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沖縄でも増えた納骨堂。納骨式で行う拝みとグイス

沖縄でも増えた納骨堂。納骨式で行う拝みとグイス
沖縄でも納骨堂へ遺骨を収蔵する家が増えましたよね。

 

今沖縄では門中墓から独立するなど、個人がお墓を建てる機会が増え、予算的にも将来的にも最善の方法として、沖縄でも納骨堂がじわじわと広がってきた経緯があります。

 

…けれども沖縄では納骨式でも拝みがあるため、「どうすれば…。」と戸惑う方も増えていますよね。

 

そこで今日は、沖縄の納骨堂での納骨式での、拝み方・グイス(祝詞)をお伝えします。

 


遺骨・位牌の年間預り


 

沖縄でも増えた納骨堂。
納骨式で行う拝みとグイス

 

今、沖縄で納骨堂が注目される理由


全国的には東京や大阪などの都心部を中心に、「気軽にお参りできるお墓」として浸透してきた納骨堂ですが、沖縄では抵抗を感じる方もいました。

 

それは沖縄ならではの納骨やお墓に関する、さまざまな独自の慣習も影響していたのではないでしょうか。

 

【 沖縄で納骨堂が広がってきた理由 】

 

★ 沖縄で納骨堂を避けてきた理由

 

① 大きなお墓を持つ沖縄では、納骨堂の狭いスペースに抵抗がある。(後生の住処として、大きなお墓が良いと考えられてきたため。)

 

② 本州の都心部では、「気軽にお墓参りに行ける」点がメリットでしたが、沖縄では、そもそも頻繁にお墓参りに行かないため。

 

★ 沖縄で納骨堂が広がってきた理由

 

① 本州へ移住する若い世代が増え、離れていても管理がしやすい納骨堂を選んだため。

 

② 門中墓からの独立が増え、個人でお墓を建てるには費用が掛かるが、納骨堂なら安く抑えられるため。

 

③ 個人墓地の沖縄で継承問題が続き、後々の無縁仏化が懸念されたため。(納骨堂は無縁仏になる心配がありません。)

 

…などなどの結果が出ました。また、風葬の歴史がある沖縄では、火葬しても遺骨を自宅に持ち帰ることを、あまり良しとしない方もいます。

 

そのため、入るお墓がない遺骨に対しては、自宅に持ち帰らずに一時期的に納骨堂へ預ける慣習はありました。(ただ、あくまでも一時期的なものでした。)

 

 

沖縄の納骨堂、納骨式のお供え物


沖縄の納骨堂であれば、お墓での納骨式と同じお供え物ができる施設が多いです。

 

【 沖縄の納骨堂、納骨式のお供え物 】

 

①シルカビ・ウチカビ … 

 

「納骨堂ならシルカビはいらないのでは?」との声もありますが、納骨堂にもそこを守る神様がいるので、こちらに拝みを捧げます。

 

ジューバク(重箱)料理のウサンミ(御三味) …

 

法事用の重箱料理のウサンミ(御三味)をチュクン(お餅重二段、おかず重二段の合計四段)を準備してください。

 

基本のお供え物セット …

 

ミジトゥ(水)・ウチャトゥ(お茶)・お酒・供え花、が基本のお供え物です。

 

果物の盛り合わせ …

 

バナナ・りんご・みかんは定番のお供え物ですが、ドラゴンフルーツなども見かけます。丸い黒盆に盛り合わせる方法が多いです。

 

ヒラウコー …

 

当たり前ですが、沖縄線香のヒラウコー、もしくは日本線香を準備してください。

 

また、お墓ではないのでウチカビを焚くジンクラ(銭倉)はありません。ウチカビを焚く火箸と金属ボウル「カビバーチ」も持って行くことをおすすめします。

 

 

納骨堂の神様へ拝む


沖縄の納骨堂にも、それぞれに神様が鎮座しています。大きなお釈迦様であったり…、神様の種類やその姿はさまざまです。

 

お墓のヒジャイガミ様と同じ役割ですので、まずはここへ拝んでください。

 

【 沖縄の納骨堂、神様への拝み 】

 

