肢を持つことで、より楽に自然な形で、悲しみから抜け出せることは、確かにあります。

 

目の前の悲しみに寄り添った方法で、時間を掛けて癒しを求める方にとっては、良い選択肢があったかもしれません。このような納骨のプランだけではなく、葬儀スタイルなども現代ではさまざま。遺族が納得できるよう、自由に選べる時代になりました。

 

一方、仏教の教えとしては四十九日で故人の魂はあの世へ行き、百か日で遺族の悲しみが癒えてくる…、と言われています。仏教の教えに倣い、昔ながらの納骨方法を選ぶのも、またひとつの選択肢。

 

多くのプランを知り自分で選択することこそが、悲しみを乗り越えるためには、必要なのかもしれません。

 

まとめ

納骨に変わる、さまざまなプランとは

・実は納骨には、決まった期限はない
・気軽に立ち寄れる納骨堂に安置する
・自宅で供養する、手元葬の選択
・分骨を行い、バランスを取る
・思い出の地へ散骨するセレモニー

 



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