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相続「家は大丈夫」は間違え!トラブル増加5つの理由

相続「家は大丈夫」は間違え!トラブル増加5つの理由
相続は現在、どのような家庭でもトラブルになり得る、と考えて対策をしたいところ。自分が生きている時には、朗らかで仲の良い兄弟が、自分の死後、遺産相続をきっかけに絆が途絶えてしまうのは、親なら避けたいですよね。

 

ご自身が相続する立場だったとしても、やはり今まで仲の良かった兄弟と、たわいもないことでトラブルに発展するのは本位ではないはず。

 

「家の子ども達は、思いやりのある子だから大丈夫!」などの意見もありますが、思いやりがある、気のおけない兄弟だからこそ、遺産相続をきっかけに相手への不信を募らせたりすることもあります。

 

遺産相続による子ども達のトラブルは、親の責任でもあります。家族なら誰しも、円満に助け合いたいですよね。そこで今回は、無用なトラブルを避けるために知りたい、現代のトラブルの傾向をお伝えします。

 



 

相続「家は大丈夫」は間違え!
トラブル増加5つの理由

 

少額の相続でのトラブルが増加!


ひと昔前のドラマのような遺産相続を想像すると、「家は両親の財産も少ないし、兄弟も仲良いから、相続トラブルなんてありえない!」と考える方々も多いですよね。けれども実は、最近の遺産相続でのトラブルはごく少額のものばかり

 

【 近年の遺産相続トラブルの傾向 】

★ 「お金持ちの問題」ではなく、今では格差社会が広がったことも原因です。相続で不動産を得て、暮らしを楽に…。」と考えるパターンも増えました。

 

そのためか、特に動産(預貯金や債権など)はほとんどなく、一戸建てのマイホームなど、不動産がひとつ…、と言う相続でのトラブルも頻発しています。不動産は権利上の分配通りには、分割できないのが、難しいところでもあるのです。

 

 

相続人それぞれがトラブル回避を心がける


相続トラブルと言うと、単純に金銭を取り合うイメージがありますが、仲が良い兄弟でも十分にもめごとに発展する可能性はあるのです。その時に多いのが、感情的な原因によるトラブル。「兄弟だからこそ」不満が生じるパターンです。

 

【 相続人それぞれの、トラブル回避への配慮 】

★ 相続手続きを任された立場、つまり、兄弟に相続手続きのための書類などを依頼する立場にあるならば、現在知り得る財産の状況を、包み隠さず話すことが大切です。

 

単純に考えて、事情が分からないものに印を押すことは、日常生活で避けるべきこと…。兄弟だからと言って「相続放棄の書類を送るから、印を押して」などと言われても、納得できないのは、よく考えればわかることです。

 

 

兄弟だからこそ、起こる不信感


前項でお伝えしたようなお願いの仕方は、普通他人同士ではまずあり得ないこと。相続手続きをする立場、仮に長兄は、弟だからこそ気にせずお願いすることが多々あります。

 

【 財産の状況とともに、自分の考えもそのまま伝える 】

★ また、不動産が絡む場合、法廷の規定通り、若しくは兄弟全く均等に相続をすることが難しくなるケースがほとんど。一戸建ての相続で売却せずに残したければ、当然等分はできませんよね。

 

・ 一戸建てを相続する立場では「自分が多すぎる」と引け目を感じるあまりに、率直に自分の考えを伝えない…、なんてことも、他の兄弟にとっては不信感の原因になります。

 

「今、家族が住んでいるから、この家は自分達が相続したい。その代わり○○には預貯金を渡したい。(若しくは○○円を支払いたい。)」など、何度も言うようですが、包み隠さず話すと、不信感はなくなるはずです。

 

 

同居世帯と兄弟との、相続トラブル


こちらは共同購入した、一戸建ての相続を巡るトラブル事例です。亡くなった親と子ども世帯が同居をしていた場合、もちろん現在住んでいる一戸建ての名義が子どもにあれば問題はありません。ただ、時に「共有名義」である場合があるのです。

 

【 共有名義の一戸建てを巡ってのトラブル 】

★ 同居をしていた不動産が、親世帯と子世帯の共有名義であった場合には、他の相続者はこの不動産の一部を相続する権利が発生します。

 

・ 仲の良い兄弟などであれば、大きな問題に発展することもないケースが多いのですが、この権利を他の兄弟から主張された場合、同居していたこの家族は、住んでいた家を売却して均等に分配しなければなりません。

 

生前に親と同居してきた家族にとってみれば、「介護をしてきたのに…。」などの苦労を考えると「納得できない!」と承諾できないことも。そうなると、調停まで発展することもあります。

 

 

事前に戸籍を整理する


このように多くの相続トラブルは、ある程度想定できる範疇でのものなのですが、時には「思いがけない」相続トラブルも見受けられます。その多くは戸籍の整理により知ることになるトラブル。

 

【 戸籍を整理して知るトラブル 】

★ 親の死後、戸籍を整理していたところ、自分達兄弟以外にも子どもがいたことが発覚する事例があるのです。

 

・ この場合、戸籍に子どもとして登録されている以上、何十年会っていないとしても、その子どもには相続権が生じます。

 

この事例が特に多いパターンが、離婚や再婚経験のある両親です。以前の奥さんとの間の子どもの存在を、戸籍整理によって知るパターンがあり、この場合には、相続権の主張に応じなければなりません。

 

 

いかがでしたでしょうか、いくら財産を持たないとは言え、多くの方々がマイホームを建てていたり、共同名義によって二世帯住宅を建てているなどの事例も少なくありません。

 

なかなか元気なうちから想像することは、抵抗がある方々も多いのですが、まだ検討の余地のある生前だからこそ、事前にあらゆるケースを想定して、対策を立てることは、残された愛する人々を守ることにも繋がります。

 

特にトラブル回避のために対策を練りたいのは、離婚や再婚をした場合。自分や相手、それぞれに子連れ結婚した場合などは、改めて確認したいところ。

 

実際には仲良く肩を寄せ合って暮らしていても、死後に戸籍を整理したら、子どもとして入っていなかった!なんて事例もありますので、今一度、戸籍を取り寄せて確認するのも、ひとつの対策です。

 

 

まとめ

現代の相続トラブルの傾向とは

・現在はマイホームのみ、など、少額トラブルが多い
・財産の開示がない故の、不信感によるトラブルが多い
・不動産は均等に分配することが難しい
・共同名義で建てた二世帯住宅でのトラブルもある
・戸籍上の不備による、思いがけないトラブルもある



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