①ヒラウコーはタヒラ(二枚=日本線香十二本)、シルカビの上に乗せて供え、お酒も供える。

 

グイス(祝詞)を唱える。

 

「ウートゥートゥー ○○ヌ ウカミガナシー、☆☆ガ ユーアムイ カキヤビンティ、

 

(あな尊き○○の神様、☆☆が亡くなったので、)

 

チューカラ クマヌ △△ヌ ヌークツドゥー ウトゥーティ、スワ ナイルクトゥンカイ ナインビタン、

 

(今日からはここの△△の納骨堂に入って、お世話になりますので、)

 

○○ドゥーリン、☆☆ヌ ウマムイジュラスァー ウガクグジュラスァー アラティ ウタビミスーリー、ウートゥートゥー。

 

(○○様、どうか☆☆をお守りくださり、守護くださいますように…、あなかしこ。)」

 

…終わったらシルカビを焚いて、燃え尽きた頃にお供えしていたお酒を掛けます。

 

 

個人の納骨スペースで拝む


沖縄の納骨式では、納骨堂の神様への拝みの後、個人の納骨スペースへ移ってください。

 

ここでお供え物をして、再び故人へ語り掛けるように拝みを捧げます。お供え物は重箱の他、水・お茶・お酒・供え花、ウチカビです。

 

【 沖縄の納骨堂、故人への拝み 】

 

①こちらもヒラウコーはタヒラ(二枚=日本線香十二本)、集まった他の家族は半ヒラ(半分に割る=日本線香三本)、拝します。

 

グイス(祝詞)を唱える。

 

「ウートゥートゥー ○○サン、チューカラ クマン△△ウトゥーティー、スワニ ナイルクトゥンカイ ナインビタン、

 

(あな尊き○○さん、今日からこの△△でお世話になりますので、)

 

イルイル チガカイナクトゥ アランビディー ウムヤビィースガ、

 

(いろいろ気掛かりなこともあるかと思いますが、)

 

ククルヤスラカニ イーティティジュラスァー ウタビミスーチー、グソー グクラクオージョーしウタビミスーリー。

 

(心安らかに 落ち着いてくださり、後生(あの世)では、極楽往生させてください。)」

 

…以上、拝みを終えたらウチカビを燃やし、お供え物からおかずを取り出して差し出し(ウハチ=お初)、片付けです。詳しくは事項でお伝えします。

 

 

個人の納骨スペース、拝みの後


拝みを終えたら個人の納骨スペースで、後生(あの世)で故人が使うお金である「ウチカビ(打ち紙)」を焚きます。

 

【 沖縄の納骨堂、拝みの後 】

 

①ウチカビはカビバーチ(金属ボウルに網を張ったもの)で焚いて、燃え尽きた頃にお茶や水などのお供え物を掛けてください。

 

②続いて重箱料理からおかずを取り出してひっくり返し、重箱の上に重ねます。(これをウハチ(お初)と言います。)

 

…ウハチを出す時には、「ウハチディービル(お初です)。」とお伝えしながら出してください。…以上です。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄の納骨堂での納骨式、その拝み方やグイスをお伝えしました。

 

個人墓地に建てる大きなお墓が、沖縄のお墓の特徴でしたが、門中から独立する方々も増えてきた昨今、昔のようにお金を出し合って、お墓にお金を掛けることが難しいケースも多いです。

 

このような時に助かるのが沖縄の納骨堂ですが、昔ながらの慣習に倣うと、供養の仕方に戸惑うこともありますよね。

 

そんな時にはぜひ、こちらを参考に進めてみてはいかがでしょうか。また供えたお水やお酒などは納骨堂で使い切り、持ち帰らないようにしてください。

 

 

 

まとめ

沖縄で行う、納骨堂での拝み方

・予算などの関係で納骨堂の需要も増えた
・重箱料理、果物、水やお酒などを供える
・シルカビとヒラウコーで神様へ拝む
・重箱を供えて故人へ拝む
・ウチカビを焚く
・ウハチ(お初のおかず)を差し出す
・お茶やお水はその場で使い切る


永代供養特集


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